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フル稼働でハッチ自動開放。GIGABYTE、放熱ギミックが楽しいGTX 1070搭載の新型「BRIX」を発表

2016.10.28 02:20 更新

2016.10.28 取材

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 日本ギガバイト株式会社(本社:東京都千代田区)は2016年10月27日、東京秋葉原にて小型デスクトップPC「BRIX」新製品のプレス向け発表会を開催した。これまで通りのコンパクトなモデルはもちろん、イメージを覆す異形のモデルも多数。いずれも遠からず国内市場への投入が予定されている製品だ。

自動で作動する放熱ギミックに注目。GTX 1070カードをそのまま搭載した「BRIX Desktop」

どことなくP○3ライクなボディを採用する、スリムデスクトップの「BRIX Desktop」。従来の「BRIX」とまったく異なるデザインは、デスクトップ版のCore i7とGTX 1070を搭載するためだった

おなじみの手のひらサイズの「BRIX」が並んでいた中で、一際異彩を放っていたのが「BRIX Desktop」(型番:GB-GZ1DTi-1070)だ。ハイエンドゲーマーをターゲットにしたスリムデスクトップで、P○3風なボディには3連ファンクーラー「WINDFORCE 3X」を装備したGeForce GTX 1070カードがそのまま搭載されている。

もっともスリムタイプのハイエンドマシンとくれば排熱に不安が残るところ、その点にも抜かりなし。煙突効果を利用して上からホットエアを抜く構造で、トップ付近は通気性に優れたメッシュ仕様。さらに最上部には自動開放式のハッチを備え、システム温度が80℃を超えると自動で展開して放熱を行うという、面白いギミックをもっている。

トップ外周にはLEDモジュールが埋め込まれ、システム温度と連動したイルミネーションも設定可能。パフォーマンスやサイズ感だけでなく、魅せる要素にも優れたマシンというワケだ。

狭い内部構造のため、排熱にもこだわった。なんと最上部は開閉式のハッチになっており、システムが80℃を超えると自動で開いて放熱する仕組みになっている。COMPUTEXにも出展され、注目を集めていたのは記憶に新しい
トップ付近やサイドにはメッシュ構造が採用され、通気性は高い。トップ外周のLEDはソフトウェア制御に対応、システム温度と連動して色を変えることもできる
展示されていたのは米国仕様の参考出展モデルで、GTX 1070に加えてCore i7-6700Kや8GBメモリ、M.2と2.5インチHDDのデュアルストレージが搭載されていた

国内向け仕様はまだ未定ながら、展示機にはIntel Core i7-6700K(4コア / 8スレッド / 最大4.2GHz / TDP91W)、DDR4-2,133MHz 8GB(SO-DIMM×2 / 最大32GB)、ストレージは256GBのM.2 SSDと1TBの2.5インチHDDが実装されていた。M.2スロットと2.5インチドライブはそれぞれ2基ずつを備え、ストレージ不足に陥る心配は無用だ。

なお、CPUとグラフィックスともにデスクトップ向け製品をそのまま搭載することから、必要に応じてユーザーが換装することも可能。電源ユニットは内蔵のFlex ATX電源に加えて、補助用に135WのACアダプタも付属。300Wクラスのグラフィックスカードにも対応する。

配線はボトムのスカート内部に隠されている。左側に搭載されているのが、メインのFlex ATX電源ユニットだ
ハイエンドグラフィックスを安定して駆動させるため、製品には135Wの薄型ACアダプタが付属。メイン電源と合わせ、300W級のグラフィックスにも対応する

そのほか、USB3.1×2(Type-A+Type-C)、USB3.0×5、Killer E2400のギガビットLANを備えるなど、インターフェイスも充実。外形寸法もW276×D128×H384mmと、同クラスの一般的なゲーミングマシンに比べて非常にコンパクトだ。現時点で発売日や価格などの情報は未定だが、今後のアップデートに期待したい。

スペース面での妥協は不要。ハイエンドなゲーミングマシンを圧縮した「BRIX Desktop」は、来年以降に発売の見込みだ

 

四角柱の印象的な筐体にGTX 950搭載、もう一つのゲーミングモデル「BRIX Gaming UHD」

ゲーミングモデルは、これまでのデザインにとらわれないモデルばかり。この四角柱マシン「BRIX Gaming UHD」は、COMPUTEXブースでも見かけたデスクトップ版GTX 950搭載モデルだ

コンシューマ向けのゲーミングモデルとして展示されていた、「BRIX Gaming UHD」(型番:GB-BNi7HG4-950)もまた特異な形状をした新製品。こちらはアルミフレームを採用したスタイリッシュかつ小振りな四角柱デザインで、デスクトップ版のGeForce GTX 950が搭載されている。

容積はわずか2.6リットル。この中にCore i7-6700HQ(4コア / 8スレッド / 最大3.5GHz / TDP45W)とデスクトップ版GTX 950を組み込むため、それぞれ巨大なヒートシンクを備えたマザーボードとGPUボードを背中合わせに内蔵するギリギリの設計。「BRIX Desktop」同様にトップをメッシュ仕様とした冷却構造を採用、小さいながらに効率よく排熱できるよう工夫されている。

