2017.06.06 17:07 更新
2017.06.06 取材
Sea Sonic Electronics(本社:台湾)は、最高94%という高い電源効率を活かしたTITANIUM認証取得の完全ファンレス電源「PRIME Fanless」を発表。また国内でも評判の「PRIME」シリーズに、PLATINUM/GOLD認証モデルを追加した。
最高94%という高い電源効率を活かし、完全ファンレス駆動に対応するTITANIUM認証電源ユニット「PRIME Fanless」がSeaSonicブランドよりデビュー。ファンレスながら600Wの大容量を実現しているのが特徴。また大型のヒートシンクを搭載するモデルが多い中、通気性を重視したメッシュ筐体を採用する。
高効率設計と高品質コンポーネントを採用する「PRIME Fanless」。基本設計は「PRIME」シリーズと同じとのこと |
担当者によれば、「PRIME Fanless」は、もともと高品質・高効率なコンポーネントで構成される「PRIME」シリーズをベースに開発。そのため600W程度ならファンレスでも発熱はまったく問題にならないと自信をのぞかせていた。
底面部以外はいずれもメッシュ仕様。自然対流により内部コンポーネントを冷却する仕組み |
詳細スペックは明らかにされていないが、+12Vはシングルレーンの50A出力で、ハイエンドグラフィックスカードにも対応。国内発売は年内中を予定しており、12年という長期保証が提供される。
以前詳細検証をお届けしたSeaSonicのフラッグシップTITANIUM認証電源「PRIME」シリーズには、PLATINUM認証とGOLD認証モデルが新たに追加。もともと完成度の高さに定評のある同シリーズ。電源効率はやや下がるものの、低価格モデルの登場を心待ちにしていたユーザーにはまさに待望の製品になるだろう。
SeaSonic「PRIME」シリーズには、PLATINUM認証モデル(画像左)とGOLD認証モデル(画像右)の2モデルが追加される |
製品保証はこちらも12年で、製品ラインナップは650~1,200W。なお国内で展開されるのはいずれも1,000~1,200Wで、発売は早くても9月頃になりそうだ。
メインストリーム帯を担うモデルとして「FOCUS」シリーズも準備中。ケーブルはフルモジュラーとセミモジュラーの2種で、「PRIME」シリーズと同じくセミファンレス機能をON/OFFできる「Hybrid Mode」ボタンを搭載する。
容量ラインナップは550W、650W、750W、850Wで、低容量帯から中容量帯までをカバー。「PRIME」シリーズとは完全に住み分けができており、実際に発売されれば最も売れ筋となるだろう。なお国内発売は年内予定とのこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Sea Sonic Electronics Co., Ltd.: http://www.seasonic.com/
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