エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1687
2026.08.25 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
PCを自作したことがあるユーザーなら、一度はアイネックスの製品を目にしたことがあるだろう。各種ケーブルや変換アダプタ、ネジ、マウンター、冷却ファンなど、そのラインナップは実に幅広く、自作PCには欠かせない唯一無二の国内メーカーだ。PCを構成する主要パーツを手掛けるメーカーではないが、「こんなパーツが欲しかった」という自作PCの細かなニーズを埋める存在として、長年にわたり独自のポジションを築いている。
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| 秋葉原のPCパーツショップでは、各種ケーブルや変換アダプタなど数多くのアイネックス製品が並ぶ |
そんなアイネックスから、サイドフロー型CPUクーラー「Testudo Formation」(型番:BA-CC02TF)がリリースされた。各種ケーブルやネジ、マウンターなどのイメージが強いだけに、本格的なCPUクーラーの登場を意外に感じる読者もいるだろう。
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Testudo Formation(型番:BA-CC02TF) 市場想定売価税込6,980~7,780円(2026年8月5日発売) 製品情報(株式会社アイネックス) |
8月5日より販売が開始されたTestudo Formationは、アイネックスのサブブランド「BLUE AIAS(ブルーアイアス)」の新製品だ。ここでBLUE AIASがどのようなブランドなのかを知っておこう。
最初の製品が登場したのは2019年11月で、すでに7年近い歴史を持つ。ただし、アイネックスが500種類以上の製品を取り扱う中、BLUE AIASブランドで現在通常販売されている製品は、今回の新製品を合わせて16製品だという。製品数が限られていることもあり、ブランドそのものの認知度は決して高いとはいえない。これまではグリスや冷却ファン、M.2 SSD用ヒートシンクなど、冷却関連製品を中心に展開してきた。
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アイネックスのハイエンド冷却ブランド「BLUE AIAS」。特設サイト(https://ba.ainex.jp/)には現在合計16製品の厳選されたモデルが掲載されている |
ブランド名は、冷却をイメージする「BLUE」と、ギリシア神話に登場する英雄「AIAS(アイアース)」を組み合わせたもの。盾をモチーフにしたロゴにも、PCパーツを熱から守るというブランドコンセプトが込められているという。ちなみに「Testudo Formation」は、古代ローマ軍が用いた「亀の甲羅」のような密集防御陣形に由来しているそうだ。アイネックスが描く世界観がなんとなく想像できる。
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| BA-CF120AMZR-WH | BA-CF120AMZR-BK |
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| BA-HM04 | BA-CF120AMBA02 |
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| BA-HM02 | BA-GS02 |
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| 秋葉原の主要パーツショップでも一斉に販売がスタート。実機の展示もあり「Testudo Formation」の質感などを直接確認することができる |
そのBLUE AIASが新たに投入したのが、ツインタワー型CPUクーラー「Testudo Formation」だ。6mm径ヒートパイプ6本と120mmファン2基を組み合わせたハイエンド志向のサイドフロー型で、最大TDP 275Wを謳うなど、これまでのBLUE AIAS製品とは少々毛色が異なる本格的なモデルに仕上げられている。
CPUクーラー市場には、冷却パーツを専門とする国内外のメーカーが数多く参入しており、価格競争も激しい。その中で、後発となるBLUE AIAS「Testudo Formation」にどれほどの競争力があるのだろうか。
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| こちらはBLUE AIASブランドから同時発売された、シングルタワー型空冷クーラー「Greek Phalanx」(型番:BA-CC01GP)。売価は税込3,580円で、6mm径の銅製ヒートパイプ4本をCPUに直接接触させるダイレクトタッチ方式を採用 |
次にスペック表から「Testudo Formation」の概要を把握しておこう。対応ソケットはIntel LGA1851 / 1700 / 1200 / 115x系、AMD Socket AM5 / AM4。そして冷却性能の目安となる対応TDPは275Wとされている。
冷却機構は、デュアルヒートシンクによるツインタワー構造を採用し、6mm径のヒートパイプ6本で構成。120mmファン2基を組み合わせることで、高い冷却性能を実現するという。
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クールなブルー色が基調の国内デザインパッケージ。雪の結晶が冷却機器たる”冷える”ことを印象付けている。なおパッケージサイズは幅約215mm、奥行き約195mm、高さ約160mm |
なお、外形寸法は幅125mm、奥行き138mm、高さ158mm(ファンクリップ含む)で、重量は880g(リテンションを除く)。800g台に収められている点は、重量級CPUクーラーの搭載を嫌うユーザーにとっても、ぎりぎり及第点といったところではないだろうか。
