エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1685
2026.08.15 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
次にH6 RGB+ (2026)の冷却機構を詳しく見ていこう。まず注目したいのが、標準搭載される冷却ファンだ。ベースモデル「H6」の市場想定売価(発売時)が税込18,180円なのに対し、H6 RGB+ (2026)は税込34,680円と16,500円の価格差がある。ここから紹介する標準装備を見ると、その違いも納得できるだろう。
それを踏まえて見ていくと、フロント右手の傾斜したエリアには「F360 RGB Reverse」が標準で搭載されている。120mmファン3基をひとつのフレームに収めた一体型ファンで、シームレスな外観とすっきりとした配線を両立している。さらにブレードはリバース仕様を採用しており、吸気しながらもRGBイルミネーションをケース内部へ美しく見せられるのが特徴だ。なお、あまり現実的ではないが、標準的な120mmファン3基への換装にも対応している。
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「F360 RGB Reverse」は2026年6月より国内でも単品販売が開始されたNZXTのカタログモデル。スペックは、回転数2,200±220rpm、騒音値34.39dBA、風量62.14CFM、静圧2.7mmH2O |
フロントパネルが強化ガラスで構成されるH6 RGB+ (2026)では、この右手の傾斜した吸気エリアが冷却の要となる。パンチング加工された高密度メッシュ越しにF360 RGB Reverseが見え、PCの起動とともにアドレサブルRGBイルミネーションがケース内部を鮮やかに彩る。
もちろん冷却性能にも配慮されており、常時外気を効率よく取り込むことで、CPUやグラフィックスカードへ新鮮な外気を送り込む役割を担う。なお、このエリアはラジエーターの搭載には対応していない。
トップパネルを外すと、シャーシ面には複数のスリット(ネジ穴)が現れる。この天板部には120mmファンが3基、または140mmファンが2基増設可能。排気効率を向上させることができる。
さらに280mm / 360mmサイズのラジエーターも搭載可能。右側面にはラジエーターを搭載できないため、オールインワン型水冷クーラーを導入する場合は、トップパネルが実質的な搭載位置になる。
リアには120mmファン1基分のスペースが用意されている。ここには排気ファンとして、2026年6月18日に単品販売が開始されたカタログモデルの「F120 RGB」(型番:RF-R212S-WF)が搭載されている。回転数は2,400±240rpm、騒音値33.05dBA、風量70.67CFM、静圧3.7mmH2Oで、エアフローを重視したRGBファンだ。なお、120mmサイズのラジエーターも搭載できる。
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出荷時より搭載済みの「F120 RGB」は、露出を最小限にした配線が行われていた。通常ならユーザー任せの作業だが、細部にまで手間を惜しまない姿勢はワンランク上のPCケースであることをより強く感じさせる部分といえよう |
PSUシュラウドを持たないデュアルチャンバー設計を活かし、ボトム面にはフロント右側面と同じ「F360 RGB Reverse」が標準で装備されている。ボトム面から外気を取り込む吸気ファンで、グラフィックスカードエリアへ直接エアを送り込み、GPU周辺の熱だまりを抑える役割を担う。
フロント右側面のF360 RGB Reverseと合わせ、前方と下方の2方向からメインチャンバーへ外気を取り込むレイアウトになるため、重量級グラフィックスカードを搭載する構成でも、GPU周辺へ効率良く風を送り込める。なお、120mmファン3基への換装にも対応するが、ラジエーターの搭載には対応していない。
ここまでH6 RGB+ (2026)の冷却機構を見てきたが、いずれもメインチャンバー内部の仕掛けであり、CPUやグラフィックスカードといった基幹パーツ周辺へ集中的に冷却ファンを配置していることが分かる。
H6 RGB+ (2026)には、ライティングとファンを一括制御できる「NZXT Control Hub Lite」が標準で付属する。通常版「NZXT Control Hub」の簡易版にあたるモデルで、H6 RGB+の標準構成に合わせて3系統としている。冷却ファンやRGBイルミネーションは「NZXT CAM」から一元管理でき、組み立て直後から統一したライティングを楽しむことができるというワケだ。
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| NZXT Control Hub Liteは、H6 RGB+ (2026)の冷却ファン標準搭載数に合わせてNZXT 8ピンコネクタは3系統。通常モデルは5系統だが、将来的にLiteモデルは単品販売が予定されているという |
H6 RGB+ (2026)はカタログモデルの冷却ファン3基に加え、NZXT Control Hub Liteも標準で装備している。こうした構成を踏まえると、装備内容は製品価格に見合ったものと言えるだろう。一方で、冷却ファンやライティングを自分好みに選びたいユーザーには、H6(2026)という選択肢も用意されている。

