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最終更新日 2026年5月28日 12:37

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右脳と左脳を行き交う思考の仕方―イメージを具現化させることで生まれる幸福―

2019.05.05 00:02 更新

2019.05.05 取材

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北村ゆうゆう 北村有 書評

"ド素人”ではなくなったので、「旅する書評家がおすすめ!Fire HD8タブレット完全ド素人レビュー 」改題。世の中はゴールデンウィーク。そんな中、タブレットを片手に、北村さんは今日もどこかで読書を楽しんでいます。

私たちが1日に見たり聞いたりする情報は、江戸時代に生きていた人が一生のうちに得る情報に相当するのだといいます。インターネットの台頭により、情報量はどんどん増えていくばかり。それでも、私たち人類の情報処理能力が増えたわけではありません。

テレビ、ラジオ、インターネット、SNS。巧妙にスキマ時間を奪うこれらのツールに「使われる」のではなく「使う」意識を持つことは、とても難しくなってきていますよね。
だからこそ、自分に必要な情報を取捨選択し、要るものだけに的を絞ったほうが良いという説も提唱されつつあります。

そんな中、「直感と論理をつなぐ思考法」という、少し難しそうなタイトルの本を手に取りました。こちらの本では、いかに言語に頼りきることなく、イメージで情報をとらえ処理するか、そして想像力や発想力を積極的に鍛えることで、最終的には「自分の欲望に気づくトレーニング」に代えることができるのだと書かれています。

私たちは、言語感覚に頼りすぎているのかもしれない。自身が右脳派なのか左脳派なのか、ぜひ考えながら読み進めてみてください。

言葉と同じくらいに大切な「イメージ」

申し遅れました。鎌倉への滞在も残り1週間をきり、早くも名残惜しくなっている、旅する書評家・北村と申します。こちらの記事が公開される前後、私は札幌にいるかもしれません。

旅の間、常に活字に触れているために欠かせない存在となっていたFireHDタブレット。すぐに読みたいビジネス書や、サクッと読める漫画をダウンロードしたりして、ここ数週間も大活躍してくれていました。

本が好きで、読書が好きで、片時も本や活字から離れたくないとまで思ってしまう私。それでも、常に数冊の本を抱えて移動するとなると、相当な労力を要してしまいます。こちらのレポート連載記事では再三にわたって書いておりますが、移動中も読書をしたい方にはぜひおすすめしたいツールです。

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さて、言葉や文章と同じくらいに、映像や絵などの「イメージ」も、とても大切なものだと改めて語られているのが本書。お堅めのタイトルに腰が引けてしまいますが、中を読んでみると思った以上にとっつきやすい文章で、ホッとさせてくれます。

現代人は、言葉を操る言語感覚には比較的優れているそうですが、空間や色彩、それらから導き出されるイメージを処理する能力は、人によって相当なバラつきがあるそうなんです。
あえて、そこの差を埋めるトレーニングを日々しておくことで、柔軟な発想力や想像力が鍛えられるのだと書かれています。

何を隠そう、私も決して絵心があるわけではなく、絵や図で何かを表現するのは大層苦手です。そんな方たちにも取り組みやすいようなトレーニング方法も紹介されているので、まずは半信半疑でも、興味のあるものから取り組んでみるといいかもな、と感じました。

欲望を表現することで、私たちは幸せになれる

そもそも、なぜ頭の中のイメージを具現化するトレーニングが必要なのか?
それは、私たち人類が、どんどん下手になってきているからです。自分の本当の欲望を表に出すことが、「こうしたい!」「ああしたい!」を口にすることが、溢れ出る理想をアウトプットすることが。

そもそも自分の好きなことややりたいことって、何だろう?メガネが曇ってしまっているみたいに、見えなくなってしまっている場合も多いですよね。本書の中では、それは「自分モード」ではなく「他人モード」で生き過ぎているからだ、と書かれています。

自分のやりたいこと、すぐに言えますか?
自分の好きなこと、すぐに言えますか?

少し前のことですが、知り合いに「休みの日は何をしているんですか?」と質問したところ、「テレビを見たり、雑誌を見たりかな……」という答えが返ってきました。テレビを見ることや雑誌を見ることが悪いわけではありません。私が気になったのは語尾。「かな……」と断定できない口調がなんとも引っかかって、その後も会話が弾みませんでした。

自分の時間を自由に使える休日は、出勤しなければならない日とは違い、自分の裁量でいくらでもカスタマイズできます。好きなこと・やりたいこと・仕事がある日はなかなか時間を割けないようなことに、いつもより時間を投入できる日。
 そんなタイミングに、自分の欲望を発揮する対象がないという事実は、なんとも乾いていて寂しく感じてしまいます。

欲望を表現し、自分の中のイメージを具現化できるようになるだけで、人生はどんどん変わっていくはずです。もしかしたら、そんなキラキラしたものたちが本業になってしまうかも。そう考えただけで、わくわくしませんか?

「直感と論理をつなぐ思考法」には、日々簡単にできるトレーニングも多数紹介されています。私もさっそくはじめました。皆さんも一緒に想像力を鍛えましょう。

yuyu_320x240 北村有(きたむら・ゆう)
国内一人旅と読書が趣味なフリーライター・旅する書評家。
ブログ:https://kitayu.net
Twitter:https://twitter.com/yuu_uu_

北村さんが読んだ本

「直感と論理をつなぐ思考法」
佐宗 邦威 (著)
ダイヤモンド社 (2019/3/7)
税込1,555円 (Kindle版)

文: フリーライター・旅する書評家 北村 有

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