2026.06.04 12:00 更新
2026.06.04 取材
毎年来場者および読者を驚かせてくれるIn Winは、今年もコンセプトモデル「Signature」シリーズの最新作を持ち込んでいた。その名は「AEON」、ご覧の通りガラス張りの奇抜なデザインと巨大さがトピックだ。
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ガラス張りと言ってもスケスケというわけではなく、内部がうっすら視認できる鏡面のような仕上がりになっている。In Win名物のコンセプトPCケース「Signature」シリーズとしては第12世代モデルにあたり、この設計は13年前のコンセプトモデルである「Tou」に採用された、ガラス接合のコンセプトに着想を得たものという。
内部にも骨組みが設けられているようだが、継ぎ目のないオールガラス構造により外側からはまったく分からない。全長は1m近くあり、その巨大さからRPGに登場するクリスタルのような荘厳さを漂わせている。なお、展示機は特別に金色がかったガラスが使われていたところ、実際のカラーはシルバーになるようだ。
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| 背面には鏡面仕上げのステンレススチールパネルが使われている |
ちなみに前面はご覧の通りガラス張りだが、背面には鏡面仕上げが施されたステンレススチールを採用。この背面構造にはマザーボードトレイなどPCケースとしてのフレームが一体化しており、それらがダンパーにより電動で後ろ倒しに開閉するギミックが搭載されている。先代モデル「Infinite」のような電動開閉システムが、この機体にも組み込まれているというわけだ。
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この開閉装置がまた面白く、RFIDカードをかざすことで開閉するという“認証システム”を採用。基部は砂型鋳造による重厚なアルミニウム製ベースで支えられており、その左側にRFIDカードのタッチエリアが設けられている。開く際と閉じる際ともにカードが必要なため、紛失には注意する必要があるだろう。
なお、ベース中央には外部ディスプレイとして使用可能なパネルを搭載し、動画などを流すことが可能。さらにベース右側には内部照明用のタッチコントロールを備え、照明の色温度や明るさをスライドで調節できた。
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PCケースとしては、その巨躯を活かしてE-ATXフォームファクタまで対応。特異な形状のためかグラフィックスカードは意外にも(?)360mmまでだが、水冷ラジエーターはトップとボトムそれぞれに最大420mmサイズをマウントできるなど、大型パーツを不自由なく搭載できる。また、電源ユニットは2基を組み込むことが可能なようだ。
なお、「Signature」シリーズはコンセプトモデルながら実際に販売されるのが伝統であり、この「AEON」も発売が決定済み。ただし具体的な発売日や価格は未定だ。
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会場には同じデザインコンセプトを採用する、「AEON」ファミリーの姉妹モデルも展示されていた。ATX対応モデルが「NEO」で、これまた鏡面仕上げが施されたステンレススチールと強化ガラスによる、前衛的なデザインになっている。マザーボードトレイをスライドアウトできる機構を備えており、メンテナンス性の高さも特徴のようだ。
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また、Mini-ITX対応モデル「AIR」もラインナップ。鏡面仕上げのステンレススチールで覆われた、細長いコンパクトケースだ。デュアルチャンバー構造の筐体には大型のグラフィックスカードを組み込むことが可能なほか、上部にはハンドルを装備。オカモチスタイルで持ち運ぶことができる。
なお「AEON」と同様、「NEO」と「AIR」も価格や発売日は現時点で未定となっている。
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文: 編集部 絵踏 一/取材・撮影:編集部 池西 樹
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