Cooler Master
未発売の新製品を多く持ち込んだCooler Master。はじめに紹介するのは新型PCケース「MasterFrame 600」だ。最近のPCケースとしては珍しく、アルミニウム素材をふんだんに使用した。
さらにモジュール式フレームを採用することで、自由にレイアウトの変更が可能。最大3台の360mmサイズラジエーターが搭載できる拡張性、交換可能な各パネルなどを特徴とする。想定売価は税込34,980円で6月発売予定。
そして5月に発売が予定されているのが、エントリークラスのミニタワーPCケース「Elite 302 Lite」。マグネットによる着脱式フロントパネルは通気性を考慮したメッシュ仕様で、左サイドには強化ガラスパネルを採用。
各クリアランスはCPUクーラーが高さ163.5mm、グラフィックスカードが長さ365mm。最大6基の120mmファンと360mmサイズラジエーターが搭載できる。想定売価は税込4,980円とリーズナブルで、MicroATXの定番ケースになる可能性を秘めた1台と言えそうだ。
さらに定番サイドフロー型CPUクーラー「Hyper 612」の最新モデル「Hyper 612 APEX」が間もなく発売される。自社設計のφ6mmのヒートパイプを6本内蔵しつつ、前世代よりも外形寸法は30%小型化に成功。ループダイナミックベアリングを採用する120mmファン「Mobius 120 Black EDITION」が2基搭載される。
“ブラックアウトステルスデザイン”と呼ぶカラーリングは、余計な発光機能を一切省いたビジュアルで好感が持てる。想定売価は税込10,980円で6月発売予定だ。
CORSAIR
CORSAIRブースでひと際目立っていたのが、高エアフローフルタワーPCケース「iCUE LINK 9000D RGB AIRFLOW」を使ったAMD+IntelのデュアルPC。著名Modderの関口 徹氏による作品で、2枚のMini-ITXマザーボードにそれぞれRyzen 9 9900XとCore Ultra 7 265KFを搭載。DIY水冷システムで組み上げている。
徹底したモジュラー構造や「CORSAIR InfiniRail Fan Mounting System」など独自機能を採用するミドルタワーPCケース「FRAME 4000D」も展示されていた。冷却ファン無しのベースモデル「FRAME 4000D」はリーズナブルな価格設定(売価税込15,280円)もあり、1月の発売以降人気となっている。
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1月に発売されたジュラー構造が特徴のミドルタワーPCケース「FRAME 4000D」のデモ機を展示。エルミタでは近日レビュー公開予定
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DeepCool
今月発売予定のMicro ATXケース「CH260」を展示していたDeepCool。Mini-ITX対応ケース「CH160」シリーズのバリエーションモデルで、左サイドのガラスパネルを除いた、フロント・トップ・リア・右サイドにメッシュ仕様の通気孔を設けるという高エアフロー仕様はそのままに拡張性が向上している。具体的には、長さ388mmまでのグラフィックスカードや360mmサイズラジエーター、全高174mmまでのCPUクーラー、最大6基の最大120mmファン搭載スペースなど。
「CH260」に搭載されていたオールインワン型水冷ユニット「LE V2」シリーズも、まもなく発売予定の新製品。つや消しマッドデザインのポンプヘッドは、落ち着いた見た目でやさしく発光する。第6世代のウォーターポンプは、最大3,400pwmの3相、6スロット、4極モーターを搭載。エントリー向けのAIOのため価格も手ごろになりそうだ。