イオシスの三つ子店舗が中央通りに出現。PCNETは店舗運営からほぼ撤退

先週に26日（日）に閉店することが告知されたPCNET秋葉原中央通り店。跡地に出店するショップが注目されていたが、なんと同じ中央通りで営業するイオシスの新店舗が進出することになった

今月26日（日）をもっての閉店が告知されているPCNET秋葉原中央通り店について、早くもその跡地に進出する後継ショップが判明した。新しく出店するのは、すでに中央通りで2店舗を運営しているイオシスだ。

中央通りにおけるイオシスは、モバイルの有力店であるイオシス アキバ中央通店と、その並びに買取センター併設の中古PCショップイオシス アキバ中央通ヨコ店を運営。新たに開店する新店舗を合わせれば、中央通りに3軒並んで系列店を展開することになる。

今後の日程については、PCNET秋葉原中央通り店が11月26日（日）に閉店し、12月1日（金）付けで店舗物件をイオシスが承継。現時点では店舗形態は未定ながら、早くも12月中に新店舗をオープンさせるという。イオシスによれば、「まだ開店の日取りは決まっていないが、準備ができ次第可能な限り早くオープンさせたい」とのこと。

26日に閉店し、12月1日（金）には物件の引き渡しが行われる慌ただしいスケジュール。これで中央通りには、イオシス店舗が3軒並ぶことになる

また、PCNETを運営する株式会社パシフィックネットから、今後の店舗運営についてのIR情報が発表されている。現在全国で運営する店舗を段階的に閉店し、店舗部門を大幅に縮小。実質的に店舗運営から撤退することが決まった。

これは従来同社が得意としている、B to Bの法人向けサービスに集中するための業態転換の一環という。同社発表によれば、「小売を取り巻く現在の事業環境から、店舗部門の成長を見込むことが困難である」こと、「今後の顧客の購買行動や事業環境の変化といったリスクが存在する」ことなどを、店舗縮小の理由として挙げている。

今後は市場動向の把握やジャンク販売のための一部店舗を残し、PCNET秋葉原中央通り店を皮切りに、その他店舗を今期から来期にかけて順次閉店。店頭の人員は、ITサービス部門やテクニカルセンターなど、他部署への配置転換が行われる。なお、閉店する店舗やスケジュールについては、後日アナウンスされる予定だ。

姉妹店のモバイルショップRmobile秋葉原店を含め、順次閉店することが決まったPCNET。近傍ではPCNET秋葉原中央通り店が統合されるPCNET秋葉原ジャンク通り店も営業しているが、今後どの店舗が残るかは不明だ

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店： https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/
PCNET秋葉原中央通り店： https://www.gdm.or.jp/shop/pcnet