2026.09.09 09:11 更新
2026.09.09 配信
Phanteks(本社:オランダ)は2026年9月8日(現地時間)、コンポーネントごとに独立したエアフローを確保する新設計のPCケース「EX5」シリーズを正式発表した。「EX5」「EX5 Plus」「EX5 Max」の3モデルをラインナップし、9月より発売予定。なお中国市場では9月8日からデリバリーが開始されている。
今年6月に開催された「COMPUTEX 2026」のPhanteksプライベートブースで初披露された新型PCケース。CPUやグラフィックスカード、電源ユニットなどの主要コンポーネントをそれぞれ独立した空間に配置し、熱源へ直接外気を送り込む独自の内部構造を採用。Phanteksでは近年主流のピラーレスデザインを採用した、いわゆる「フィッシュタンク型」PCケースとは異なり、少ないファンでも効率的な冷却を実現できるとしている。
エルミタではCOMPUTEX 2026の現地取材で3モデルを実機で確認。当時は8月発売予定とされていたが、今回の正式発表では9月発売となり、詳細な製品仕様も明らかになった。
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| Phanteks「EX5 Plus」 | Phanteks「EX5 Max」 |
ベースモデルの「EX5」は、好みのAIO水冷ユニットを組み合わせられるモデルで、マザーボード背面には120mmファンを標準搭載。VRMやメモリへ直接エアフローを送りつつ、グラフィックスカードから排出された熱を周辺コンポーネントから遠ざける構造としている。
「EX5 Plus」は、360mmサイズAIO水冷ユニット「Glacier One 360S25-SE」をあらかじめケースへ統合。チューブをケース内部へ隠すことで、配管が見えない「no-tubes」デザインを実現した。ラジエーター用ファンには3基を一体化したS25 ARGBシングルフレームファンを採用し、1本のケーブルで接続できる。
最上位の「EX5 Max」は「EX5 Plus」の仕様に加え、サイドパネル内側に6インチのIPS液晶ディスプレイを搭載。Windows用「NexLinq App」を利用してシステム情報や任意のビジュアルを表示でき、画面の向きも調整できる。
共通仕様は、対応フォームファクタがATX、MicroATX、Mini-ITX。拡張スロットは4段で、グラフィックスカードは長さ最大358mm、幅175mmまで対応する。またGPU固定用ブラケットを標準装備し、搭載位置によって最大93mm(4.6スロット)厚までサポート。電源ユニットは奥行き最大210mm、CPUクーラーの高さは最大72mmで、AIO水冷ユニット前提の設計と言えるだろう。
ストレージは3.5インチHDD ×1、2.5インチSSD ×1を搭載可能。冷却機構はサイドに120mmファン ×3基とマザーボード冷却用120mmファン ×1基を搭載でき、最大360mmラジエーターに対応する。フロントI/OはUSB 3.0 ×2、USB 3.2 Gen2x2 Type-C ×1、マイク/ヘッドホンコンボ端子など。ケースにはARGBイルミネーションも組み込まれ、対応マザーボードまたはオプションのNexLinqエコシステムから制御できる。
外形寸法は幅234mm、奥行き449mm、高さ474mm。素材はスチール、強化ガラス、ABS樹脂を採用。カラーはブラック。
文: 編集部 松枝 清顕
Phanteks: https://phanteks.com/

