2026.10.23 08:45 更新
2026.10.22 取材
MINISFORUM(本社:香港)は、幕張メッセで開催されている「Japan IT Week 秋 2026」に出展。ブースでは、ミニPCを活用した店舗向けデジタルサイネージや、製造・検査現場を想定したエッジAIのデモンストレーションを実施。さらに中国本社から持ち込まれた最新製品も展示されていた。
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注目製品が、AIワークステーション「MS-S1 MAX-P495」だ。現行の「MS-S1 MAX」をベースに、CPUや内蔵GPU、メモリ性能を強化した最新モデルで、ローカル環境での大規模AIモデルの実行などを想定している。
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CPUは16コア32スレッドのAMD「Ryzen AI Max+ PRO 495」で、最大5.2GHzで動作。内蔵GPUには「Radeon 8065S Graphics」を採用し、NPUのAI処理性能は最大55TOPS、システム全体で最大131TOPSのAI演算性能をうたう。
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大きな特徴は、最大192GBのLPDDR5X-8533メモリを搭載できる点。CPUとGPUでメモリを共有するユニファイドメモリアーキテクチャにより、最大160GBをVRAMとして割り当てられる。ビデオメモリの容量に制約されやすいローカルLLMの実行環境において、大規模モデルを扱う際にひとつの選択肢となる。
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本体は幅222.1mm、奥行き206.3mm、高さ77.1mmとコンパクトながら、ストレージ用にM.2 NVMe SSDスロットを2基、拡張用にPCIe x16スロットを装備。ネットワークは10GbE LAN×2を備えるほか、最大80GbpsのUSB4にも対応する。
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電源は最大容量320Wの内蔵式。ブースでは、中小企業向けの活用例として、「MS-S1 MAX-P495」を4台スタックしてUSB4 Version 2.0で連結したデモ機を展示。オフライン環境で大規模AIモデルを実際に動作させるなど、単体での利用にとどまらず、複数台を組み合わせたAI処理環境の構築も提案していた。
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なお、「MS-S1 MAX-P495」はすでにグローバル市場で販売されているが、国内発売については現時点で未定。背景には部材価格の高騰や供給不足があるという。担当者は「国内でもできるだけ早く投入したい」としており、今後の動向が注目される。
ストレージ拡張カード「ESP4B-850」と外付けGPUドック「DEG2」も展示されていた。すでに発売済みの製品ながら、興味深いので紹介しておこう。
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「ESP4B-850」は、AMD B850チップセットを採用した拡張カード。マザーボード向けのチップセットを活用し、1枚のカードにM.2 NVMe SSDスロットを4基搭載しているのが特徴だ。4基のM.2スロットはいずれもPCIe 4.0に対応。SSDを2基まで搭載した場合は各スロットが最大PCIe 4.0 x4で動作し、4基すべてを使用する場合は各スロットがPCIe 4.0 x2動作となる。1基あたり最大8TBのSSDに対応し、4基で合計最大32TBのストレージ環境を構築できる。
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インターフェイスは、OCuLinkポートとUSB Type-Cポートを装備。USB Type-Cポートは最大20Gbpsのデータ転送に対応しており、NVMe SSDに加えてHDDや外部ストレージ機器も活用できる。
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「DEG2」は、ミニPCやノートPCにデスクトップ向けグラフィックスカードを接続し、グラフィックス性能を強化できる製品。接続インターフェイスはOCuLink(PCIe 4.0 x4)に加え、USB4 Version 2.0に対応。対応するPCや「ESP4B-850」搭載PCと接続することで、外付けGPUによる性能強化を図れる。
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本体にはPCIe x16スロット装備。電源ユニットは内蔵せず、ATXまたはSFX電源を組み合わせる構造で、搭載するグラフィックスカードに応じて電源容量を選べる。また、M.2 2280スロットも備えており、ストレージの増設にも対応する。必要に応じてグラフィックス性能を強化できるのがポイントで、AI処理や動画編集、3Dレンダリングなど、内蔵GPUだけでは性能が不足しやすい用途に向けた拡張デバイスとなっている。
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そのほかブース中央では、ミニPCでデジタルサイネージを駆動し、タッチパネル式のオーダーシステムとして利用するデモンストレーションを実施。飲食店などでの導入を想定し、省スペースなミニPCを店舗運営に活用するイメージで展示されていた。
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使用されていたのは、6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 7640HSと内蔵GPUのRadeon 760Mを搭載する「UM760 Plus」で、省スペースな筐体に6コア12スレッドのCPUを搭載し、店舗向けシステムへの導入も想定されている。担当者によると「実際に大手牛丼チェーンでも採用されており、店舗向けシステムでの導入実績もある」という。
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また、画像処理検査ソリューションを手掛けるシーシーエス株式会社との共同展示も実施していた。Intel Core i9-13900HKと内蔵GPUのIntel Iris Xe Graphicsを搭載するミニPC「NAB9S」を組み合わせ、製造・検査現場におけるエッジAIの活用例を紹介していた。
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MINISFORUMは、小型筐体とコストパフォーマンスの高さに加え、24時間365日の連続稼働を想定した運用にも対応できる点をアピール。店舗や製造現場など、法人向け市場での活用を積極的に提案していた。
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文: 編集部 Tawashi
MINISFORUM: https://www.minisforum.com/ja
Japan IT Week 秋 2026: https://www.japan-it.jp/hub/ja-jp.html

