2026.06.04 01:00 更新
2026.06.04 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)のブースでひときわ異彩を放っていたのが、デュアルシステム構造を採用したMicroATX対応PCケース「CAPO X」だ。
最大の特徴は、1台のケース内に2枚のMicroATX規格マザーボードを搭載できること。くわえて前面から左サイドへと回り込む大型の曲面強化ガラスを採用したピラーレスデザインにより、2つのシステムをパノラマビューで楽しめる。各システムはI/Oポートや電源ユニットも独立しており、実質的に2台のPCを1つの筐体へ収める構造となっている。
メーカーが特にアピールしていたのはAI用途だ。生成AIや推論処理などのワークロードは長時間におよぶケースも多いが、「CAPO X」ならAI処理専用システムを動作させながら、もう一方のシステムで日常作業やクリエイティブワークを進めることができる。
また、ゲーム配信環境にも適しており、ゲームプレイ用PCと配信用PCを分離することで負荷を分散できるという。このほか、家族や兄弟でそれぞれのシステムを利用するといった使い方も想定されているとのことだ。
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| シームレスな大型強化ガラスの取り扱いには注意が必要? 左右に並んで一緒にゲームができる仲良しPCケースという側面を持ち合わせる |
2台のシステムを収めるケースだけに冷却性能が気になるところだが、メーカーによれば社内検証では一般的なピラーレスケースと比較して特別不利になるような結果は確認されていないという。そして冷却面ではデュアル360mmラジエーターに対応するほか、最大13基の120mmファンを搭載可能。大型システムを収めながらも十分なエアフローを確保できる設計としている。
会場で実機を見た印象としては、大型の曲面ガラスパネルによる圧倒的な存在感が魅力的だった一方、そのサイズゆえに組み立てやメンテナンス時の取り扱いには気を遣いそうだ。それでも、近年拡大するローカルAI需要を背景に登場した新しい提案として、来場者の注目を集めていた。
文: 編集部 松枝 清顕/取材:池西 樹/撮影:pepe
Thermaltake Technology: https://jp.thermaltake.com/
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