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【ギークの殿堂 Vol.019】テザリングもできる在りし日の最強ガラケー、富士通「F-06B」を愛でる!

2016.07.18 00:00 更新

2016.07.18 取材

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ギークの殿堂

 こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで数十台を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回は、ガラケー全盛の時代に誕生した当時最強クラスの富士通製ケータイ「F-06B」にスポットを当てることに。搭載する数々の先駆的な機能に感激、そして何より個人的な思い入れもあったりします。

富士通「F-06B」
https://www.fmworld.net/product/phone/f-06b/

どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー、今回は2010年当時に最強クラスのガラケーとして登場した、富士通の「F-06B」を持ってきました。実は個人的なことを申しますと、昔付き合っていた彼女とお揃いで持っていた思い出の端末でもあるんです。もうとっくに過去に置いてきたつもりでいましたが(笑)、ちょうどこの間買い取りに入ってきたのを見つけまして・・・なんだか懐かしくなって、再び手元で使ってみることにしたんですよ。

マニアがリア充だった頃に彼女とお揃いで使っていたという、富士通製ケータイ「F-06B」が今回の主役。光沢のあるフロントフェイスが「オモチャっぽい」と不評だったものの、機能的には当時の最先端をいく高性能機だった

とはいえ、単に個人的な感傷だけで買ったワケじゃありません。さすがにガラケーの全盛期に登場しただけあって、機能的には今でも通用するものが少なくないんです。

まず3.5インチの液晶は、ハイスペガラケーの代名詞でもあったタッチパネルになっています。画面をスライドさせるとテンキーが出てくるスライド式で、さらにコレは横向きでも使える「スライドヨコモーション」というギミック付き。しかも手書き入力までできるという、なかなかのスグレモノなんです。
 そしてボディは水深1.5mまで潜れる防水対応。スライド式で防水に対応するのは、富士通製端末ではコレが初めてでした。さらにおサイフケータイにも対応していて、ワンセグや指紋認証機能まで搭載しています。いわゆる“全部入り”な豪華仕様ですね。

3.5インチの液晶はタッチ対応で、スライドさせるとテンキーが出現する仕様。富士通製の端末では、スライド式で防水に対応した初の機種だった
単にスライドで終わらない、「スライドヨコモーション」を搭載。画面がグリンと回転して、T字型に変形。横向きで使うこともできる
防水性能は水深1.5mまで潜れるIPX8に対応。電池部分には、今では珍しい防水カバーが装着されていた
機能的に全部入りと言っていい仕様で、ワンセグやおサイフケータイ、Bluetoothに対応。さらに背面には、指紋認証リーダーも備えている
カメラ性能も立派なもので、下手な格安スマホ以上といえる1,320万画素の高性能カメラを装備。画質の劣化しないスーパーデジタルズームやフルHD動画撮影などに対応している

そしてハイスペック機とあって、カメラも強烈!フルHDムービーが撮れる1,320万画素の高性能カメラを搭載していまして、なんと静止画なら4K解像度で撮影できます。広角フラッシュを装備しつつISO25600相当の高感度撮影にも対応しているので、暗い場所の撮影もおまかせ。最近のガラケーはどれもコスト控えめなモデルばかりですが、さすがはガラケー主役の時代で一線を張った機種ですよね。カメラ性能では、下手な現行スマホを軽く上回っていると思います。

動画撮影はフルHD、さらに静止画撮影では4K解像度がメニューから選択できる
本体の側面にはシャッターボタンを装備。押すとすぐにカメラ機能を立ち上げることができる
この端末を最も特徴づける機能かもしれない、先進的なWi-Fi機能は要チェック。当時は普及していない名前の機能なため、やや固い表記のネーミングになっている

さらにこの機種を語る上で外せないのが、先進的なWi-Fi機能です。無線LANルーターに接続する「クライントモード(子機)」ではフルブラウザ閲覧ができたりと便利ですが、それだけじゃありません。なんと今で言うテザリングに対応しているんですよ。当時はテザリングなんて言葉はごく一部のマニア以外は知りませんでしたので、「アクセスポイントモード(親機)」と呼ばれていました。外に持ち出したノートPCがWi-Fiでネットに繋がるなんて、当時ではかなり画期的な機能だったのを覚えています。

ただしその分、お値段は凶悪でした(笑)。基本料金にデータプロバイダ料金、さらにテザリング料金込みのパケットプランが単体で1万円オーバー!これで速度は下り7.2Mbpsですから、使い放題とはいえよく払っていたもんです。それだけ珍しくて代わりの少ない機能だったということですね。

当時では珍しいテザリングに対応、外出先でノートPCや携帯ゲーム機をネットに接続できた。もちろん本体が無線LANルーターに接続する、クライントモードにも対応している
ハイスペックで多彩な機能を搭載、テザリングも使えた当時最強ガラケーの「F-06B」。今やスマホに主役の座を譲って久しいところ、現代版の最強ガラケーが出ても面白い?

さてそんなテザリング機能ですが、もちろん今でも使えます。最近は家族で分け合えるプランもありますので、ほぼ自分1人で使っているドコモ8回線(!)とネット回線のドコモ光を合わせても、当時と同じ12,000円くらいで使えるんです。転送速度も遅めの格安SIMくらいですから、十分実用圏内。正直普通にスマホのテザリングを使った方が、速いし安いんですけど(笑)、これはもう自己満足ですね。現行のガラホではできないだけに、ちょっと不思議な感覚が味わえます。

ちなみにこういう端末を使っていると、今のスマホに負けないスペックの現代版最強ガラケーが出ても面白いんじゃないかしら・・・と思うんですが、どうでしょうね。

文: GDM編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/

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