大型のヒートシンクを備えたマザー・GPUボードを背中合わせに内蔵する構造。狭いながらにM.2スロットや2.5インチベイをデュアル搭載するなど、拡張性も十分に確保されている

もっとも内部には意外なまでの拡張性を備えており、メモリスロットは最大32GB対応のSO-DIMM×2(DDR4-2,133MHz)、ストレージはM.2スロット×2と2.5インチベイ×2を実装。クアッド4Kディスプレイ出力が可能なminiDisplayPort×3とHDMI×1やUSB3.1×2(Type-A+Type-C)、USB3.0×1、IntelチップのギガビットLANなど、インターフェイスも充実している。さらにIntel製の802.11ac無線LAN+Bluetooth 4.2モジュールも内蔵、ワイヤレスネットワークもネイティブ対応だ。

こちらは年内にも発売される予定で、予価は14万円前後。デザイン性も優れているため、ゲーミング以外にホームエンターテイメントやクリエイティブワーク用途の需要も見込んでいるという。正式リリースはもうすぐだ。

このサイズ感で4Kの4画面出力も可能という、驚くべき接続性能。USB3.1のType-A+Type-CポートやギガビットLAN、無線LANなどインターフェイス周りも充実している

 

ゲーミングモデル匹敵の性能をもつ、業務用の超薄型マシン「BRIX GTX PRO」にも注目

厚みわずか30mmの極薄モデル「BRIX GTX PRO」、これも実は業務ユースを想定した「BRIX」の仲間なのだ

また、意外にコンシューマ向けにもウケがよさそうだった、業務用モデルの「BRIX GTX PRO」(型番:GB-BNi7G4-950)も展示されていた。「Japan IT Week」にて展示されていたモデルとほぼ同コンセプトの製品で、厚みはわずか30mm。容量も2リットルと非常にスリムな筐体を採用、主にデジタルサイネージ用途での使用が想定されている。

液晶ディスプレイ背面に設置可能な点は従来モデル同様ながら、米国ADAに準拠するスリムボディを獲得。グラフィックス出力もminiDisplayPort×4によるクアッド4K出力が可能で、駅やデパートなどの大型スクリーンへ4K解像度で出力できる。

主にデジタルサイネージ向けを想定、スリムながらクアッド4K出力可能なminiDisplayPort×4を備えている

なお、Core i7-6700HQとデスクトップ版のGeForce GTX 950を搭載するなど、スペック構成はほぼ“「BRIX Gaming UHD」の平たい版”といったところ。メモリは最大32GB対応のDDR4 SO-DIMM×2、ストレージはM.2スロット×2を実装し、拡張性も十分。無線LAN+Bluetoothモジュールも標準で搭載されているほか、USB3.1×2(Type-A+Type-C)、USB3.0×2、ギガビットLANなどの豊富なインターフェイスも備えている。

ディスプレイ背面に設置してもはみ出しが最小限となる、米ADA準拠のサイズ。内部では2分割したボードを個別に効率よく冷却することで、騒音や発熱問題をクリアしたという

 

お待ちかね、Intel第7世代“Kabylake”搭載の正統派モデル「GB-BKi7HA-7500」

手のひらに乗るコンパクトサイズの従来型「BRIX」ももちろん登場。“Kabylake”ことIntel第7世代プロセッサ搭載の正統派モデルが「GB-BKi7HA-7500」だ

奇抜なタイプばかりではなく、従来通り手のひらサイズの正方形筐体を採用した「GB-BKi7HA-7500」も発表された。Intel第7世代プロセッサ“Kabylake”を搭載した、正統派の最新モデルだ。

CPUはCore i7-7500U(2コア / 4スレッド / 最大3.5GHz / TDP15W)で、グラフィックスはIntel HDグラフィックス620、メモリスロットは最大32GB対応のDDR4 SO-DIMM×2(DDR4-2,133MHz)、ストレージはM.2スロット×1と2.5インチベイ×1を備える。

新シリーズは、今回出展されていたCore i7-7500U搭載の「GB-BKi7HA-7500」に加えて、Core i5-7200U搭載モデル「GB-BKi5HA-7200」もラインナップしている
フロントに輝く「Core i7 7th Gen」のシール。こちら側のインターフェイスは、USB3.1×2(Type-A+Type-C)を備える

グラフィックス出力はminiDisplayPort×1とHDMI×1を実装。miniDisplayPort++によるデイジーチェーンを利用すれば、3画面同時出力にも対応する。その他インターフェイスは、USB3.1×2(Type-A+Type-C)、USB3.0×2、ギガビットLAN×1など。Intel製の802.11ac無線LAN+Bluetooth 4.2モジュールも内蔵され、ワイヤレスネットワークにも対応している。なお、対応OSはWindows 10の64bit版だ。

小さいながらに必要なインターフェイスはしっかり網羅されている「BRIX」。背面にはminiDisplayPort+HDMIの画面出力にUSB3.0×2、ギガビットLANを搭載している

文: GDM編集部 絵踏 一
日本ギガバイト株式会社: http://www.gigabyte.jp/

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