2026.05.10 01:30 更新
2026.05.10 取材
自社ブランド「FILCO」で知られるキーボードメーカーのダイヤテック株式会社が、東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことが分かった。帝国データバンクが報じた。
帝国データバンクによれば、ダイヤテックは1982年設立。PC用キーボードを専門に取り扱い、「FILCO」ブランドの有線・無線キーボードを主力に、テンキーボードやオーダーメイドキーボード、交換用スイッチ、リストレストなど周辺機器を展開していた。PC関連商社や家電量販店、ネット通販などを販路に、自社サイトでの直販も行っており、2016年9月期には約14億3,400万円の売上高を計上していたという。
一方で近年は、自社ブランド以外の製品取り扱い縮小や、コロナ禍における巣ごもり需要の反動で受注が伸び悩み、2024年9月期の売上高は約8億円まで減少。さらに中国向け販売の不振など事業環境の悪化も重なり、2026年4月22日までに事業継続を断念したとしている。
なお、4月30日付で東京地裁より破産手続き開始決定を受け、負債総額は現在調査中。
4月24日付の閉業告知に続き、今回の破産手続き開始決定を受け、秋葉原の主要パーツショップからはFILCOブランドを惜しむ声が聞かれた。かつてCherry MX軸キーボードの“定番”として広く支持されていたこともあり、ショップ関係者の印象にも強く残っているようだ。
また、閉業発表後には販売停止の案内も行われていたという。
一方で近年は、キーボード本体以外の製品展開も印象に残っていたようだ。
さらに、長年の自作PCファンやショップスタッフにとって、FILCOは“定番ブランド”のひとつだったという声もある。
なお、一部ショップでは今年初頭の時点で供給面の変化を感じていたという。
文: 編集部 松枝 清顕/取材・撮影:Tawashi / 絵踏 一
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