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コンシューマ向け初。5G LAN搭載「SuperCarrier」など、ASRockのIntel 200シリーズお披露目

2017.01.04 02:01 更新

2016.01.04 取材

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Kabylake

 ASRock Incorporation(本社:台湾)国内正規代理店のマスタードシード株式会社(本社:東京都品川区)は2016年12月某日、東京 秋葉原で、Intelのメインストリーム向け新チップセットを搭載する「ASRock 200」シリーズのメディア向け発表会を開催した。AQUANTIAの5ギガビットLANや「Aura RGB LED」など、最新機能を搭載するKabylake世代のマザーボードを早速紹介していこう。

ウルトラハイエンド「SuperCarrier」や、コスパ追求の「Taichi」が追加

「ASRock 200」シリーズでは、「X99 Taichi」で好評だったというドレスアップを兼ねたシルク印刷を多くのモデルで導入している

12月某日、ASRockの新世代マザーボード「ASRock 200」シリーズがメディア向けに公開された。Intelの新メインストリームCPU “Kabylake”に対応する製品で、いずれもチップセットにはIntel 200シリーズを採用する。

イベントでは解禁当時に発売予定の製品がズラリ展示されていた

製品カテゴリーは、これまで通りのゲーミング向け「Fatal1ty Gaming」シリーズと、メインストリーム向け「Extreme」シリーズ(下位モデルは「Pro」)に加え、「Extreme」シリーズを補完する形で、ウルトラハイエンド仕様の「SuperCarrier」と、究極のコストパフォーマンスを謳う「Taichi」を追加。なお「Overclock」シリーズについては、開発チームが既に次世代チップセットの設計に入っており、Intel 200シリーズでの投入は見送られる予定だ。

ASRockでは全17モデルを国内投入予定。なおウルトラハイエンド「SuperCarrier」をはじめ、黄色文字の5種は解禁からやや遅れての販売になる

なおCPUのローンチに合わせて販売が開始されるのはATXフォームファクタ4種、MicroATXフォームファクタ6種、Mini-ITXフォームファクタ2種の計12モデル。その他5モデルについては、1月中を目処に順次販売が開始されるという。

製品の解説を担当するのは、ASRockの顔でもあるおなじみChris Lee氏

 

コンシューマ向け初の5ギガビットLAN搭載

「ASRock 200」シリーズ最大のトピックが、コンシューマ向けマザーボードでは史上初となるAquantia製5ギガビットLANの採用だ。その名の通り、ギガビットLANの5倍の転送速度を誇る高速ネットワークインターフェイスで、既存のギガビットLANケーブルをそのまま流用できるのが特徴。もちろん対応ルーターやハブを用意する必要はあるが、ケーブルの施設から見直さなければいけない、10ギガビットLAN(またはそれ以上)のネットワーク環境に比べて導入コストをグッと抑えることができる。

ハブやルーターなどの上流機器の交換だけで使用できる5ギガビットLANに対応。ギガビットLAN環境でケーブルを施設している、スタジオやワークショップでの導入に特にオススメとのこと

またASRockでは、これまでゲーミング向けはKiller製を、ローエンドモデルはRealtek製のギガビットLANチップを採用していたが、「ASRock 200」シリーズでは、低負荷かつ高スループットなIntel製で統一。さらに上位モデルではデュアルLANによるチーミングにも対応し、帯域幅をさらに拡大することができる。

Chris氏曰く、ネットワークチップはIntel製を望む声が圧倒的に多く、「ASRock 200」シリーズは、基本的にすべての製品でIntelチップの採用を決めたという

 

ASRock初のLEDライティング機能「Aura RGB LED」

ASRockでは初となるRGB LEDライティング機能「Aura RGB LED」に対応

最近の自作PCのトレンドに、LEDによる美しいライティング機能がある。これに対応するため、「ASRock 200」シリーズでは、同社初のLEDライティング機能「Aura RGB LED」を新たに追加。チップセット、「I/O Armor」、オーディオシールドの3ヶ所にはRGB LEDが内蔵され、発光カラーや発光パターンを制御可能。またLEDストリップ用のピンヘッダも実装され、市販のLEDストリップと連携したドレスアップも可能になる。

会場には「Aura RGB LED」の機能を試すことができるデモ機が展示。それぞれのLEDは個別にカラーや発光パターンを変更できる

 

超高速ストレージ「Intel Optane Memory」に対応

Intel 200シリーズでは、新プロセッサKabylakeに加え、「3D XPOINT」技術を採用する超低レイテンシストレージ「Intel Optane Memory」への対応が追加されている。基本的にはストレージキャッシュとして使用する製品で、HDDはもちろん最新のNVMe SSDと組み合わせても、そのレイテンシを大幅に削減することができるという。

Intel 200シリーズのみで使用できるキャッシュストレージ「Intel Optane Memory」。NVMe SSDとの組み合わせでもレイテンシを低減できるという

しかし「Intel Optane Memory」の使用にはPCI-Express3.0(x4)接続のM.2スロットが必須。従来のようにM.2が1スロットの製品では、M.2 NVMe SSDとの併用はできない。そこで「ASRock 200」シリーズでは、多くの製品で2スロット以上の「Ultra M.2」を標準装備。IRSTによるRAID構築もサポートされ、エントリークラスの製品でもストレージ性能を飛躍的に向上できる。

ハイエンドモデルでは「Ultra M.2」を3スロット搭載する製品もラインナップ。IRSTによるRAID環境の構築も魅力的だ

 

