2026.05.13 08:00 更新
2026.05.13 取材
ケーブルレスでネットワークに接続できる便利な無線LANですが、ルーター(アクセスポイント)から離れるに従って転送速度が低下したり、接続が不安定になるのが悩みどころ。特に鉄筋コンクリートの建物では電波の減衰がはげしく、それほど広いわけではないのにネットワークの接続が安定しないという人は多いのではないでしょうか。
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そんな無線LANの欠点を解消した革新的な無線LANルーター「WavKong V2700」のプロジェクトが、クラウドファンディングサイトKickstarterにて開催されています。
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最大の特徴は、独自開発したという「RPU」(Radio Processing Unit)というデジタルRF処理チップを搭載している点です。携帯電話の基地局や衛星システムでも使われる技術をコンシューマー向けに落とし込んだもので、高出力時に発生する信号の歪みをリアルタイムで補正してクリアな波形にすることで、最大15,000 sq ft(約1,400㎡)という驚異的なカバー範囲を実現しています。
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これにより、中継機やメッシュWi-Fiのような複数の子機を設置することなく、家中すみずみまで電波を届けることができるということ。さらに中距離から遠距離における通信スループットは、標準的なルーターと比較して3~10倍に向上するということです。
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専用アプリが用意されているため使い方も簡単。中継機やメッシュWi-Fiのように、室内を移動した際の「ハンドオフ」や、「バックホール」による遅延なども発生せず、家中どこからでも低レイテンシで安定した接続を維持できるのは大きな魅力です。
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対応無線LANはWi-Fi 6で、1世代前ですが、同時に100台以上のデバイスを接続可能。またギガビットWAN×1とギガビットLAN×3の有線ネットワークポートを搭載しています。
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そんな「WavKong V2700」ですが、すでに目標金額を大幅に上回る約5,600万円以上の支援を集めてプロジェクトは成功しています。国内で使用するには「技術基準適合証明(技適)」の問題があるため、現時点でそのまま利用できるかは不透明です。とはいえ、1台で家中をカバーできるパフォーマンスは魅力的。今後、技適を取得した日本向けモデルの販売にも期待したいところです。
文: 編集部 池西 樹
Kickstarter: https://www.kickstarter.com/
