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【ギークの無軌道モバイル観測】携帯料金は下げたいが2台持ちは勘弁、でもおサイフ機能は使いたい。そんなお話

2018.11.14 00:00 更新

2018.11.14 取材

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ギークの無軌道モバイル観測

ガジェットライフにどっぷりハマる、ギークな野郎は毎日何を考えている?「ギークの殿堂」でお馴染みなアノ人が、スマホやデバイスのアレコレから、業界事情やオトクな契約プランに至るまでを徒然に語る。今回は、携帯料金を下げつつ実用度は落とさない、そんな欲張りな方法を考えてみることに。

安くならない携帯電話業界

早いもので今年ももう11月、モバイル業界も色々あった一年だった。・・・と言いつつ以前のことはだいぶ忘れてしまっていたりもするわけだが、少し前に菅官房長官の口から飛び出した「携帯電話は4割値下げの余地がある」という発言はインパクトがあった。これはひょっとするとひょっとするのかと思いきや、実際にそれを受けてのキャリアの反応は芳しくない。

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政府の値下げ圧力があった直後の決算説明会でも、相変わらず強気だった孫さん。「ほとんどのユーザーは大容量志向であり、そうしたユーザー向けには世界のどこより料金を安くしている」と譲らない

一応ドコモは値下げの予告をしたものの、2014年にカケホーダイが導入された時のことを思い出すと、結局のところ安くなるかどうかは怪しい。むしろソフトバンクの孫社長が「ギガ単価ではすでに一番安い」と断言していたように、「もう安くしてるから」というのが本音な気がする。政府主導でもこれ以上の値下げが難しいとくれば、あとはユーザー側でなんとかするしかないだろう。

キャリアSIMとMVNO SIMで格安に。でもちょっと待てよ・・・?

・・・といっても、以前にチラリとご紹介した変態的なSIMの契約テクのような話をするつもりはない。基本的には、MVNOの格安SIMユーザーがやっているように、「通話用のキャリアSIM」と「MVNOのデータSIM」の2回線を使うのが一般的だろう。最近中古ガラケーの需要が大きく盛り返しているというニュースがあったが、それもこうしたニーズに支えられた結果というワケだ。

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通話用とデータ通信用の2回線を使う、格安SIMが普及してからは一般的になった節約テク。キャリア1本に比べ、40~60%ほど携帯料金を抑えられることも

ちなみにキャリア1本で契約している場合は、毎月8,000円~10,000円程度払っている人が多いだろうか。そこでSIMを2枚に分けた場合の一例を挙げてみると・・・通話用回線にドコモの「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」(2,700円)を選び、データ通信用にはIIJmioの6GBプラン(1,520円)を組み合わせてみる。十分実用的な通信量を確保しつつ、合計で4,520円に収まった。

もちろんMVNO×2の方が安くなるワケだが、ここではキャリアのメールアドレスを使い続けたい、安心のためにキャリア契約を残しておきたい、というニーズを考慮した構成を選んでみた。

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2台持ちのために中古ガラケーの需要が増えているが、やはり毎日持ち歩くのは面倒。そうなると、選択肢も増えて価格もだいぶ安くなったDSDSスマホが選択肢に入ってくる

さてこうなるとガラケー+スマホあるいはスマホ×2の2台持ちスタイルが基本になる。もっともこれについては2台を持ち歩くのが面倒という声も多く、最近は選択肢もグッと増えたDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応のスマホ1台にまとめるという方法もある。ところがDSDSスマホには一つ大きな弱点があり、実は便利極まりないおサイフケータイ機能が使えないのだ。

携帯料金は安くしたい、でも2台持ちは面倒。そしておサイフケータイは使いたい。いったいどうすればいいのだろうか。

ついに現れた救世主スマホ

意外に思われるかもしれないが、これまではおサイフ機能が使えるDSDSスマホは存在しなかった。2枚挿ししたいけどおサイフも使いたい、という人は身動きがとれず、マニアはずっとこの条件を備えた端末を待ち望んでいたのだ。

ところが、ここにきて救世主が登場。今年から日本市場に本格参戦した中国のOPPOがやってのけた。4G+4GのDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)とおサイフケータイに対応する「OPPO R15 Pro」を投入したのだ。しかも防水仕様でAIカメラも搭載と、普段使いにおける実用性も高い。念願の「実用的な1台持ちでデュアルSIMを使う」という野望が実現できるというワケだ。

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DSDSスマホの弱点を見事に克服、しかもDSDV対応なのでauのVoLTE SIMも使える「OPPO R15 Pro」。待望されていたおサイフ機能を搭載、防水にも対応している

そしてもう一つの選択肢として考えられるのが最新iPhoneだ。もっとも一般的なデュアルSIMと言えるのは世界で香港版のみ、例に漏れず国内版も物理SIM+eSIM(仮想SIM)でのデュアルSIM構成になっている。現状ではまだ日本向けのeSIM自体が存在していないのだが、実はIIJがeSIMの検証を行っており、来春を目処にeSIMの正式サービスが始まる見込みだ。海外ではすでにサービスの拡大も始まっており、ひょっとしたら2019年はiPhoneを使ったデュアルSIMが一般的になるのかもしれない。

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こちらはデュアルSIM運用中の香港版「iPhone XS Max」。国内版は物理+eSIM構成だが、これからeSIMが拡大すればデュアルSIM運用も現実的になる

格安の携帯料金で快適なスマホライフを

これまでは出来なかった「おサイフが使えるデュアルSIM端末」が登場したことで、安くかつ快適度マックスなスマホライフが可能になった。先ほどはキャリアSIMを絡めた2回線契約の話をしたが、キャリアメールとサポートの維持に加え、各社が発行するクレジットカードも年会費なしで維持できるなど、キャリアSIMを使い続けるメリットは意外にも多い。

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ただしキャリア契約1本でいこうとすると、倍近くの携帯料金がかかってしまうのも事実。ここはうまい具合に契約を見直しつつ、浮いたお金の使い道を考える方が建設的なハズだ。

そう考えると、256GBで税抜141,800円というトンデモ端末の「iPhone XS Max」(SIMフリー)でデュアルSIM(物理+eSIM)が可能になれば、購入を真剣に検討してみるのもアリ。48分割なら毎月4,000円弱の支払いでOK、携帯料金を安く収めれば収支は変わらない!はて、もともと何が目的だったかな?

文: 太田 文浩(イオシス アキバ中央通ヨコ店)

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