重量級VGAを支える「SteelSlot」を採用。オーディオ回路やクロックエンジンもアップグレード

信号干渉を防ぎ、安定性を高める効果もあるというメタルスロット「SteelSlot」

大型化が進むグラフィックスカードを安全に保持するため、PCI-Express3.0(x16形状)にメタルスロットを採用するメーカーが増えているが、ASRockでも「SteelSlot」を導入。また音質に定評のあったオンボードサウンド「Purity Sound」は、S/N比120dBAの最新オーディオコーデックRealtek「ALC1220」を搭載する「Purity Sound 4」へ、さらに詳細なクロック設定が可能な外部ベースクロックジェネレータ「Hyper BCLK Engine」も第2世代「Hyper BCLK Engine II」へとそれぞれアップグレードされている。

オンボードオーディオ回路は第4世代の「Purity Sound 4」へとアップグレード
より細かなBCLK設定ができる「Hyper BCLK Engine II」 NVIDIA SLI対応モデルには「SLI HB ブリッジ」が付属する

 

“超大型空母”の異名を持つ全部入りモデル「Z270 SuperCarrier」

「ASRock 200」シリーズの特徴を把握したところで、ここからは主要製品ラインナップについて紹介していこう。まずは最上位モデル「Z270 SuperCarrier」から。”超大型空母”の異名を持つ全部入りモデルで、今回の製品群の中では唯一PLXブリッジチップ「PEX8747」を搭載。LGA2011 v3プラットフォームに匹敵するPCI-Express3.0レーンを扱うことができる。

PLXブリッジチップ「PEX8747」を搭載し、LGA1151プラットフォームでは本来非対応となる4-Wayマルチグラフィックスをサポートする

マルチグラフィックスは4-WayまでのNVIDIA SLI / AMD CrossFire Xに対応。また帯域幅40GbpsのThunderbolt 3×2や5ギガビットLAN、Intel製デュアルギガビットLANを備え、コンシューマ向けはもちろん、より重量級の処理を行う必要があるワークステーション向けにも十分な実力を備えている。

残念ながらイベントではパッケージのみ展示。担当者によれば製品の発売は1月末頃になる予定とのこと

 

究極のコストパフォーマンスを謳う「Z270 Taichi」

先代モデルと同じく、太極図をモチーフにしたシルク印刷が印象的な「Z270 Taichi」。性能と価格のバランスが取れたコストパフォーマンスモデルとして登場する

圧倒的なコストパフォーマンスで話題を呼んだBroadwell-E対応マザーボード「X99 Taichi」。その流れをくむのが「Z270 Taichi」だ。PLXブリッジチップや5ギガビットLAN、Thunderbolt 3など、ウルトラハイエンド向け機能を一部省略することでコストを削減。一方デュアルギガビットLANや3スロットの「Ultra M.2」、USB3.1 Type-Cなど、コンシューマ向け機能は完全に網羅しており、ハイエンドデスクトップPCを低コストで実現することができる。

12フェーズの高効率電源回路を搭載し、オーバークロック向けにも好適とのこと。なおこちらも発売は1月末予定

 

黒と赤のコントラストが印象的なゲーミング向け「Fatal1ty Gaming」シリーズ

ゲーミング向け「Fatal1ty Gaming」シリーズは、5ギガビットLANに対応する「Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7」を筆頭に、Intel Z270を搭載するアッパーミドル「Fatal1ty Z270 Gaming K6」、Intel H270を搭載する「Fatal1ty H270 Performance」「Fatal1ty Z270M Performance」、Mini-ITXに対応する「Fatal1ty Gaming-ITX/ac」の計4モデルがラインナップされる。

ゲーミング向け最上位の「Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7」。実機の展示はなく、発売は1月下旬予定
解禁当日に販売される製品の中では、最もハイエンドモデルになる「Fatal1ty Z270 Gaming K6」(市場想定売価税抜26,800円)。なお詳細についてはこちらのレビュー(※レビューへのリンクをお願いします。)をあわせて参照いただきたい
Intel H270チップを採用するATXモデル「Fatal1ty H270 Performance」。発売は1月中旬以降の予定 同じくIntel H270チップを採用するMicroATXモデル「Fatal1ty Z270M Performance」。1月6日発売で、市場想定売価は税抜16,200円
Mini-ITXに対応する「Fatal1ty Gaming-ITX/ac」も準備中

 

メインストリーム向け「Extreme&Pro」シリーズ

最後に解禁日当日に販売予定のメインストリーム向け「Extreme&Pro」シリーズモデルをまとめて紹介していこう。

Intel Z270を採用するATXモデル「Z270 Extreme 4」。市場想定売価は税抜22,980円
Intel Z270を搭載するMicroATX上位モデル「Z270M Extreme 4」。市場想定売価は税抜22,480円 Intel Z270を搭載するMicroATX下位モデル「Z270M Pro 4」。市場想定売価は税抜17,980円
Intel H270を採用するMicroATXモデル「H270M Pro 4」。市場想定売価は税抜13,980円 Intel B250を採用するMicroATXモデル「B250M Pro 4」。市場想定売価は税抜10,980円
Intel Z270を採用するMini-ITXモデル「Z270M-ITX/ac」。市場想定売価は税抜19,980円 Intel H270を採用するMini-ITXモデル「H270M-ITX/ac」。市場想定売価は税抜16,200円

文: GDM編集部 池西 樹
ASRock Incorporation: http://www.asrock.com/
マスタードシード株式会社: http://www.mustardseed.co.jp/

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