エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1674
2026.07.02 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
ここからはC6 Curve Airの内部構造を詳しく見ていこう。これまで確認してきたように、両端へ緩やかにカーブする強化ガラス製フロントパネルをはじめ、デザイン面に多くの見どころを備えている。しかしPCケースにとって重要なのは見た目だけではない。
組み立てやすさや冷却性能、ケーブルマネージメントのしやすさなど、実用面の出来映えも製品価値を大きく左右する。果たしてC6 Curve Airは、その個性的なデザインに見合う内部設計を備えているのだろうか。早速チェックしていこう。
マザーボードトレイをチェックすると、まず目に入るのは広範囲に設けられたカットアウトだろう。C6 Curve Airは背面コネクタマザーボードをサポートしており、ケーブルマネジメント用スルーホールの周囲には複数の専用開口部が設けられている。
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| 一見するとスルーホールだらけだが、その多くは背面コネクタマザーボード対応のために設けられた開口部だ |
トレイ面を見ると、出荷時より合計9本のスタンドオフを装着済み。うち中央の1本には肩付きスタンドオフ(shoulder standoff)を採用しており、マザーボード搭載時の位置決めを容易にしている。
C6 Curve AirにはPSUシュラウド(ボトムカバー)が装備されている。ただし一般的なミドルタワーPCケースに見られる簡易的なカバーとは異なり、本製品は下部スペースを完全に分離するデュアルチャンバー構造を採用。外観から受ける印象も大きく異なる。
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| PSUシュラウド側面の造形は、GeForce RTX 50シリーズ Founder Editionを思わせるデザインだ |
一見すると密閉型の構造に見えるが、天板には後述する冷却ファンを2基搭載可能なスペースを確保。さらに左右のカバー部分には通気孔が設けられており、内部のエアフローにも十分配慮されている。
内部を確認すると、一般的なケースで見られるシャドウベイユニットの姿は見当たらない。この独特なレイアウトについては次章で詳しく解説していこう。
電源ユニットの搭載エリアはPSUシュラウド内部後方だが、一般的なミドルタワーPCケースとは大きく異なる。まず目に付くのはリアパネルに電源ユニット用の開口部が存在しないことだ。出荷時は左下にACインレットを備えたハニカム状の通気孔パネルが装着されている。
C6 Curve Airは「SIDE-MOUNTED PSU CHAMBER」と呼ばれる独自設計を採用している。電源ユニットは一般的な縦置き(REAR MOUNT)に加え、横置き(SIDE MOUNT)にも対応する。
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| 内部中継ケーブルの長さは実測で360mm(コネクタ含まず)。製品情報には13A(1,300W)までの対応につき、それを上回るシステムには使用できない旨、注意書きが記されている |
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| 様々な電源ユニットへ対応できるよう、PSUモジュールはA~Dの4パターンのレイアウトをサポートする |
このレイアウトの狙いは後に紹介する、PSUシュラウド前方に設置された2基の120mmリバースPWMファンのエアフローを妨げないことにある。ピラーレスデザインPCケースで多く採用されるサイドファンを持たないC6 Curve Airは、PSUシュラウド前方から吸気を行う構造を採用している。そこで電源ユニットやケーブル類を後方へ逃がし、風の通り道を確保しているワケだ。
とは言え、通常の縦置きマウントも可能。4本のネジで固定されたACインレット付きのパネルを外せば、通常通りの搭載方法で縦置きができる。
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| マニュアルによると電源ユニットの有効スペースは縦置きで150mmまで、横置きで160mmまでとされる |

