エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1674
2026.07.02 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
市場には数え切れないほどのピラーレスデザインPCケースが存在する。筆者は現在の自作PC市場を、あえて「ピラーレス時代」と呼びたい。フロントとサイドを強化ガラスで覆い、PC内部を魅せるスタイルはすっかり定着し、今や各社の主力製品として欠かせない存在になった。
しかし市場が成熟するにつれ、新たな課題も見えてきた。多くの製品が似たスタイルを採用するようになり、単にガラスパネルを組み合わせただけでは差別化が難しくなっている。
そんな中でAntecが投入した「C6 Curve Air」は興味深い存在だ。最大の特徴は製品名にも冠された「Curve」。従来の平面ガラスではなく、緩やかな曲面を前面に取り入れることで、見慣れたピラーレスケースに新たな表情を与えている。本稿では、その独創的なデザインだけでなく、冷却性能や拡張性、組み立てやすさまで含めて詳しく検証していこう。
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C6 Curve Air 市場想定売価税込17,480円(2026年5月16日発売) 製品情報(Antec / 株式会社リンクスインターナショナル) |
ここで取り上げる「C6 Curve Air」には、バリエーションモデルが存在する。ラインナップは以下通りだ。
3モデルは国内代理店の株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)より5月16日に発売された。いずれもオープンプライスだが、市場想定売価はC6 Curve AirとC6 Curve Air Whiteが税込17,480円、ARGBファンを標準搭載するC6 Curve ARGBが税込18,480円とされている。
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| C6 Curve Air White(市場想定売価税込17,480円) |
奇しくも本誌では先日、Antecのエントリー向けミニタワーPCケース「ST20M」を検証したばかり。市場想定売価税込3,480円という価格が大きな魅力の同モデルに対し、今回のC6 Curve Airはデザイン性や装備の充実度で勝負するワンランク上の製品と言える。対照的な2製品を同時期に見比べられるのも、幅広いラインアップを展開するAntecならではだろう。
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| C6 Curve ARGB(市場想定売価税込18,480円) |
実機に触れる前に、スペック表からC6 Curve Airの概要を把握しておこう。対応マザーボードはATX、MicroATX、Mini-ITXで、背面コネクタマザーボード(ATX / MicroATX)をサポートする。
素材には、モデル名に由来する4mm厚曲面強化ガラス(+平面ガラス)をはじめ、シャーシ部にスチール、副素材にプラスチックが採用されている。外形寸法は幅235mm、奥行き480mm、高さ470mm、重量は約9.12kgとされ、いずれも数値はイマドキのミドルタワーPCケースだ。なお外装パッケージは幅290mm、奥行き540mm、高さ548mmで、付属品および緩衝材を含めた総重量は約10.79kg。

