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旅する書評家がおすすめ!読めば人生が変わる本:4冊目 見城徹の「読書という荒野」で 圧倒的な努力の真髄を学ぶ

2019.03.17 00:01 更新

2019.03.17 取材

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北村ゆうゆう 北村有 書評

PCやスマホ三昧の僕らに潤いの1冊・・・。旅する書評家・北村有さんが"これぞ”と思った本を紹介してくれます。週末くらいは液晶画面から離れて、ゆっくり読書はいかがでしょうか。

またお目にかかれて嬉しいです。

鎌倉に滞在しはじめて、執筆当時(3月12日時点)で早1週間が過ぎました。自称・旅する書評家の北村と申します。

あらためて、鎌倉とは不思議な土地だなあ、としみじみ実感しています。お寺が多いからなのか、まるで鎌倉という土地全体がパワースポットになっているかのようです。力をむくむくと内に漲らせて、その上を歩く我々に分け与えてくれている錯覚をいつしか覚えてしまうほど。

そんな土壌にいると、いつもとは少しだけ雰囲気の違う本を手にとってみたくなります。
私が今回みなさまにご紹介したいのは、幻冬舎という出版社の社長さんでいらっしゃる、見城徹さん本人が書かれた「読書という荒野」という1冊です。

yuyu_04_640x480a 読書という荒野(幻冬舎)
著者:見城 徹
2018年6月6日発売(237ページ)
定価:1,400円+税
判型/仕様:単行本
ISBN: 978-4344033054

「圧倒的な努力」とは?血と汗が滲むのは最早当たり前

表紙にどどんと存在感たっぷりに鎮座されているのが、幻冬舎社長・見城徹さんその人。そのお顔を拝見するに、さすが社長というだけあって、凄みのある貫禄たっぷりなお姿です。

これまで、たくさんの手に汗握る、時には血が滲むような努力が根底にあったことでしょう。私は、そんな一財を築けるような才能と立場を併せ持っている人の心の内には、「もう何があっても揺らぐことのない絶対的な自信」があるのだろうと思い込んでいました。

ですが、見城さんは言います。人間には何よりも、「自己検証、自己嫌悪、自己否定」が必要だと。

見城さんのような立場の方でも、毎夜、過去にふと口にした言葉をうじうじと悔いる気持ちが芽生えるそうなんです。どうしてあんなことを言ってしまったんだろう、あの人はどんな気持ちがしただろうか、と。

不思議ですよね。私にとってはまさに雲の上にいる人なのに、悩んでいることは何ら自分と変わらない。自身の行いを省みる「自己検証」、現実を目の当たりに受け止める「自己嫌悪」、そして最終的な「自己否定」。この3種の神器が人間の成長には必要で、避けては通れない過程だと綴られています。

「努力は圧倒的になって初めて意味がある」(引用)

見城さんの言葉です。作家に心から惚れるためには、そして編集者としての自分に心底惚れてもらうためには、血と汗滲む努力は最早当たり前。限界を超える圧倒的な努力を見せることによって初めて「スタート」が切れるのです。

この言葉を胸に、私も書評を書く者として、ライターという職業を名乗る者として、襟を正さなければならないと感じました。

あなたは、今、目指しているものがありますか?
辿り着きたい憧れの境地があるでしょうか?

憧れを憧れのままにしておかないためには、周囲が圧倒されるような絶対的な努力が必要なのだと本書は教えてくれます。「昭和の価値観」? 「泥臭い」? いつの時代も成長の方程式は変わらないのかもしれません。

読書は人としての武器に成りうる

この「読書という荒野」は、見城さん自身の読書遍歴を振り返りながら、「読書」そのものの効用、その真髄に迫る良書です。

「本とは単なる情報の羅列ではない。自分の弱さを思い知らされ、同時に自分を鼓舞する、現実を戦うための武器なのだ」(引用)

読書が武器に成りうると、あなたは考えたことがあるでしょうか?
普段から読書を習慣にしていない人にとっては、「必要なときに」本から情報を得るというのが一般的な読書の仕方だと思います。それも、インターネットが台頭してきた昨今は、パソコンやスマホを開けば簡単に求める情報が取得できる時代です。

ますます本から手が離れていく流れができてしまう中で、見城さんは言います。「読書の意味とは、自分一人の人生では経験できないことを味わい自分の問題として捉え直し、他者への想像力を磨く点にある」(引用)。

本というものは、読んだだけで終わってしまってはいけない。文字として取り入れた情報・感情・筆者の経験すべてを栄養として摂取した上で、実生活に活用することで初めて活きてくるのだという見城さんのメッセージです。

まさに「活かす」読書、「使いこなす」読書。これからの時代を生きる人類が、1冊1000~1500円で手に入れることのできる武器を、有効活用しない手はありません。

人と人が関係性を保ちながらこれからの時代を生きていくためには、必要な力が3つあると思っています。

「観察力」
「想像力」
「言語化能力」

日常の中で発生するあらゆる物事や、目の前にいる相手が発する言葉・目線・仕草。そしてSNSなどの画面上から伝わるニュアンスなど、様々な事象に対して冷静な目を向ける「観察力」がまずひとつ。

なにか判断や決断をくだす時には、そして行動を起こす時には特に、この丁寧な「観察力」が土台となります。この過程を疎かにすると、たちまちすれ違いや齟齬の原因になると思っています。

次に、「想像力」と「言語化能力」です。そして、この2つの能力を一気に磨けるのが読書ということ。著者の人生が投下された、経験が色濃く反映された書物を読むことによって、「自分だったらどうするか」と思い描くことが「想像力」を、言葉にしてアウトプットすることが「言語化能力」を鍛えてくれます。

そのための武器を、読書は与えてくれると見城さんは1冊を通して教えてくれています。
もしも今、この記事を読んでくださっているあなたが、「最近、本読んでいないなあ……」と思っているのであれば、それはとても勿体ないこと。

ぜひ、この「読書という荒野」に目を通してみてください。読書が武器に成りうるという事実を実感していただけるはずです。

北村有さんオススメの本をAmazonで購入する
「読書という荒野」幻冬舎刊(2018/6/6)見城徹(著)
yuyu_320x240 北村有(きたむら・ゆう)
国内一人旅と読書が趣味なフリーライター・旅する書評家。
ブログ:https://kitayu.net
Twitter:https://twitter.com/yuu_uu_

文: フリーライター・旅する書評家 北村 有

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