エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1674
2026.07.02 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
スチール製の天板(トップパネル)には広範囲に通気孔が設けられている。このエリアは冷却ファンやラジエーターの増設スペースを兼ねており、目の細かいメッシュ仕様を採用。ダストフィルターを追加する必要がないほど高密度な作りとなっている。
なおトップパネルはツールフリー仕様で、後方から軽く持ち上げるだけでシャーシから取り外し可能だ。冷却ファンの増設やメンテナンス作業を行う際にも扱いやすく、実用性に優れた設計と言える。
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| 取り外したトップパネル。外形寸法は幅約235mm、長さ約472mmで、シャーシ固定用に左右各3本、前方2本のピンが確認できる |
ピラーレスデザインのPCケースではあるものの、C6 Curve Airは複数枚のパネルで構成されている。一見すると複雑なレイアウトだが、通気性とメンテナンス性を両立するための工夫が随所に盛り込まれている。
左サイドパネルは、両端にカーブを設けたフロントパネルとシームレスに一体化させるため、同様の4mm厚強化ガラスを採用。上下にはスチール製プレートを装着し、万一のダメージからガラスを守るプロテクターの役割を果たしている。また後方には帯状のスポンジを貼り付け、シャーシとの接触部分にも配慮が見られた。
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| 左サイドパネルのサイズは幅約440mm、高さ約360mm。ベゼルサイズはスチールプレートの上部が幅約25mm、下部が約20mm、後方スポンジ部が約20mm |
シャーシへの固定は下部2箇所のツメと上部2本のピンによるツールフリー仕様を採用。組み込み時の作業効率やメンテナンス性にも配慮されている。
一方、右サイドパネルは前後で役割が異なる2枚構成だ。前方にはカーブ付きフロントパネルと一体感を持たせた4mm厚強化ガラスパネルを配置。後方にはスチール製サイドパネルを組み合わせ、内部配線や電源ユニット搭載エリアをカバーしている。いずれも下部のツメと上部のピンによるツールフリー固定方式を採用していた。
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| 4mm厚強化ガラスパネルは、幅約140mm、高さ約365mmで、上下部分にスチール製プレート(幅は上部が約25mm、下部が約20mm)を装着 |
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| スチール製右後方のサイドパネルは、幅約300mm、高さ365mm |
さらにPSUシュラウドの高さに合わせるように、左右下部にも着脱可能なサイドパネルを装備する。左右非対称の構成で、左側はほぼ全面がメッシュ仕様の通気孔。対する右側は後方のみメッシュ仕様とし、前方にはフロントパネルの意匠を継承した格子状デザインを採用している。
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| 両サイドパネル(下部)はプラスネジ状のガイドピンをシャーシ側の溝へ差し込み、スライドさせることで固定されている |
これらの下部パネルを取り外すことでPSUシュラウド内部へ容易にアクセス可能。見た目の統一感を維持しながら、冷却性能とメンテナンス性の両立を図った設計と言えるだろう。
続いて本体背面を確認してみよう。レイアウト自体はATX対応ミドルタワーPCケースとしてオーソドックスな構成で、上部には標準搭載ファンとハニカム状の通気孔、その左側にはマザーボードのバックパネル開口部が設けられている。
中段には拡張スロットを配置。一般的なPCケースであればその右側も開口部であることが多いが、C6 Curve Airでは上段の大型通気孔がスペースの大部分を占めている点が特徴になっている。
そして下段の電源ユニット搭載エリアは少々ユニークな構造を採用する。既にACインレットが左下へ組み込まれており、一般的なケースのような電源ユニット背面の開口部は存在しない。この独特なレイアウトについては、内部構造の解説時に改めて詳しく見ていこう。
ボトムパネルには、底面の大部分を覆う大型ダストフィルターを装備する。後方へスライドすることで簡単に取り外しが可能で、フィルターの下には広範囲の通気孔が設けられていた。
強化ガラスを多用するピラーレスデザインPCケースは、エアフローの確保が重要になる。各メーカーが様々な工夫を凝らしている中、C6 Curve Airもトップパネルやサイドパネル(下部)に加え、ボトムパネルにも大きな開口部を設けることで通気性の向上を図っている。
また、四隅には縦長のプラスチック製インシュレーターを装備。接地面には滑り止め用ラバーが貼り付けられており、設置時の安定性にも配慮されている。
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| ダストフィルター(幅約185mm、長さ約435mm)は後方スライドだけに、それなりのスペースが必要。幅20mmの滑り止め用ラバーは前方が135mm、後方が110mmと長さが異なる | |

