2014.05.12 01:33 更新
2014.05.12 取材
日本時間の2014年5月11日(日)16時01分、「Hasewell Refresh」ベースの第4世代Coreプロセッサの販売がスタートした。同時に対応チップセット「Intel 9」シリーズを搭載したマザーボードの店頭販売も始まり、日曜午後の秋葉原はちょっとしたお祭り状態に。各ショップの様子を中心にレポートしていこう。
Hasell世代のパッケージ(画像左)と比較しても、外観上の違いは分らず。唯一、モデルナンバーでのみ判別ができる。またチップセットについてもストレージ周り以外に大きな変更点はない |
Intelの新製品がリリースされる時間としては、過去に例がない日曜午後の16時01分となった「Haswell Refresh」。深夜販売がお決まりだったIntel製CPU解禁だが、晴天に恵まれた秋葉原では家族連れも多く見られるなど、ちょっと緩めでのどかなスタートになった。
「日曜とは思えないほどお昼前後の人出は悪かったため、かなり心配した」(複数ショップ)との声も聞かれたが、解禁時間が迫る16時近くになると各パーツショップには徐々に自作派が集まりはじめた。
イベントといえばこの人、ライター・高橋 敏也氏が今回も駆けつけた | |
ASUSTeKの所氏による新型マザーボードのセッションにはご覧の人だかり。その後はカウントダウンも行われた |
解禁に先立ち、ツクモパソコン本店やドスパラ パーツ館で開催されたトークイベントにも多数の熱心な自作ユーザーが集まる盛況ぶり。続いて解禁を迎えた16時01分には、恒例のくす玉割り&来場者に配布されたクラッカーで盛大に販売スタートが祝福された。
DOS/V POWER REPORT編集長の佐々木氏によるセッションではM.2について、詳細な解説が行われた |
解禁後、各ショップで売れ行きを聞いたところ「ボチボチといったところで、普段の日曜より少し売れている程度。マザーボードは、20,000円以下のミドルレンジモデルが多く出ている」とのこと。
また「Haswell世代から変更はなく、やや新鮮味に欠けるのは仕方ないですね。各社のハイエンドマザーが出揃い“K”型番の『Devil’s Canyon』がリリースされる6月以降が本番でしょう。」という意見も複数聞かれた。
販売解禁直後のマザーボード売り場の様子。急いで購入するというよりは、どのようなモデルがあるのか見てみようという雰囲気だった |
なお、CPUはHaswell世代とHaswell Refresh世代がしばらく並売される。クロック以外に変更点がないため、価格の安いHaswellを狙うというのも十分アリな選択だ(Haswell世代は今後、徐々にフェードアウトしていく)。
入荷数が1枚~2枚というものもあり、早々に完売しているモデルも複数確認できた |
また、対応マザーボードは、新型の「Intel Z97 Express」と「Intel H97 Express」搭載モデルのほか、従来からの「Intel Z87 Express」と「Intel H87 Express」搭載モデルも在庫はまだまだ潤沢。今後は在庫処分に伴う価格の下落も予想され、これらお買い得モデルを狙い撃ちする手もある。ちなみに「Intel H81 Express」と「Intel B85 Express」搭載モデルは、引き続き現役製品として販売は継続される。
BUY MORE秋葉原本店ではPLEXTORブランドのM.2を早くもバルクで販売されていた |
文: GDM編集部 Tawashi
Intel Corporation: http://www.intel.co.jp/