2026.06.05 14:21 更新
2026.06.05 取材
Cooler Master Technology(本社:台湾)は台湾本社で開催したプレス向けイベントにおいて、独自の3DHP(3D Heat Pipe)技術を採用した空冷CPUクーラー「V8 ACE」を展示した。
V8 ACEは、従来のヒートパイプとは異なる3DHP技術を採用する同社のフラッグシップモデル。特許取得済みというトライデント(三叉槍)形状のヒートパイプ構造により、従来型空冷クーラーで発生する“Thermal Blind Spot(熱の死角)”の解消を目指した製品だ。
一般的なハイエンド空冷クーラーでは、多数のヒートパイプを備えた大型デュアルタワー構造を採用する例が多い。一方V8 ACEでは、3DHPを組み合わせた独自構造により、デュアルタワー級の冷却性能をよりコンパクトなサイズで実現するとしている。
また、AMD版とIntel版を個別に最適化している点も特徴。CPUごとの発熱特性に合わせ、ベースプレート形状やヒートパイプ内部のチューニングを変更しているという。
会場では昨年のCOMPUTEXでも披露された試作モデルからの進化点についても説明が行われた。Cooler Masterによると、ヒートパイプおよび冷却ファンのチューニングを見直したほか、固定機構の改良を実施。さらに超導熱ヒートパイプの毛細構造や曲げ角度の最適化を進めることで、量産化へ向けたブラッシュアップを図っているとのことだ。
同社は3DHP技術について、AIサーバー向け冷却技術で培ったノウハウをコンシューマー向け製品へ展開したものと説明しており、今後のフラッグシップ空冷クーラーとして展開していく方針を示した。白熱するハイエンド空冷クーラーカテゴリに割って入る、”本命”の登場が待たれる。
文: 編集部 松枝 清顕/取材:池西 樹/撮影:pepe
Cooler Master Technology Inc.: https://www.coolermaster.com/
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