エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1674
2026.07.02 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
最終セッションではPCの構成パーツを用意し、実際に組み込み作業を行う。製品情報やマニュアルでは分からない部分や、組み込み作業に際しての注意点、搭載後の周辺クリアランスなどを詳しく解説していこう。
まずはマザーボードを搭載してみよう。検証にはATX規格(305×244mm)のASRock「Z890 Steel Legend WiFi」を用意した。
PSUシュラウドで下方向のスペースは限られているものの、上方向には十分な余裕があり、搭載作業自体はスムーズに行うことができた。搭載後のクリアランスはトップパネルまで約40mm、フロントパネル(強化ガラス)まで約205mm、PSUシュラウドまで約10mm。特にトップパネル側の余裕が大きく、ATXマザーボードでも圧迫感はない。
CPUクーラー有効スペースは公称180mmだ。これを確認すべく、左サイドパネルの内側を再現したテープを貼り、CPU上に設置したレーザー距離計で実際のクリアランスを計測してみた。
結果は公称値どおり180mm。ウォーターブロックの搭載はもちろん、ハイエンドクラスの大型空冷CPUクーラーについても幅広い選択肢がターゲットになるだろう。
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| 左サイドパネル内側を再現した位置へテープを貼り、レーザー距離計でCPUクーラー有効スペースを実測 |
続いてマザーボードトレイ背面からCPUクーラーメンテナンスホールを確認してみよう。3.5インチHDD専用ブラケットを取り外した状態で開口部を計測すると、幅約165mm、高さ約125mmだった。
高さ方向はややコンパクトな印象を受けるものの、LGA1851マザーボードのCPUクーラーマウントホール(78×78mm)は問題なく露出する。開口部周辺にも十分な余裕が確保されており、CPUクーラー交換やバックプレートの着脱で支障を感じることはないだろう。
「SIDE-MOUNTED PSU CHAMBER」はC6 Curve Airにおける大きな特徴のひとつだ。横置き(SIDE MOUNT)に対応することで、PSUシュラウド前方に設けられたファンの吸気エリアと電源ユニットを完全に分離。ケーブル類によるエアフローへの干渉を抑え、C6 Curve Airが目指す理想的な風の動線を構築できる。そこで本稿では横置き(SIDE MOUNT)を試してみよう。
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| 検証用には以前レビューを行った奥行き140mmのフルモジュラー型電源ユニット、Antec「GSK850 ATX3.1 White」を用意した |
横置きの場合、搭載できる電源ユニットは奥行き160mmまで。固定方法は左サイドパネル(下部)を開放した状態で、4本のインチネジ(電源ユニット付属品を使用)でネジ留めを行う。なお注意点として、ACインレットから伸びる内部中継ケーブルは事前に接続しておく必要がある。電源ユニット固定後では引き回しができず、接続作業そのものが行えなくなってしまうからだ。
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| 横置き(SIDE MOUNT)時は右サイドパネル側からモジュラーコネクタが露出するため、この状態でケーブルの抜き挿しができるのもメリット |
固定後のクリアランスは、右サイドパネル側まで約60mm。この空間で接続したケーブルの処理を行うことになる。こうして電源ユニットやケーブル類を背面側へ集約することで、PSUシュラウドファン周辺のエアフローを妨げないレイアウトが完成する。結果としてメインチェンバー内のケーブル露出も最小限に抑えられる。

