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実演動画もアリ。門馬ファビオ氏が教える、誰でもできる「ハードチューブ水冷PC組立実演会」に行ってみた

2016.06.26 09:30 更新

2016.06.26 取材

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 2016年6月25日(土)、オリオスペックにて著名MODDERである門馬ファビオ氏による「ハードチューブ水冷PC組立実演会」が開催された。イベントは3時間以上にわたる長丁場ながら、会場は常に満員。国内では珍しいハードチューブを使った組立実演という事で、訪れた熱心な自作ユーザーたちも興味津々の様子だった。

著名MODDERが教えるハードチューブ水冷PCの組立実演

「ハードチューブ水冷PC組立実演会」
日時:2016年6月25日(土)13:00~17:00
会場:オリオスペック イベントスペース

https://www.gdm.or.jp/pressrelease/2016/0623/167724

COMPUTEX TAIPEI 2016で行われたThermaltake(本社:台湾)主催のMOD PCコンテストで見事BEST MODDER賞を受賞した門馬ファビオ氏。25日(土)に行われたイベントでは国内正規代理店である株式会社アスク(本社:東京都千代田区)の協力により、Thermaltake製の水冷パーツを多数採用。ハードチューブを使用した水冷PC組み立てのポイントをじっくり解説した。

使用するのは、魅せるPCケースの代表的ベースモデル「Core P5」。さらにカッターや角度調整用マンドレルなどがセットになったチューブ加工用工具キット「Pacific Hard Tube Bender Kit」(型番:CL-W093-AL00BL-A)、クーラント液「Coolant 1000 Blue」(型番:CL-W021-OS00BU-A)、ヒートガン。そしてハードチューブ4本がセットになった「V-Tubler PETG Tube」(型番:CL-W065-PL16TR-A)だ。

DIY水冷のベースケースとして今や定番のThermaltake「Core P5」。詳細についてはエルミタ的速攻撮って出しレビューを参照いただきたい
カスタム水冷製品「Pacific」シリーズのチューブ加工用工具キット「Pacific Hard Tube Bender Kit」。これとヒートガンさえあれば、まずはハードチューブ加工に必要な道具は揃う。税込約10,000円で販売中

「Core P5」にはあらかじめ主要パーツが搭載され、CPUやグラフィックスカード用水冷ブロックが取り付けられた状態でスタンバイ済み。実演は、冷却液の流れる順番にリザーバータンク→グラフィックスカード→CPU→ラジエター→リザーバータンクと、計4本のハードチューブを取り付ける。最終的にクーラント液を入れて循環を確認。ここまでが今回行われるセッションの流れだ。

ハードチューブ「V-Tubler PETG Tube」は500mmタイプ(税込約1,500円)と1,000mmタイプ(税込約2,600円)の2種類をラインナップ。いずれも4本セットだ ほかにテッシュペーパーやメジャー、サンドペーパー、中性洗剤も用意されていた

 

リザーバータンク→グラフィックスカードのハードチューブを加工する

ハードチューブ取り付けにあたり、正確な計測をする人は少ないとのこと。頼りにするのは「自分の目と感覚」だそうで、ここと思ったところにペンでマーキングをしておく(マーキングはのちほど拭き取る)
コツは長めのハードチューブを使い、常に余裕を持ってカットしていくこと。”あたり”を付けたらカットする 中性洗剤を吹きつけて滑り易くし、ハードチューブ内部にシリコンチューブを入れて、ヒートガンで熱を加える。シリコンチューブ無しでは、形がいびつになり上手く曲げることができない。今回使用した「V-Tubler PETG Tube」は内径12mm / 外径16mm。50秒ほど熱すると急にグニャリとしてくる
タイミングを見計らい角度調整用マンドレルを使い90度に曲げる。この時に気をつけたいのは、力を入れ過ぎて曲げすぎないこと。しかし「V-Tubler PETG Tube」の場合は失敗しても修正が可能。アクリル管ではクラックが入りうまくいかないという
フィッティング差し込み分の約10mmも計算しながら、長さを微調整してカット。ちなみに、約10mm程度の誤差であれば、フィッティング間を接続する際の“あそび”で調整できるので問題なし。取り付けはグイっと差し込んで完了 同じく、グラフィックスカード→CPU間のハードチューブも加工して取り付ける。とにかく短くカットしないよう常に気をつける


 

CPU→ラジエターのハードチューブを加工する

ここまで1本のハードチューブに対し曲げ加工は1カ所のみだったが、CPU→ラジエター間の長いハードチューブは2カ所の曲げが必要。そこで、まずは片方の曲げ加工をしたのち、反対側の曲げ加工を施すのだが、ポイントは両端の曲げ角度が同じになること。多少のズレはまだしも、大きくズレると片方のフィッティングに接続できない。

そんな時に“裏技”として紹介されたのが、床を使った曲げ。フローリングやカーペットなどの木目や切れ目を利用して床に押しつけながら曲げる。これなら両端の曲げ角度が大きくズレることがないというワケだ。

ヒートガンで熱を加え、サッと床に押し当てる。MODDERの間では意外に使える技として皆知っているそうだ
長いハードチューブが接続されると見た目にも迫力がありカッコイイ 一番難易度が高いラジエター→リザーバータンク間の加工。異なる方向に2カ所、90°の曲げが必要。実演中もリザーバータンクまで僅かに届かないハプニングがあったが、そんな時は別売りの延長用フィッティングを使うと対処できる

 

いよいよ完成、クーラント液を注入する

計4本のハードチューブ取り付けはこれにて完了。ここでまずは一度取り付けたハードチューブを全て取り外し、リーマーやサンドペーパーを使いバリ取り。チューブ内をきれいにしておく(水洗いがベスト)。さらにハードチューブやフィッティングに付着した手の脂や汚れをきれいにふき取っておく。抜け防止には欠かせない作業だ。
 その後、本組み。確認しながら、しっかりとフィッティングに固定する。本来は水を使ったリークテストを行うのだが、今回は割愛。漏れたら特に困るCPUやグラフィックスカード周りをタオルで養生し、クーラント液を注いでいく。

緊張するが「一番好きな瞬間です」と語る門馬ファビオ氏。まずは半分程度のクーラント液を入れ、ポンプテスト。その後、残りの半分を注ぎ込む
完成したハードチューブ水冷仕様の「Core P5」。組んだ直後はエアが溜まり易いため、リザーバータンクのフタは1週間程度緩めにしておくのがオススメ。これを怠ると圧力がかかり水漏れの原因になる可能性がある
ちなみにチューブ自体を曲げずに、角度アダプタフィッティングを使用して曲げる事も可能。フィッティングを多く使うため予算との相談になるが、門馬ファビオ氏いわく「曲げと組み合わせ、難しいと思った場所に使うのもアリ」だそうだ

最後に水冷MOD PCの魅力を聞いたところ「カッコイイじゃないですか」との答え。昔は加工の道具類も少なくホームセンターに通ったそうだが、今は初心者でも使いやすい専用工具も揃い「誰でも安全な水冷PCが組める時代になった」と話す。

イベント終了後には、参加者から質問が相次ぎ、多くの人がDIY水冷に挑戦すべく、パーツ類を購入していた。DIY水冷の導入を検討している人にとっては、実に有意義なイベントだった。

文: GDM編集部 Tawashi
オリオスペック: https://www.gdm.or.jp/shop/olio/
Thermaltake Technology: http://www.thermaltake.com/
株式会社アスク: http://www.ask-corp.jp/

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