エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1685
2026.08.15 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
新製品のリリースやイベント取材ではおなじみのNZXT。しかし、こうして編集部で腰を据えてレビューする機会は意外にも多くない。今回届いたのは、人気モデル「H6 Flow」をベースに現代仕様へと生まれ変わった「H6 (2026)」シリーズだ。
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H6 RGB+ (2026) White(型番:CC-H62FW-P1) 市場想定売価税込34,680円(2026年6月18日発売) 製品情報(NZXT) |
自作PC市場にピラーレスデザインPCケースが登場したのは、2022年と言われている。その翌年に発売された「H6 Flow」シリーズはNZXTの代表的なヒット作となる。そして登場から約2年7ヶ月を経て実質ブラッシュアップされたのが「H6 (2026)」シリーズというワケだ。
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| 既存モデル「H6 Flow」シリーズ(2023年11月発売) | |
ここで「H6 Flow」シリーズと「H6 (2026)」シリーズの主な変更点を挙げておこう。
NZXTの命名ルールから、”何が違うのか”といった声は少なくないだろう。実際筆者も完全に理解したのは製品資料で、多くの自作派には”小変更”というイメージが払拭できていないのではないだろうか。本稿では、新モデルで進化したポイントを詳しく紹介するとともに、旧モデルとの違いについても随所で解説していく。
なお「H6 (2026)」シリーズにはバリエーションが用意され、冷却ファンがオプション扱いで自由に選択できる「H6 (2026)」と、RGBファンと「NZXT Control Hub Lite」が標準で装備される「H6 RGB+(2026)」があり、それぞれブラックとホワイトの2色から選択できる。
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| 冷却ファンやNZXT Control Hub Liteが付属しない「H6 (2026)」もラインナップ。市場想定売価は税込18,180円で、「H6 RGB+ (2026)」とは16,500円の価格差がある |
今回検証するのは「H6 RGB+ (2026) White」。まず注目したいのが、本機の設計の軸となるデュアルチャンバー構造だ。そのメリットを見ていこう。
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| トップパネルを外した状態。メインチャンバー(右側)とサブチャンバー(左側)の各エリアが独立して分割されていることが分かる |
熱源を分離できるデュアルチャンバー設計は、ケーブルマネジメントの面でも有利とされ、特に背面コネクタマザーボードでは裏配線スペースが広く確保できていることからベストな選択と言えるだろう。電源ユニットやストレージを収納するサブチャンバーにも十分なスペースが確保されており、比較的ケーブルを無造作に束ねてもエアフローを大きく妨げることなく、メインチャンバーの見映えをアシストできる。
また、一般的なミドルタワーPCケースに比べて横幅が広くなりがちだが、背を低く設計できることもメリットだろう。内部空間にも余裕があり、パーツの組み込みや配線作業も進めやすい。自作経験の浅いユーザーでも、その扱いやすさを実感できるだろう。
実機に触れる前に、スペック表から「H6 RGB+ (2026)」の基本仕様を確認しておこう。対応マザーボードはATX、MicroATX、Mini-ITXで、背面コネクタマザーボード(ATX規格)をサポートしている。主素材はスチールで、副素材としてプラスチックと強化ガラスが使用されている。
外形寸法は幅292mm、奥行き420mm、高さ448mmで、重量は9.3kgとされる。また、容量は55リットルで、内部空間はメインとサブのデュアルチャンバー構成となる。なお、これ以上の内部容積が必要なシステムには、奥行きで46mm、高さで47mm上回る「H9 Flow」の検討も推奨されている。
パッケージサイズは幅379mm、奥行き531mm、高さ516mmで、付属品および緩衝材を含めた総重量は11.19kg。デュアルチャンバー設計のPCケースは横幅が広くなりやすく、それに伴ってパッケージも大型になる。店頭購入による持ち帰りには、カートの準備がオススメだ。

