ショップ公認 hermitage akihabara since1997 ショップ公認 hermitage akihabara since1997

最終更新日 2025年5月23日 18:20

  • レビュー
  • エルミタ取材班
  • 自作PCパーツ
  • PC・ノート・BTO
  • モバイル
  • 告知・キャンペーン
  • 特価品情報
  • アキバ価格表
  • データベース
  • SHOPリスト
  • AMD
  • MSI
  • Thermaltake
  • サイコム
  • CFD
  • ASUS
  • GIGABYTE
  • ツクモ
  • アーク
  • Crucial
  • CORSAIR
  • Fractal Design
  • Cooler Master
  • DeepCool
  • Team
  • ASRock
  • Antec
  • アキバの食
  • 街ネタ
  • コレオシ
  • 中島さん
  • PCケース
  • 新着記事

トップ > エルミタ取材班 > 展示会

COMPUTEX:NVIDIAがプレス向け説明会を台湾オフィスで開催。RTX 40シリーズの優位点を語る

2023.06.01 23:16 更新

2023.05.31 取材

  • rss
  • Twitter
  • Facebook
  • hatena
  • pocket
COMPUTEX TAIPEI 2023 NVIDIA
  • NVIDIA
  • NVIDIA

NVIDIAはCOMPUTEX 2023開催に合わせて、台湾オフィスにてプレス向け説明会を開催した。今回筆者が参加したのはコンシューマー向け製品のプレゼンテーション。同社のグラフィックボードGeForce RTX 40シリーズに搭載されている機能に関する説明会だ。新発表された情報ではないが、NVIDIAの最新グラフィックボードの進化点やアドバンテージについて解説を受けてきたので、レポートをお届けしよう。

NVIDIA

デモ1:Higher Performance, Lower Power

最初に説明を受けたのが「DLSS 3」の優位性。DLSS 3はGeForce RTX 40シリーズでのみ利用できる、AIにより主にフレームレートを向上させる技術だ。DLSS、DLSS 2と進化し、2022年9月20日にDLSS 3が発表された。

今回のデモでは、GeForce RTX 3060 TiでDLSS 2、GeForce RTX 4060 TiでDLSS3を有効化し、「Cyberpunk 2077」を1080pで動作させており、前者では36fps前後だったところ、後者では74fps前後のフレームレートで動作していた。

注目に値するのが低消費電力性能。前者では190TGPのところ後者では138TGPと約73%のTGPで動作していた。ゲーミングノートPCでは動作時間延長にも寄与してくれるわけだ。

NVIDIA
左のPCにはGeForce RTX 3060 Ti、右のPCにはGeForce RTX 4060 Tiが搭載
NVIDIA
DLSS 3を利用できるGeForce RTX 4060 Tiのほうがフレームレートが高く、かつTGPが低いことがわかる

デモ2:Low Latency Overwatch 2

eスポーツプレイヤーに向けて提供されているのが「NVIDIA Reflex」。これはシステム遅延を軽減するための技術で、GeForce RTX 30シリーズと同時に発表された。今回はGeForce RTX 4060 Tiが搭載されたPCでデモンストレーションが実施されており、「Performance Overlay」機能によりゲームプレイ中のレイテンシーを計測していた。

このなかの「Average PC Latency」が10msを切っていると非常にレスポンスのいいゲーム体験が得られるとのこと。今回のPCでは6ms前後を実現していた。

レイテンシーが低いほどプレイ時のダイレクト感が向上する。勝ちにこだわるのであれば、自分のシステムのレイテンシーを総合的に把握しておきたいところだ。

NVIDIA
デモ機にはGeForce RTX 4060 Tiが搭載。今回の説明会ではエントリー、ミドルレンジクラスのグラフィックボードが使われていた
NVIDIA
「Performance Overlay」に表示された各種レイテンシー。PC内部の遅延を示す「Average PC Latency」は6ms前後で推移していた

デモ3:Over 1000Hz of Effective Motion Clarity

これはゲームの残像を抑える「G-SYNC ULMB 2」のデモ。液晶のバックライトを25%だけつけて、25%だけ消すというストロボ効果で、1000Hz相当超えの残像の低減効果を得られる。これにより、照準を合わせやすい、速い動きでも敵か味方かを判別しやすいというメリットがある。eスポーツでの勝率を着実に向上させてくれるはずだ。

昨今のゲーミングディスプレイでは2,560×1,440ドットで360Hzの製品も珍しくなくなっている。この解像度で360Hzのリフレッシュレートを生かすフレームレートを出すマシンを組むためには、よりパフォーマンスの高いグラフィックボードが必要となるわけだ。

NVIDIA
G-SYNC ULMB 2は1440p、360Hzの対応製品で利用できる。今回はASUSの「ROG Swift 360Hz PG27AQN」がデモ機として使用されていた
NVIDIA
左を144Hz、右を320Hzで動作させることで、滑らかさの違いを比較している
NVIDIA
写真ではぶれてしまっているが、実際に見ていると360Hzではキャラクターの上の文字もぶれずに、くっきりと読み取れる。正確にヘッドショットを決めやすくなる

