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最終更新日 2025年5月17日 11:41

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【COMPUTEX】DIY水冷の人気が急上昇。「原價屋」で聞いたイマドキBTOと台湾自作PC市場

2017.05.29 12:00 更新

2017.05.29 取材

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COMPUTEX COMPUTEX TAIPEI 2017

 「COMPUTEX TAIPEI 2017」の取材に合わせて、今年も台湾No.1のPCショップ「原價屋」への取材を敢行。昨年から台湾でも急速に普及が進んでいるというDIY水冷システムをはじめ、イマドキの自作PC市場について、あれこれ聞いてみた。

台湾でもDIY水冷の人気が急上昇。「原價屋」では昨年末からBTOで受注スタート

「COMPUTEX TAIPEI 2017」に合わせ台湾入りしたエルミタ取材班。本番の取材に先駆けて昨年同様、台湾の著名PCパーツショップ「原價屋」の取材を実施。通販の受注および組み立てを行う「原價屋台北工程維修部」、光華商場内の「光華分公司」、八徳路沿いにある「八徳二店」の3店舗を巡りつつ、イマドキの台湾の自作PC市場を調査してみた。

今回取材に応じてくれたのは副総経理の黄正賢氏(左)と、スタッフの黄弘仁氏(右)

昨年からの大きな違いとしてDIY水冷システムの普及が挙げられる。基本的に日本市場では、ユーザーによるカスタマイズが中心だが、台湾では中小規模のPCショップによるBTO(Build To Order=受注生産)が数多く存在。「原價屋」でも台湾の大手ショップとしては初めて昨年末よりBTOを導入。確実に実績を伸ばしているという。

圧倒的な存在感と見た目のカッコよさから、ハイエンドを中心にDIY水冷モデルの受注が増加

実際の購入手順は、ユーザーが選択したDIY水冷パーツを元にスタッフがハードチューブによる仮設計図を作成。問題が無ければ実際の組み込みが開始される。

ユーザーはWebベースの見積もりシステムで、必要なDIY水冷パーツを選択(左)。これを元に仮設計書(右)が作成され、問題がなければ作業は開始される

前回取材記事でもお伝えしたが、「原價屋」独自サービスとして組み込み作業状況は随時Webサイトに画像が公開される。ユーザーは進捗状況を把握する事ができるというワケだ。なお組み立て自体は約3日ほどで完了するものの、その後リークテストや冷却テスト、クーラント液の交換など、厳密なテストを実施。実際に納品されるまでには構成により約2~3週間ほど掛かるそうだ。

実際にスタッフが汚れた冷媒液を抜き、新しい冷媒液を注入しているところも確認できた

ちなみにDIY水冷システムで人気のケースを聞いてみたところ、オープンフレームケースの定番、Thermaltakeの「Core P5」や「Core P3」を選択するユーザーが多いとのこと。また「原價屋」では、オリジナルのアクリル製サイドパネルの受注も行っており、一般的なフル・ミドルタワーと組み合わせる人もいるという。

be quiet!「Dark Base 900」をベースにしたモデル。こちらはほぼ完成状態。ハードチューブのレイアウトからスリーブケーブルを使用したケーブルマネジメントまで、レベルの高い手作業である事が窺える
Fractal「Design Define R5-White」をベースにしたモデル。カスタム仕様のアクリルウィンドウを組み合わせた。このまま展示会の会場に持ち込んでもおかしくないレベルの仕上がり

 

Ryzenの登場によりAMDが復権。SSDを選択するユーザーが大幅に増加

昨年はショーウィンドウ内にAMD製CPUはなかったが、今年はRyzenシリーズを中心に数モデルが展示されていた

続いて個別のパーツ事情について紹介しよう。CPUは、昨年から今年はじめにかけてAMDのシェアが5%前後まで落ち込んだものの、Ryzenの登場により15%前後まで回復。解禁当時は台湾でもマザーボードが品薄になるなど日本と同様、AMDの人気は一気に回復した。またKaby Lake世代では、Core i7-7700やCore i5-7500/7400等のクアッドコアモデルが売れ筋だという。

Intelよりコア数が多く安価なRyzenシリーズ。台湾でもAMD製CPUでは久しぶりのヒットとなった
Core i7-7700Kや、Core i5-7600Kはやや割高な印象を受けることから、Intel製CPUはnon-Kのクアッドコアモデルが人気

グラフィックスカードについては、依然としてNVIDIAが優勢。特にコストパフォーマンスに優れるNVIDIA GeForce GTX 1060シリーズを選択する人が多い。ちなみに日本ではショートモデルにも一定のニーズがあるが、台湾では騒音や冷却性能に難アリと考える人が多く、大口径ファンを2基搭載した大型の静音・高冷却モデルが圧倒的に人気があるそうだ。

グラフィックスカードはNVIDIA GeForce GTX 1060シリーズが売れ筋。Mini-ITXサイズのショートモデルは扱いがあるものの、大口径ファン2基を搭載した大型モデルが人気

また冒頭で紹介したDIY水冷だけでなく、オールインワン水冷キットも好調。ラジエターサイズは120mmが中心で、定評のあるCooler Masterが売れ筋。また光り物系では、CORSAIRやCooler MasterのLEDファンに人気が集中。さらにハイエンドクラスのマザーボードを選択する人の多くが、RGB LEDストリップを同時に購入するという。

オールインワン水冷は120mmサイズの廉価モデルが人気 汎用ファンにLEDファンを選択する人が大幅に増えたという

ストレージではSSDを導入するユーザーが大幅に増加。インターフェイスはSATA3.0(6Gbps)が多いものの、安価なIntel「600p」シリーズの登場をきっかけにNVMe SSDを選択する人も増えている。なおIntel Optane Memoryについては発売当初は話題を呼んだが、その後は落ち着いている。

SSDはSATA3.0(6Gbps)、NVMeともにIntelが人気

最後にPCパーツショップにとって、最大のライバルともいえるAmazonについて聞いてみた。台湾の自作派はシビアで、売価が最も重視される。よってショップ同士の価格競争は激しいものの、比較的割高なAmazonについては、それほど気にしていないという。現状、この流れが大きく変わることはなさそうだ。

500種類以上のPCケースを在庫。コスト重視モデルの他、サイドパネルにアクリルや強化ガラスを装備する製品の売れ行きがいいという

「ハイエンドクラスのグラフィックスカードでも十分耐えられる」とのことで、電源ユニットはBRONZE認証の550Wモデルが売れ筋

文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
原價屋: http://www.coolpc.com.tw/
COMPUTEX TAIPEI 2017 記事一覧: https://www.gdm.or.jp/computex2017/

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