2026.04.21 19:18 更新
2026.04.21 取材
ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区)は2026年4月21日、メディア向け内覧会を開催し、AI機能を搭載したWi-Fi 7対応フラッグシップゲーミングルーター「ROG Rapture GT-BE19000AI」を披露した。対話型サポートやゲーム遅延低減機能を備え、家庭用ルーターの新たな方向性を示す注目モデルだ。
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ベースとなるのは、昨年グローバル市場向けに投入された「ROG Rapture GT-BE19000」で、12ストリーム対応のトライバンドWi-Fi 7をはじめ、強力なネットワーク性能を継承する。さらに、従来は専用ハブや外部サーバーが必要だった高度なAI処理向けに、独立ハードウェア「AI Core」を新たに追加した。
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| 「AI Core」はメインの基板とは別に実装されている。なおフラッシュメモリは32GB eMMCを搭載しているとのこと |
「AI Core」は、AIエッジ向けSoC「Synaptics Astra SL1680」(2.1GHz / クアッドコア Armプロセッサ、7.9 TOPS NPU)に4GB RAM、32GB eMMCを組み合わせた専用基板として内部に搭載される。ネットワーク処理系とは独立して動作し、高度なAI処理を通信性能に影響を与えにくい形で実行できるという。
また、クラウドを介さないオンデバイスAIのため外部通信は不要。セキュリティ面でも安心感がある点をアピールしていた。
AI機能の1つ目が、各種設定の疑問やネットワーク障害への対処法をルーターに直接質問できる「Router Assistant」だ。小規模言語モデルを活用した機能で、ユーザーが「ネットが遅い」「動画がカクつく」などと入力すると、潜在的な原因や改善方法を提案してくれるという。
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APIを経由して内部モジュールと連携しているため、診断結果に応じて「はい」などのボタンを押すだけで、複雑な設定を行うことなくルーターの最適化が完了する。また、データはローカルに保存されているため、万が一インターネットに接続できないオフライン環境でも質問に応じて、ネットワーク復旧をサポートするような使い方もできる。
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| 「Router Assistant」はユーザーインターフェイスは日本語化されているが、現時点で日本語の文字入力には非対応 | |
なお「Router Assistant」は、現在も英語版の精度向上を進めている段階で、日本語対応は現時点で未定。ただし、ASUS JAPANでは本社へ日本語対応の要望を出しているとのことだ。
もう一つの注目機能が「クライアント」「ルーター」「サーバー」の3階層を最適化し、ネットワーク遅延の低減を図る「AI Game Boost」だ。
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従来のASUSルーターでは、「Gaming Port」に接続した機器を優先制御していたが、「ROG Rapture GT-BE19000AI」では接続方法を問わずゲーム機器を自動認識し、最優先で通信帯域を割り当てられる。これにより、無線LANでも有線接続に近い安定した低遅延通信を実現するとしている。
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| 「Adaptive QoE」では、従来の「Adaptive QoS」よりもさらにトラフィックの遅延を抑えることができる | |
ルーター側では、通信状況をリアルタイムで分析し、ゲームや会議、動画配信などに応じて自動で優先制御を行う「Adaptive QoE」も追加した。従来の「Adaptive QoS」のような手動設定は不要で、混雑時の遅延改善に役立つとしている。
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さらにAIによってゲームサーバーまでの経路をリアルタイムに検索し、「最短」ではなく「最速」のルートを選択する「GTNet」機能を搭載。これにより、オンラインゲームの遅延を大幅に削減できる。

