エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1541
2025.05.26 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
世界中の自作派から支持されているメーカーのひとつ、Fractal Design。国内市場では「North XL RC TG」から2ヶ月後のタイミングで、新作が投入された。
ただし、North XL RC TGは2024年3月に発売された「North XL TG」のバリエーションモデルであることから、純粋な新作としては2024年9月発売で詳細検証をお届けしたMini-ITX専用ケース「Era 2」以来になる。
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Fractal Design「Meshify 3 XL Ambience Pro RGB Black TG Light Tint」(型番:FD-C-MES3X-03) 市場想定売価税込59,580円(2025年5月27日発売) 製品情報(Fractal Desing / 株式会社アスク) |
国内正規代理店である株式会社アスク(本社:東京都千代田区)は5月16日に国内向けプレスリリースを配信。それによると、シリーズ構成はミドルタワーPCケース「Meshify 3」が7機種、フルタワーPCケース「Meshify 3 XL」が6機種の合計13機種で、昨今の自作PC界隈を見回しても、これほどまとまった格好での新製品発売は稀なパターンだろう。
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| もちろんホワイト色もラインナップ※画像は「Meshify 3 XL White RGB TG Clear Tint」 |
そこで本稿では全ラインナップとモデル構成を把握したところで、フルタワーPCケースでシリーズフラッグシップの「Meshify 3 XL Ambience Pro RGB Black TG Light Tint」(型番:FD-C-MES3X-03)を用意し、共通の製品コンセプトや最新作の内部設計、さらに新たに用意したFractalの仕掛けまでを徹底解説していく。
なお3代目の進化をより明確に見極めるために、2020年11月にお届けした2代目「Meshify 2」の検証記事も是非ご一読頂ければと思う。
冒頭でも触れたように、ミドルタワー型PCケースのMeshify 3シリーズは、カラーバリエーションを含め全部で7機種がラインナップ。まずはモデル名と想定売価を見ていこう。
最もシンプルなMeshify 3 Black Solidは、左側面にソリッドパネルを採用。これ以外の6機種すべてには、強化ガラス製パネルが装着されている。さらに強化ガラスはライト(Light)とクリア(Clear)の2パターンがあり、搭載ファンの種類(MomentumとMomentum RGB)、そしてブラックとホワイトの2色がそれぞれあるというワケだ。
ちなみにシリーズが奇数(7機種)なのは、Meshify 3 Black Solidだけがブラック色のみだから。なお各モデルの仕様は、製品名でおよそ判別できるようになっている。市場想定売価は税込32,700円から52,580円まで、ベーシックなモデルから最上位まで約2万円の売価差がある。
次に全6機種構成のMeshify 3 XLシリーズは、Meshify 3と”同じ法則”ながら、前面標準搭載ファンのRGB LED無しのホワイトモデルがない。ちなみに市場想定売価は税込39,700円から59,580円となり、こちらも幅が広い。
なお、Meshify 3とMeshify 3 XLのサイズの違いは、幅が16mm、奥行きが142mm、高さが8mm。もちろんこれらの数値はすべてMeshify 3 XLの方が大きく、特に奥行きの差が顕著であることが分かる。
実機に触れる前に、スペック表を確認しよう。Meshify 3 XLの対応マザーボードはE-ATX(幅330mm)、ATX、MicroATX、Mini-ITX、さらにサーバー系のSSI-EEB、SSI-CEB、EE-ATXもサポートされている。強化ガラス製サイドパネルタイプは魅せる要素の代表的な存在だが、これをソリッドパネルタイプを選択すれば、業務用の大型筐体としての選択肢に入るだろう。
今回用意したMeshify 3 XL Ambience Pro RGB Black TG Light Tintの外形寸法は幅245mm、奥行き575mm、高さ515mmで、重量は11.4kgとされる。バリエーションによる違いは重量だけで、Meshify 3 XL Black Solidは10.5kgと0.9kg軽い。熱心な自作派ならご存じの通りだが、同じ面積でもスチールより強化ガラス(一般的な4mm厚)は重い。
その他各項目については目を通すだけに留め、詳細は順を追って解説していくことにしよう。なお資料によると、パッケージサイズは幅469mm、奥行き596mm、高さ688mm。そして緩衝材や付属品を含めた重量は13.7kgとされ、店頭購入からの持ち帰りはカートが必須だろう。さらに公共交通機関を利用するなら、混在時は避けた方がよさそうだ。
