2019.06.03 17:05 更新
2019.06.03 取材
静音性と高風量を両立するため、最大4基の200mm口径ファンに対応するフルタワーPCケース「IcyGems IG50」を、ENERMAX(本社:台湾)が準備中だ。
静音性を損なわずに風量を稼ぐためには、できるだけ大口径のファンをゆっくりと回転させるのがいいのはご存知の通り。それならばと200mm口径ファンを最大4基搭載できるようにしてしまったのが、ENEMAXのフルタワーPCケース「IcyGems IG50」だ。
フロントにある2基のアドレサブルRGB対応200mmファンは標準で付属する予定 |
フロントに標準装備される200mm口径ファン×2に加え、トップにもさらに2基のファンを増設可能。当初の目論見通り、低速回転でもマルチグラフィックスに対応する良好な冷却性能を手に入れることができた。ただし、実際にそこまで200mmファンを搭載する必要があるのか聞いたところ、担当者もプロトタイプとは言え「少々やりすぎたかもしれない」とのこと。
トップのファンはオプションになる予定。ラジエターは360mmサイズまで対応する |
ちなみにラジエターはトップが360mm、リアが140mm、フロントが360mmまで対応。なおフロントは標準装備の200mmファンを搭載したままでラジエターの取り付けができることから、内部のエアフローに影響がないのは嬉しい。
その他、サイドパネルは強化ガラスで、グラフィックスカードは垂直設置も可能。トップはマグネットフィルター付きのメッシュパネルで、フロントは強化サイドパネルとメッシュパネルが選択(両方付属)できる。
電源ユニットを搭載するボトム部分にはおなじみのカバーを実装。最近では光る電源ユニットも増えてきたことから、サイドの一部はわざと開口させた |
なおCOMPUTEX TAIPEI 2019での意見を元に改良を加え、製品化を目指すということで、現時点では発売日や価格は未定。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ENERMAX: http://www.enermax.com/
COMPUTEX TAIPEI 2019 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2019/