2026.10.07 20:12 更新
2026.10.07 取材
インテル株式会社(本社:東京都千代田区)は2026年10月7日(水)、設立50周年を記念した「インテル株式会社 設立50周年記念式典」を開催した。同社は1976年、Intel Corporationの最初期の海外子会社として設立。式典にはIntel Corporation CEOリップブー・タン氏をはじめ、政財界やパートナー企業から多数のゲストが出席した。
東京2020オリンピック空手女子「型」銀メダリストの清水 希容氏による演舞で幕を開けた記念式典。演舞後、再びステージに登壇した清水氏からは、かつて電灯がない時代に月明かりの下で「見えない相手」を想定して稽古を重ねたという型の歴史的背景や、オリンピック決勝で披露した渾身の「型」であることなどが明かされた。
|
|
これに対し、登壇したインテル株式会社 代表取締役社長 大野 誠氏は、会場の大型スクリーンに映し出されたロボット映像を紹介。清水氏の演舞動作をモーションキャプチャし、AIで学習・シミュレーションさせた先端技術に触れながら、「歴史ある伝統武道や人間の極限の動きを、最先端のAIやテクノロジーと融合させる。これこそがインテルが目指す“人々とテクノロジーの架け橋”」と語った。
|
会場には、清水氏の型演舞動作をモーションキャプチャし、AIで学習・シミュレーションするロボットも展示されていた |
さらに式典のテーマである「The Next 50 Starts Now」には、これまでの50年の感謝の思いを胸にこれからの50年につなげていくというメッセージが込められているとし、その本質が人、そして技術の“繋がり”にあることをアピールした。
続いて登壇したIntel Corporation CEOリップブー・タン氏は、国内外から集まった来場者やパートナー企業への感謝を伝えるとともに、インテルのグローバルな歩みにおける日本の重要性を強調した。創業者たちが日本市場に可能性を見出して1976年に設立された歴史や、同社の象徴的フレーズ「Intel Inside」が日本の「インテル、入ってる」に由来することを紹介。
|
|
さらに日本の高度な技術力や品質に対する高い基準、強固なパートナーシップ文化が、インテルのイノベーションを形作ってきたと振り返った。初期のプロセッサやノートPCの普及、最先端のパッケージング技術に至るまで、日本が製品進化の原動力となってきた功績を高く評価した。 また、「AIが社会全体に新たな機会をもたらす中、インテルは日本とのパートナーシップをさらに深め、今後50年にわたり日本の技術革新と未来の発展に貢献していく」と表明した。
その後の祝辞のパートでは、政財界およびパートナー企業からゲストが登壇した。
|
|
経済産業省 商務情報政策局長 角松 貴氏は、インテル日本法人の50周年に祝意を表するとともに、同社の長年の貢献をたたえた。また、高市政権が掲げる「戦略17分野」の中でもAIや半導体を最重要技術と位置づけ、2040年までに国内売上高40兆円を目指す政府の目標を改めて強調。先端分野でのインテルと日本企業による共同研究を政府として強力に支援していく方針を示し、次の50年に向けた両者の連携に大きな期待を寄せた。
ビデオメッセージで登場した駐日米国大使ジョージ・E・グラス氏は、アメリカでの創業からわずか8年で日本に進出し、パートナー企業や政府と連携してプロセス効率化やシステム強化を推進してきた歴史を振り返り、「インテルジャパンの歩みは日米の共同パイオニア精神そのものだ」と称賛した。また、これからの50年も日米の強固なパートナーシップを継続していきたいと語った。
|
|
楽天グループ株式会社 代表取締役会長兼社長 最高執行役員 三木谷 浩史氏は、完全仮想化ネットワーク(Open RAN)推進プロジェクト「楽天シンフォニー」に言及し、業界内から「不可能」と囁かれた技術的挑戦をインテルからの支援もあり実現できたと回想。また、AIの発展により通信インフラの重要性がさらに高まる中、インテルのテクノロジーを基盤にパートナーシップを強化し、オープンネットワークの構築を進めていくと意気込みを語った。
富士フイルムホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 後藤 禎一氏は、1980年代のドラム1本の納入から始まったインテルとの40年以上にわたる強固なパートナーシップを回想。かつてアメリカで原材料品質トラブルが発生した際には、特別列車で最優先輸送を行い工場停止を食い止めた伝説的なエピソードを明かし、「インテルは世界最高水準の品質やスピード、サプライヤーの責任を教えてくれた師でありパートナーだ」と感謝を述べた。その上で、単なるサプライヤーにとどまらず、共に技術の限界に挑むパートナーとして次の50年も協力して成長を続けていく姿勢を示した。
式典の締めくくりには、自由民主党 半導体戦略推進議員連盟 名誉会長 甘利 明氏や、Rapidus株式会社 代表取締役社長兼CEO小池 淳義氏、千葉市長 神谷 俊一氏ら来賓・役員陣がステージ上に集結し、「鏡開き」が行われた。
|
|
会場には、インテル株式会社設立50周年を記念して、BTOメーカー各社から発売されるゲーミングPCや、Intel Arc G3 Extremeを搭載したMSIの8型ポータブルゲーミングPC「Claw 8 EX AI+」なども展示されていたので画像にて紹介していこう。
|
|
| ツクモ「G-GEAR インテル50周年記念モデル GE7J-M261BH/INTEL50」 | GALLERIA「INDC7A-R57-W」 |
|
|
| マウスコンピューター「G TUNE FZ-I7G80」 | LEVEL∞「LEVEL-R789-LC270K-TKX-INTEL [RGB Build]」 |
|
|
| FRONTIER「FRGBLZ890/i50」 |
|
|
| MSI「Claw 8 EX AI+」 | |
文: 編集部 池西 樹
インテル株式会社: https://www.intel.co.jp/

