エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1687
2026.08.25 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
ここからは「Testudo Formation」の冷却性能と静音性を実際にチェックしていこう。まずは、TDPこそ120Wと控えめだが、8コアを1基のCCDに集約するため熱密度が高いRyzen 7 9800X3Dによるテストからだ。
ストレステストには「OCCT 17.0.14:CPU」と「Cinebench 2026:30 minutes(Test Stability)」を使用し、CPU温度は「CPU (Tctl/Tdie)」の値を採用した。騒音値はデータログ機能を備えたアズワン製騒音計「TM-103」をPCから30cmの位置に設置して計測した。
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| Ryzen 7 9800X3DのTDPは120W。ただし、CCDが1基で96MBの大容量L3キャッシュや最大5.2GHz高クロック動作により熱密度はかなり高く、高性能なCPUクーラーが必要になる | |
Package Powerが140W前後の「Cinebench 2026」では、平均CPU温度は約83℃、最高温度は85.2℃だった。一方、Package Powerが150W前後まで上がる「OCCT 17.0.14」では、平均CPU温度は約89℃、最高温度は91.9℃。いずれも上限温度の95℃に達することは一度もなかった。CPUクロックやPackage Powerの推移を見てもサーマルスロットリングと思われる挙動はなく、Ryzen 7 9800X3Dの性能を引き出すことができている。
また、ファン回転数はいずれのテストでも公称最大値となる2,000rpm前後まで上昇している。それでも騒音値は40dBA前半にとどまり、静音性は良好だった。実際、オープンフレームPCケースでの運用でも、テスト中に耳障りに感じることはなかった。
