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最終更新日 2025年5月21日 19:23

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20分で聞いた:勝負に勝つゲーミング機能を搭載したASRock Intel 500シリーズ

2021.05.02 12:00 更新

2021.05.02 取材

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ASRock インタビュー

「Z590 PG Velocita」で駄目ならネットワーク自体を疑え

  • 編集部
    「CPUダイレクトソースLAN」についても教えて下さい。
  • 原口氏
    こちらは「Z590 PG Velocita」に実装されている機能で、有効にすると2.5ギガビットLANコントローラである「Killer E3100」をCPUのPCI-Express4.0(x4)に接続することができます。
asorck_20210426_800x600g
「CPUダイレクトソースLAN」を有効にすると「Killer E3100」をCPUのPCI-Express4.0(x4)に直結できるようになる
  • 編集部
    CPUに接続することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
  • 原口氏
    もともと「Killer E3100」はチップセットに接続されています。その場合、データはコントローラからチップセット、そしてチップセットからCPUの2つの経路を移動する必要があります。一方、CPUに直結することでその経路が短縮され、レイテンシを抑えることができます。実際、社内テストではUDPのレイテンシは最大約5分の1まで低下させることができました。
  • 編集部
    「CPUダイレクトソースLAN」では、CPUのPCI-Express4.0レーンを使うため、グラフィックスカードのレーンがPCI-Express4.0(x8)になりますが、その影響はあるのでしょうか。
  • 原口氏
    確かにグラフィックスカードのレーンが半分になるデメリットはあります。しかし、実際のゲームでPCI-Express4.0(x16)の帯域をフルに使用することはほとんどなく、ゲームへの影響は限定的です。一瞬の判断が勝負を分けるような対戦型ゲームでは、わずか数フレームレートの差より、ネットワークラグの影響のほうが遥かに大きいはずです。また「CPUダイレクトソースLAN」はUEFI上で、有効・無効が選択できるため、プレイするゲームに合わせて選択してもらえればと思います。
04_Z590_PG_800x600a asorck_20210426_800x600h
現状では「Z590 PG Velocita」のみの機能となる「CPUダイレクトソースLAN」。高速なネットワークを使っているはずなのに、ラグが発生するようなシーンでは大いに力を発揮してくれるはずだ
  • 編集部
    ASRockのIntel 500シリーズでは、ハイエンドモデルを中心に現在主流であるIntel製ではなくKiller製ネットワークコントローラを採用していますが、その理由を教えて下さい。
  • 原口氏
    まずは「Killer」ブランドで知られるRivet NetworksがIntelに買収され、ドライバの完成度が上がったこと。また有線接続と無線接続を同時に使用する「Killer DoubleShot Pro」が使えるのも大きなメリットです。
  • 編集部
    ネットワークの負荷を分散できる機能ですね。
  • 原口氏
    有線接続はゲームのみ、それ以外は無線接続に切り分ければゲーム中のネットワークのラグを抑える事ができます。特にゲームをしながら配信も同時に行うような環境では効果が大きいでしょう。さらに「Z590 PG Velocita」には、「CPUダイレクトソースLAN」の機能も搭載されています。「Z590 PG Velocita」を使ってもネットワークの問題が解消できないようなら、使用しているルーターや引いている回線を疑ってください。
asorck_20210426_800x600i asorck_20210426_800x600j
「Killer DoubleShot Pro」にも対応する「Z590 PG Velocita」。原口氏曰く、このマザーボードを使ってもラグが解消されないならPC以外の要因を探したほうがいいとのこと

使用する環境に合わせた電源回路設計

  • 編集部
    Intel 500シリーズでは、ハイエンドモデルを中心にこれまで以上に電源回路にこだわった製品が多く登場しています。
  • 原口氏
    第11世代Intel Coreプロセッサでは、「Adaptive Boost Technology」を始めとしたブースト機能により、これまで以上に電源回路への負荷は上がっています。もちろんASRockでも使用する部材や冷却には注意していますが、むやみに電源フェーズを増やすことはありません。
z590taichi_58_1024x768 asorck_20210426_800x600k
「Z590 Taichi」の電源回路。フェーズ数こそ14フェーズと飛び抜けて多いわけではないが、「90A SPS」や「プレミアム90Aパワーチョーク」など高品質なパーツを採用する
  • 編集部
    その理由を教えて下さい。
  • 原口氏
    フェーズ数を増やすことで実装するパーツ数が増えるため、コストだけでなく不良が発生する確率も高くなります。またMOSFETには20~30%の負荷が最も変換効率が高くなる特性があります。つまり50A/10フェーズの電源回路だと、電圧は通常2Vで計算するため最大1,000Wまで出力できるわけです。そうすると最も効率的な運用ができるのは200~300Wということで、定格運用であればブースト時でも全く問題ありません。オーバークロックでの運用を考えた場合でも、常用レベルであれば「Z590 Taichi」のような90A/14フェーズで十分まかなえる計算です。
Z590_OC_Formula_800x600a asorck_20210426_800x600l
ユーザーから復活の要望が多かったという「OC Formula」シリーズの最新作「Z590 OC Formula」。こちらは極冷などを前提としているため「Z590 Taichi」を上回る「90A SPS」による16フェーズ電源を搭載
  • 編集部
    フェーズ数が多いから良いマザーボードではないと。
  • 原口氏
    その通りです。最近ではそのように認識されることが多いですが、実際には使用するCPUや用途に合わせて、最適なフェーズ数を備えたマザーボードを選択する必要があります。その点、ASRockではハイエンドからローエンドまでバランスよくラインナップされているので、自分に合った製品を選択してください。もちろん、見た目で気に入ったものを選ぶのも自作PCの楽しみなのでアリだと思います。
今回話題に出たフェーズ数の解説などASRock製品の情報については、隔週金曜日20時から配信されている公式YouTubeチャンネルでも紹介されている。気になる人はぜひチェックしてみるといいだろう

文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ASRock Incorporation: http://www.asrock.com/

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