2026.09.10 20:17 更新
2026.09.10 取材
VAIO株式会社(本社:長野県安曇野市)は2026年9月10日、マルチフリップ機構を採用した13.3型モバイルノートPC「VAIO T(VCTNN1)」およびその法人向けモデル「VAIO T work(VBTNN1)」を発表した。9月18日に受注が開始され、個人向けモデルは9月22日よりノジマ店舗で先行販売が行われる。
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今回発表された「VAIO T」(および「VAIO T work」)は、基幹モデルである従来の「VAIO/VAIO Pro」シリーズとは異なり、”新しいスタイルを体験を提案する”ことを謳う「VAIO Next」シリーズに位置付けられる新モデル。その最大の特徴は、トリプルスタイルに変形する「マルチフリップ機構」だ。
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通常時はチルトアップキーボードを備えた「ノートPCモード」として使用可能ながら、ディスプレイ上端を押さえて軽く倒すことで、天板の中央部に設けられた溝を軸としてディスプレイがクルリと回転。対面相手に画面を見せることができる「ビューモード」、画面を表にしたまま閉じれば「タブレットモード」に変形する。回転したディスプレイはマグネットで固定され、意図せず動いてしまうようなことはない。
これは2013年に発売された「VAIO Fit」などの一部機種で採用されていた回転機構が発想のベースになっており、構造や使い勝手をより洗練させ、復活させたものだ。
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VAIOは2025年にノジマグループ入りして以来、両社で意見交換を重ねながら、新たな顧客価値を提案するための取り組みを進めてきた。「VAIO T」はその成果の一つで、特にマルチフリップ機構の復活については、ノジマ側からの発案がきっかけで企画がスタートしたという。
「VAIO Fit」などの時代ではOSとの親和性も弱く、ユーザー側の需要を掘り起こすことができなかったことから終息となった。その一方でノジマなど一部の店頭では好評だったこと、昨今法人向けでも電子サインに代表される様々な用途でタッチディスプレイを求める声が増えたことなどから、あらためてマルチフリップによる変形機構を導入することが決まった。
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| 天板には回転ヒンジが仕込まれた”溝”があり、これが軸となって画面が回転する |
ちなみにこうしたノートPCの変形機構と言えば、360°回転ヒンジによるコンバーチブル仕様が一般的だ。しかし単純な回転ヒンジの場合、そもそもノートPCを持ち上げてディスプレイを回転させなければならない点がまず面倒。マルチフリップの場合はディスプレイだけを回転させればいいため、本体を動かさずシームレスに変形できるのが強みだ。
また、コンバーチブル仕様ではタブレット時に底面に回るキーボードが傷ついてしまうこと、それを防ぐために設けるゴム足が美観を損ねるなどのデメリットもあり、採用が見送られたという。
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| ビューモード |
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| タブレットモード |
「VAIO T」の主な仕様は、ディスプレイが解像度2,560×1,600ドットの13.3型タッチ対応液晶(グレア)を搭載。CPUはCore Ultra 7 356HまたはCore Ultra 5 325で、特別モデルの「勝色特別仕様」のみCore Ultra X7 358Hを選択できる。
また、メモリは最大LPDDR5X 64GB、ストレージはPCI Express 5.0対応SSDが選択可能。ネットワークはWi-Fi 7とギガビット有線LANに対応、バッテリーライフは標準バッテリーで最大12.5時間、大容量バッテリーで最大18時間とされる。
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| ファインブラックカラー |
そのほか、3Dマイクで高精度な指向性制御を行うAIノイズキャンセリング、内蔵カメラを活用した非接触センシングで外部機器なしに血管情報や心拍情報を測定する「VAIO ウェルネスケア」などの独自機能を搭載。数十項目におよぶ品質試験やMIL-STD-810H準拠の耐久試験をクリアするタフさを備えるほか、フリップ機構も独自の耐久試験で強度が検証されている。
外形寸法は約幅312.0mm、奥行き224.6mm、高さ14.6~19.6mm、最小重量約1.253kg。カラーはファインレッドとファインブラックの2色(法人向けはファインブラックのみ)をラインナップする。
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| インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB Type-A×2、HDMI、ギガビットLAN、イヤホンジャックなど |
文: 編集部 絵踏 一
VAIO株式会社: https://vaio.com/

