2026.07.12 08:00 更新
2026.07.12 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)は2026年7月11日(土)、東京・ 秋葉原にて「Thermal Camp 2026」を開催した。会場となった「LIFORK 秋葉原 II」(〒101-0021 東京都千代田区外神田3-13-2)には、最新PCケースや電源ユニットなどの新製品展示に加え、来場者参加型企画も実施され、会場は多くの自作PCユーザーで賑わった。
|
「自作PCの文化祭」をテーマに掲げた同イベントでは、新製品展示に加え、モリケン氏とオリオスペック 松澤店長をゲストに迎えたトークセッションを開催。レトロデザインPCケース「Retro」シリーズを題材に、自作PCの楽しみ方やケース選びについて語り合うなど、自作PCファン同士が交流を深められる場となっていた。
|
また、COMPUTEX 2026で披露された新製品を中心に、今後発売予定のモデルも多数展示。歴代のThermaltake製PCケースを一堂に集めた特別展示も用意されるなど、ブランドの歩みを振り返る企画も来場者の注目を集めていた。以下、会場で見つけた注目製品をピックアップして紹介する。
|
会場で一番の注目を集めていたのが、COMPUTEX 2026で発表されたデュアルシステム対応PCケース「CAPO X」の実機が展示されていた。国内では第3四半期の発売を予定しており、多くの来場者が足を止めて内部構造を確認していた。
|
最大の特徴は、1台のケース内に2枚のMicroATX規格マザーボードを搭載できる独自レイアウト。ゲーム用と配信用、メインPCとAI処理用など、用途の異なる2台を1つの本体へ集約できる。各システムは電源やI/Oも独立しており、完全に別々のPCとして運用できる設計だ。
|
展示機はホワイトモデルで、フロントから左サイドへ回り込む曲面強化ガラスを採用。上下2段に配置されたシステムを一望できるインパクトのあるデザインとなっていた。また、最大13基の120mmファンや420mmラジエーター、全長420mmまでの大型グラフィックスカードに対応するなど、ハイエンド構成を前提とした高い拡張性もアピールしていた。
|
|
展示機の構成は、上段にAMD Ryzen 9 9950X3DとASRock Radeon RX 7600 Steel Legend、下段にはIntel Core i5-13600KとSAPPHIRE NITRO+ Radeon RX 9070 XTを搭載。異なるプラットフォームを1台のケースへ収めたデモは、「2台分のPC環境を省スペース化する」というCAPO Xのコンセプトを分かりやすく示していた。
|
会場には、イベント前日に発売されたレトロデザインのPCケース「Retro 360 TG」と「Retro 260 TG」も展示。その内部には、同じくレトロテイストで統一されたオールインワン型CPU水冷クーラー「Retro 240 Ultra ARGB Sync」が組み込まれていた。
|
ウォーターブロック部には、1990年代の小型CRTモニターを彷彿とさせるディスプレイを搭載。システム情報のほか、GIFアニメーションなども表示でき、レトロな外観と現代的なカスタマイズ性を融合したユニークなデザインに仕上げられている。
|
「Retro 240 Ultra ARGB Sync」は日本市場への投入も予定されているが、発売時期や価格については現時点で未定としている。
|
電源ケーブルを着脱できる独自構造を採用したATX電源ユニット「Dockpower FI」シリーズのホワイトモデルも展示された。モジュラーコネクタ部分が“ドックモジュール”として本体から分離する、独自の「Docking Power Architecture」を採用するのが特徴。PCケースへ電源ユニットを組み込んだ後でも、電源ケーブルの着脱やメンテナンスを容易に行えるため、ケース背面のスペースが限られる設置環境でも扱いやすい設計となっている。
|
展示機は実際に手に取って試せるようになっており、来場者はACコネクタ部の着脱機構やロック機構を確認しながら、その使い勝手を体験していた。写真や動画では伝わりにくいギミックだけに、実際に操作できる展示は多くの来場者の関心を集めていた。
|
日本市場への投入も予定されているが、発売時期や価格については現時点で未定。容量ラインナップは750W/850W/1000W/1200Wの4モデルが用意される。
|
|
会場には、Thermaltakeの歴代PCケースを一堂に集めた特別展示コーナーも設けられ、2014年から2026年までに発売された代表的なモデルが年代順に並べられていた。
|
|
キューブ型ケースの定番として人気を集めた「Core V1」をはじめ、現在もロングセラーモデルとして販売が続く「Versa H26」、Thermaltake創立20周年を記念して企画されたフラッグシップケース「Level 20」など、ブランドの歩みを象徴する製品が勢ぞろい。
|
発売当時を知るユーザーにとっては懐かしく、近年Thermaltake製品に触れた来場者にとっては、その進化の歴史を振り返ることができる展示となっていた。
|
文: 編集部 Tawashi
Thermaltake: https://jp.thermaltake.com/
株式会社アスク: https://www.ask-corp.jp/
