2026.08.10 21:00 更新
2026.08.10 取材
後半のセッションでは、インテル矢内氏によるCore Ultra 200S Plusシリーズの解説が行われた。
|
Core Ultra 200S Plusシリーズではダイ間ファブリック、特にCPUコアを内蔵する「Computeタイル」と、メモリコントローラやPCI Expressバスなどを備える「SoCタイル」のクロック向上によりレイテンシが短縮され、Core Ultra 200Sシリーズからゲーム性能が大きく改善しているという。また、Eコア数も1セグメント(4コア分)追加されており、得意としていたマルチスレッド性能はさらに底上げされている。
|
|
セッションでは、「リアルなゲームプレイ環境」を想定したマルチタスク環境のデモも行われた。純粋にゲームだけを起動した場合にはRyzen 7 9800X3Dが優位だが、ブラウザや配信ソフト、ボイスチャットなどを同時に動かすマルチタスク下では形勢が逆転。Core Ultra 7 270K Plusでは、平均フレームレートだけでなく1% Lowなども高く、滑らかな描画を維持する結果が示されていた。
|
|
|
| マルチタスク環境下での「Forza Horizon 6」のベンチマーク結果。Ryzen 7 9800X3D(画像左)に比べて、Core Ultra 7 270K Plus(画像右)では平均フレームレートは30fps以上、1% Lowや0.1% Lowも向上している | |
意識してアプリケーションを起動していなくてもバックグラウンドで常駐しているソフトは多く、実際の運用でゲームだけを単体動作させるケースはほとんどない。矢内氏も「実環境ではマルチスレッド性能に長けたCore Ultra 200S Plusの方が優位に立つシーンも多い。実際の使用用途に合わせて選んでほしい」と語った。コア数が効くマルチスレッド性能を重視するなら、Core Ultra 200S Plusシリーズは有力な選択肢のひとつになりそうだ。
|
|
|
|
また、Core Ultra 200S/Core Ultra 200S Plusシリーズは、Processor Base PowerやMax Turbo PowerはAlder LakeやRaptor Lakeと大きな差がないものの、製造プロセスの進化やダイ特性の変更などにより、「冷やしやすさ」が大きく改善されている点も明かされた。

