2026.06.09 19:14 更新
2026.06.09 取材
ミニPC市場で存在感を高めるMINISFORUM(本社:香港)ブースでは、AI時代を見据えたオールフラッシュNASやAIサーバー向けシステム、次世代AIミニPCなどを一挙展示。ローカルAI処理への対応を強く意識した製品群が並び、多くの来場者の注目を集めていた。
中でも注目を集めていたのが、静音性を追求したファンレスNAS「ALL-Flash S5」、ローカルAI向けのフラッグシップNAS「N5 MAX」、そして180TOPS対応の次世代ミニPC「M2 Pro」だ。ここでは、それぞれの特徴を紹介しよう。
まず目を引いたのが、同社初のオールフラッシュNASとなる「ALL-Flash S5」だ。一般的なNASとは一線を画すファンレスデザインを採用しており、会場でもひときわ存在感を放っていた。内部には5基のM.2 SSDスロットを搭載。すべてNVMe SSDによる構成とすることで、高速なデータアクセスと静音性、省スペース性を両立している。
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製品の位置付けとしては、ローエンドモデルとハイエンドモデルの中間を担うミドルレンジ市場をターゲットとしており、比較的手頃な価格帯を実現しながらも上位モデル寄りの機能を備える点が特徴。ネットワークインターフェイスには10GbEポートを搭載するほか、Thunderbolt 4ポートも備え、クリエイター向けストレージや高速外部ストレージとしても活用できる。
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独自のファンレス設計とオールフラッシュ構成により動作音を大幅に抑えており、リビングやオーディオルームへの設置にも適する。特にファンレスPCや小型PCを愛用するユーザーとの親和性が高そうなモデルだ。
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さらに、静寂が求められるレコーディングスタジオや映像制作現場といったプロフェッショナル用途も想定。撮影現場や音声収録環境において騒音源を増やすことなく、大容量かつ高速な共有ストレージとして活用できる点もアピールされていた。発売は8月中旬で、予価は未定。
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一方、NASラインナップのフラッグシップとして展示されていたのが「N5 MAX」だ。外観こそ一般的なNASに近いが、AMD Ryzen AI Max+ 395プロセッサを搭載し、最大126TOPSのAI性能を実現。NASとしての役割だけでなく、ローカル環境で生成AIや大規模言語モデル(LLM)を実行するためのAIサーバーとしての活用も想定されている。
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ストレージは5基の3.5インチHDDベイと5基のNVMe SSDスロットを備え、最大200TBの大容量構成に対応。さらにデュアル10GbEポートやUSB4 v2(80Gbps)も搭載し、大容量データの高速転送や複数ユーザーによる共同作業にも対応する。
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AIモデルや学習データ、映像素材、プロジェクトファイルなどを一元管理できるほか、ローカル環境でAI処理を実行できる点も大きな特徴。担当者によると「クラウドサービスに依存せず、プライベートな環境でAIを活用できる」ことを重視した製品とのことだ。単なるストレージサーバーではなく、AI処理基盤としての活用も視野に入れた次世代NASとして注目を集めていた。発売は6月中を予定し、予価は約3,000ドル。
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NAS製品と並んで注目を集めていたのが、次世代AIミニPC「M2 Pro」だ。コンパクトな筐体ながら、Intelの最新Panther Lakeプラットフォームを採用し、最大180TOPSのAI処理性能を実現。ローカル環境での生成AIやAIエージェントの活用を見据えた設計となっている。
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筐体は高級感のあるフルメタルボディを採用。従来のミニPCで一般的だった外部ACアダプターを必要とせず、電源ユニットを本体に内蔵している点も特徴だ。デスク周りをすっきり構築できるほか、VESAマウントにも対応しており、ディスプレイ背面への設置も可能としている。
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インターフェイスも充実しており、3基のUSB4ポートに加え、10GbEと2.5GbEによるデュアルLANを搭載。そのほか、最大3基のM.2 SSDを搭載可能で、高速なローカルストレージ環境を構築できる。発売は8月下旬で、予価は未定。
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文: 編集部 Tawashi
MINISFORUM: https://www.minisforum.com/
COMPUTEX 2026 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2026/
COMPUTEX 2026: https://www.computextaipei.com.tw/

