2026.06.02 09:35 更新
2026.06.01 取材
世界的な価格高騰が続くメモリやSSDだが、台湾の自作PC市場ではどのような状況になっているのだろうか。COMPUTEX開催を翌日に控えた6月1日(月)の夜、台湾PCパーツの聖地として知られる光華商場を訪れてみた。
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まず足を運んだのは、台湾全土で約20店舗を展開する大手PCショップ「原價屋」の光華新天地店だ。ただし同店では、日本のショップでよく見かけるような価格表は掲示されていない。店頭に設置されたPCでWeb掲載価格を確認しながら接客するスタイルとなっている。
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| 相変わらずの賑わいを見せていた「原價屋」。台湾の自作派には定番ショップだ |
そこで、日本でも流通するDDR5-5600対応32GBキット(16GB×2)の価格を尋ねてみたところ、価格は12,799台湾ドル(日本円で約65,000円)とのこと。秋葉原の各ショップで販売されている価格と比較しても大きな差は見られなかった。
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| マザーボードやグラフィックスカード、ディスプレイも価格表が用意されている |
続いて訪れたのは、オレンジ色の看板がよく目立つ「autobuy」だ。こちらではメモリコーナーに価格表こそ掲示されていたものの、肝心の価格欄には「内洽(if you need ask it)」(お問い合わせください)の文字が並んでいた。どうやらメモリ単体の販売価格は公開していないようだ。
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| メモリ価格はDDR4/DDR5、すべてが非公開となっている価格表 |
秋葉原をはじめ日本のPCパーツショップでは、メモリやSSDの価格を非公開としているケースはほとんど見られない。しかし台湾では事情が異なるようで、台湾在住の某マザーボードメーカー関係者に話を聞いたところ、「価格高騰後の台湾のショップではメモリ価格を店頭で公開しないケースが一般的。CPUやマザーボードとの同時購入時に値引きを行ったり、ショップ独自のセット構成に組み込んで販売することが多い」という。
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| AMDやIntelのCPUとマザーボード、グラフィックスカード、SSDと一緒にメモリも含めたセット品が多く用意されていた |
メモリやSSDの価格高騰を、CPUやマザーボードとのセット販売によって吸収するという手法は日本でも見られるが、台湾ではそれがより一般的な販売スタイルとして根付いているようだ。少なくとも光華商場を見て回った限りでは、「メモリ価格は聞いてみないと分からない」がごく当たり前の販売スタイルとして定着しているようだった。
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文: 編集部 Tawashi
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