3世代目の正直で日本上陸。Google、最新スマホ「Pixel 3」&「Pixel 3 XL」発表

2018.10.10 12:39 更新

2018.10.10 取材

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Google Inc.(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2018年10月10日、最新世代のオリジナルスマートフォン「Pixel 3」「Pixel 3 XL」を国内向けに発表した。

大きめノッチのHDR対応有機EL搭載、カメラはシングルでFeliCaにも対応

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ニューヨークにおける新製品発表イベント「Made by Google」で一足先に発表されていた、Googleの最新スマートフォンが国内向けに正式発表された。5.5インチの「Pixel 3」と、6.3インチの大画面モデル「Pixel 3 XL」の2サイズ展開で、OSは最新のAndroid 9.0を搭載する。

「Pixel 2」シリーズの後継にあたる第3世代のオリジナルスマートフォン。これまで「Pixel」スマートフォンはいずれも日本向けの投入が見送られてきたが、“3世代目の正直”で発売が決まった。

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「Pixel 3」は解像度2,160×1,080ドットの5.5インチ有機EL、「Pixel 3 XL」は2,960×1,440ドットの6.3インチ有機ELを搭載。いずれもコントラスト比10万:1かつHDRに対応、異例のリーク合戦になった事前情報通り、ディスプレイにはやや大きめのノッチが採用(「Pixel 3 XL」のみ)されている。

主なスペックは、Snapdragon 845、メモリ4GB、ストレージ最大128GBなど。ボディはIPX8の防水仕様で、握って操作するActive Edge機能を搭載、FeliCaをサポート。AI撮影に対応する1,220万画素のメインカメラは、昨今のトレンドに乗らずシングルレンズ構成。一方でインカメラは、800万画素のデュアルセルフィーを内蔵している。

カラーは、クリアリー ホワイトとジャスト ブラック、ノット ピンクの3色をラインナップする。

機械学習を自在に活用する高性能カメラに注目。国内版はおサイフ機能も

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国内向け発表会の模様をリポート。スペックだけではない、Googleらしい独自の機能が詰まった最新スマホが日本市場に上陸する

Googleが「Pixel 3」シリーズの国内向け発表会で一際アピールしていたのが、歴代力を入れているカメラ機能だ。「Pixel 3」のカメラは1,220万画素かつシングルレンズ構成と、スペックだけを見ればやや物足りない印象。ところがAIを活用したソフトウェア面の充実から、一歩先をいくカメラ性能を獲得している。

一般的に他社製の主力機は物理的なマルチカメラで被写界深度の計算などを行っているが、「Pixel 3」はAIによる機械学習で同様の機能を実現。人物や笑顔などを認識、シャッターを押す前後の画像を分析して最適なカットを選んでくれる「トップショット」は、その代表格だ。撮影後にボケ味の調節ができる「ポートレートモード」にも対応、バースト撮影した複数の画像を1枚のキレイな写真に合成する「HDR+」機能も引き続き実装されている。

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シャッターチャンスを逃さずベストショットが撮れる「トップショット」。フラッシュレスでiPhoneより圧倒的に明るく撮れるという「夜景モード」も備える

そのほか、火星の地表を観測する技術を転用したという劣化なしの「超解像度ズーム」、フラッシュなしに美しい夜景が撮れる「夜景モード」などを搭載。デュアルピクセル位相差検出方式のAFに対応し、F値1.8のレンズを内蔵、最新のiPhone XSと比べても大幅に明るい写真が撮影できるという。

また、フロント側は広角レンズを組み合わせた800万画素のデュアルカメラで、レンズ切り替えによる「グループ自撮りモード」を搭載。これまたiPhone XSに比べ184%も広く撮れるという、圧倒的な広角撮影が魅力だ。なお、撮影画像はクラウドストレージのGoogle Photoに容量無制限でアップロードできる。

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フロントのインカメラは広角撮影に強い。また、キャラクターを画面上に登場させ、一緒に撮影できる「Playground」というAR機能も。キャラに人物を認識させ、ポージングさせたり同じ表情をとらせるといったことができる
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雑誌の表紙の人物のファッションアイテムを検索することもできる、AI機能を駆使した「Googleレンズ」。手書きの看板を読み取って翻訳することも可能で、もうすぐ日本語に対応する

AI関連としては、「Pixel 3」の発売に合わせ「Googleレンズ」が日本語に対応する。カメラをかざすだけで対象をWebで検索したり、翻訳が可能という便利な機能。カメラ画面内の調べたい対象を長押しするだけで起動するほか、「Active Edge」を活かして端末下部を握る操作でも起動できる。

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ノッチ付きディスプレイを採用する6.3インチ「Pixel 3 XL」(左)は、W76.7×D158.0×H7.9mmで184g。5.5インチ「Pixel 3」は通常のベゼル付きディスプレイを採用、W68.2×D145.6×H7.9mmで重さは148g

ハードウェアに話を戻すと、筐体素材は両面ともに米コーニング社の「Gorilla Glass 5」による強化ガラス製で、背面にはグリップしやすいソフトタッチコート処理、フレームはハイブリッドコートを施したアルミフレームが採用されている。

バッテリーは「Pixel 3」が2,915mAhで、「Pixel 3 XL」が3,430mAhを内蔵。動画再生最大11時間でスタンバイ最大14日間、15分充電で最大7時間使える急速充電機能も備えている。また、シリーズで初めてQi準拠のワイヤレス充電に対応、専用アクセサリとしてスマート充電スタンド「Pixel Stand」が発売される。

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両面に「Gorilla Glass 5」を使い、背面はソフトコーティングを施した。なお、外部ストレージは非対応で、国内版はシングルSIM仕様(nanoSIM)
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「Pixel Stand」は単なる充電ドックではなく、「Pixel 3」を装着すると「Google Home」のようにGoogle Assistant端末として使える。「Pixel 3」を買うなら必須アイテムになりそう
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FeliCaに対応する国内版。おサイフケータイをサポート、モバイルSuica対応も発表された

そして大きなトピックとして、発表会にておサイフケータイへの対応が明らかにされた。国内向けモデルは海外版にはないFeliCaを搭載しており、対応が注目されていた機能。モバイルSuicaにも対応する。

Googleストアではすでに予約が開始されており、11月1日より発売。価格は「Pixel 3」の64GBモデルが税込95,000円で128GBモデルが税込107,000円、「Pixel 3 XL」の64GBモデルは税込119,000円で128GBモデルが税込131,000円となっている。

さらにGoogle直販だけでなく、ドコモとソフトバンクからも発売が決定。気になるドコモ版については、「ソフトウェアについてはメーカー次第だが、端末にドコモロゴは入らない」とのこと。ピュアな外観のまま使いたいという人には朗報だ。

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11月1日発売で、価格は税込95,000円から。ドコモとソフトバンクからはキャリア版が発売される

文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Google Inc.: https://www.google.com/

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