2023.09.06 08:00 更新
2023.09.06 取材
「次に来るモノ」のネタを探すため、いつも通りクラウドファンディングサイトを巡回していたところ、Kickstarterで気になるアイテム「DOGSPLAY」を発見しました。曰く、犬のために設計された液晶ディスプレイということで、愛犬家の支持を受けてすでにプロジェクト金額を達成しています。
人間に比べて4~7倍も成長が早いといわれている犬が、その人生(犬生?)を最大限に満喫できることを目標に開発された「DOGSPLAY」。社内の制作チームに加え、動物行動学者や映画監督なども監修に参加したという犬専用のコンテンツ配信サービス「Dogflix」が用意されていて、動画を見て楽しんだり、リラックスできるわけです。
犬専用コンテンツ「Dogflix」は4つのジャンルに分かれた画像が登録されている |
また人間に比べて視力が弱く、色域も黄色、青、グレーが中心の犬の目に合わせて、鮮明度を向上するとともに、画面の色を補正する「Dogfilter」機能を搭載。さらに平均で毎秒70~80フレームを認識できる能力に合わせて、リフレッシュレートを最適化することで、犬にとってより自然でなめらかな映像が楽しめるようになっているということです。
その他、犬の目線に合わせた専用のスタンドや、人間よりも遥かに広い可聴域(40Hz~60kHz)に対応する広帯域スピーカー、離れたところから双方向の確認ができるビデオチャット機能、犬が近づくだけでアプリ経由でアラートを通知するモーションセンサーなどの機能を搭載しています。
「Dogfilter」を通すことで、より鮮明かつなめらかな映像で動画が見れるようになるという |
そんな「DOGSPLAY」のクラウドファンディングは9月13日21:59(UTC)までで、現在は50%引となる499ドルの早期割引価格で購入可能。製品の発送は2023年11月になる予定です。なお開発元では現在猫用のディスプレイも開発しており、順調なら来年にはリリースされるということです。
文: 編集部 池西 樹
kickstarter: https://www.kickstarter.com/