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最終更新日 2025年5月17日 11:41

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【はじめてのケーブル道 Vol.004】「急速充電ケーブル」第4回~Quick Charge編~

2017.04.01 00:00 更新

2017.04.01 取材

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はじめてのケーブル道

 ROSSO(赤)とNERO(黒)を纏ったスタイリッシュなケーブルを作る、エスエスエーサービスとはオレたちのこと。密かにサプライ業界の天下を狙うアキバのケーブル屋さんが、ケーブルの魅力を解説する「はじめてのケーブル道」。今回は、近年急速に対応端末を増やしているイマドキな急速充電の代名詞「Quick Charge」について語ります。身近だけど意外に知らない、奥深いケーブルの世界を“その道のプロ”がご案内しましょう。

「急速充電ケーブル」第3回~アップル編~(前回)
https://www.gdm.or.jp/crew/2017/0312/198802
「急速充電ケーブル」第2回~USB BC編~
https://www.gdm.or.jp/crew/2017/0225/197219
「急速充電ケーブル」第1回
https://www.gdm.or.jp/crew/2017/0211/195395

どうもこんにちは、ROSSO(赤)とNERO(黒)のカッコいいケーブルでアキバでもお馴染み、エスエスエーサービスの担当Tと申します。毎日使っているけれど、意外に知らないことが多いケーブルの世界。今回は「急速充電ケーブル」の第4弾ということで、ここしばらくで対応端末もグッと増えてきた「Quick Charge」についてお話しようと思います。ご存知Qualcommが確立した急速充電の技術で、XperiaやGalaxy、ZenFoneなどなど・・・ミドルレンジ以上のAndroidスマホに対応モデルがかなり広がっています。ドコモスマホでは「急速充電2(もしくは3)」なんて名称になっていてややこしいですが、中身は同じ。おっ、自分のスマホも対応しているぞ、という方も多いんじゃないでしょうか。

アキバのケーブル屋さんが、知られざるケーブルの世界を解説してくれる「はじめてのケーブル道」。今回は、最近の主力スマホに対応モデルを増やしている、Qualcommの「Quick Charge」を紹介するぞ

さすがQualcommが開発しただけあって、利用するにはQualcommのハードウエアが必要になります。スマホのCPUに「QC」対応のSnapdragonが搭載されていて、なおかつバッテリー側にも対応チップが内蔵された端末でないと、利用できない急速充電方式なんです。もっとも最近の主力スマホは軒並みSnapdragonを搭載していますから、いきおい対応端末も増えることになりました。自社開発のCPUを使うiPhoneは非対応なワケですが、iPhoneの急速充電については、前回の「アップル編」をご参照ください。

ちなみに従来の急速充電が充電専用ケーブルでパフォーマンスを上げていた一方、「QC」はCPUとチップ間の相互通信が必要なので、充電・データ同期に両対応したケーブルが必須です。従来型とはアプローチも道具も違う方式ということですね。

充電・データ同期に両対応する、「QC」端末にもオススメなNRシリーズの80cmケーブル「SU2-MC80NR」。ほかにも200cmと300cmのバリエーションがある 「QC2.0」対応を謳う100cmケーブル「SU2-MC100NB」。端子が通常より長めなため、バンパーケースを装着していても使用できる

少し前置きが長くなってしまいましたが、「QC」とはいったいどんな仕組みなのか。「USB BC」はじめ多くの規格は電圧固定で電流値を上昇させているのに対して、「QC」は電圧値を上昇させて急速充電を行う方式なんです。具体的には、「Quick Charge 2.0」では5V/9V/12V/20V、「Quick Charge 3.0」では3.6~20Vの200mV刻みで電圧を可変させています。初代の「Quick Charge 1.0」(5V/2A)はほぼ「USB BC」の拡張規格といった感じだったので、「2.0」以降でコンセプトがガラッと変わった方式ですね。

電流値ではなく、電圧値を上昇させて急速充電を行う「QC」。担当T氏所有のNextbit「Robin」(QC2.0対応)を使って確認してみると、約9V/2Aの動作が確認できる

そして充電速度はというと、「Quick Charge 3.0」の場合は通常の充電(QCを利用しない充電)より4倍速いと謳っているくらい、メチャ高速です。実際の充電速度はバッテリー容量にもよりますが、一般的なスマホなら80%充電まで30分ちょっとといったところでしょうか。

それに恩恵はスピードだけじゃありません。端末やバッテリーの状態をモニタリングしながら負荷をかけるので、バッテリー寿命が消耗しにくいんです。従来型と違って電流はUSB規格で定められた値しか流れないですから、発熱によるロスが発生しにくいというメリットもありますよ。

2月に発売されたばかりのUSB Type-C2.0ケーブル「SU2-TC20R」(左)と「SU2-TC100R」(右)。56k抵抗搭載のモデルで、「QC2.0」と「QC3.0」における動作確認も済みだ

そんな感じのイケてる急速充電「Quick Charge」。まだ第3世代の「Quick Charge 3.0」が普及し切っていないにも関わらず、早くも昨年11月に最新規格の「Quick Charge 4.0」が発表されています。5V/4.7~5.6Aまたは9V/3Aで最大28Wまで出力できる規格でして、従来のQCから電圧の上げ幅を抑えた代わりに電流値を3Aまで上昇させるという、ちょっと違ったアプローチがとられています。なんとたったの5分で5時間分を充電できるというからビックリ!最新CPUの「Snapdragon 835」で対応するそうなので、搭載スマホの登場が待ち遠しいですね。

さて、先進的な急速充電技術「Quick Charge」のお話はこれまで。次回の「はじめてのケーブル道」では、また別の規格についてご説明しましょう。

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文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
株式会社エスエスエーサービス: http://ssa.main.jp/

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