デモ4:AI-Enhanced Video Playback

この「RTX Video Super Solution」は今年2月にGeForce RTX 30シリーズ以降向けに提供された機能。Google Chrome、Microsoft Edgeでストリーミング動画を再生するさいにGPUがアップスケーリングしてくれる。今年の2月に公開されてからユーザーからの評価が非常に高いとのことだ。

実際本機能をオン、オフしたときの映像を見比べてみたが、明らかに解像感が向上していることに驚かされた。本機能はNVIDIAコントロールパネルで設定するが、デフォルトでは無効となっている。グラフィックボードの性能に余裕があるのなら、積極的に活用していきたい。

NVIDIA
今回は「エーペックスレジェンズ」のプレイ動画を再生しつつ、「RTX Video Super Solution」をオンオフして、その効果を体験してみた
NVIDIA
「RTX Video Super Solution」オフ
NVIDIA
「RTX Video Super Solution」オン。文字だけでなく全体的に解像感が大きく向上している

デモ5:AV1 vs. H.264 Video Comparison

これはGeForce RTX 40シリーズに搭載されている新コーデック「AV1」を使ったデモンストレーション。AV1に対応した配信ソフト「OBS」を使い、1台のPCからAV1とH.264のコーデックでYouTubeに同時に2つのストリーミング配信を行なうというものだ。

これは画面を凝視するまでもなくクオリティーが段違い。AV1のほうが解像感は高く、そしてノイズも少ない。H.264が苦手とする細かなテクスチャーも綺麗に表示されていた。

映像配信において画質は重要。GeForceではRTX 40シリーズ限定で利用できる次世代コーデックだけに、映像配信の現場でグラフィックボードの置き換えが進みそうだ。

NVIDIA
右の1台のPCで配信ソフト「OBS」を使い、YouTube上にAVIとH.264のふたつのコーデックで映像をストリーミング配信している
NVIDIA
こちらはH.264でストリーミング配信した映像
NVIDIA
こちらはAV1でストリーミング配信した映像。AV1のほうが解像感は高く、ノイズも圧倒的に少ない。その差は歴然としている
NVIDIA
コーデックは配信ソフトのVideo Encoderから切り替えられる

デモ6:DLSS 3 Multiplies Performance in D5 Render

最後に見たのがDLSS 3のクリエイティブ現場向けのソリューション。「D5 Render」というリアルタイムレイトレーシング3DレンダリングソフトがDLSS 3に対応し、設定項目に「DLSS Frame Generation」が追加。57fps前後のフレームレートで滑らかにプレビューできるところを確認できた。GeForce RTX 40シリーズのDLSS 3は、ゲームだけでなく、クリエイティブ系アプリケーションなどさまざまな分野に活躍の場を広げているわけだ。

NVIDIA
「D5 Render」をインストールしたPCでデモンストレーションを実施
NVIDIA
「DLSS Frame Generation」がDLSS 3を利用するモードだ
NVIDIA
DLSS Super Resolutionのフレームレートは16fps
NVIDIA
DLSS Frame Generationのフレームレートは57fps

別室には最新のグラフィックボードが多数展示されていたが、すべてGeForce RTX 4060 Tiを搭載したモデルであった。発売されたばかりということもあるだろうが、今後の売れ筋としてNVIDIAが強くプッシュしている製品群であることを物語っている。

今回ブリーフィングを受けた技術は、GeForce RTX 40シリーズ限定、もしくはその性能が生きるものが多い。世代ごとのフラッグシップはたしかに高性能だが、そのぶん高価だ。最新世代のエントリー、ミドルレンジクラスのグラフィックボードを買い替えていくというのが、最新技術の恩恵をリーズナブルに受けられる賢い選択なのかもしれない。

NVIDIA
別室に展示されていた「ASUS Dual GeForce RTX 4060 Ti OC Edition 8GB GDDR」
NVIDIA
ほかに展示されていたグラフィックボードもGeForce RTX 4060 Tiのみ。売れ筋としてNVIDIAが注力しているのがわかる
NVIDIA
今回の取材に対応いただいたNVIDIAの澤井 理紀氏

文: 撮影・ジャイアン鈴木
NVIDIA Corporation: https://www.nvidia.com/

  • 前の記事
  • 記事一覧
  • 次の記事

RELATED ARTICLE 関連記事

  • # ホワイト色トリプルファン搭載、玄人志向「GK-RTX5070Ti-E16GB/W…
  • # (アキバ取材班) GeForce RTX 50ファミリーの“末っ子”「GeFor…
  • # エルザ、INNO3DブランドのGeForce RTX 5060搭載”…
  • # GIGABYTE、3連ファンの大型モデルからロープロ対応仕様までGeForce …
  • # SFF-Readyのショートモデル、GALAKURO GAMING「GG-RTX…
  • # MSI「GeForce RTX 5060 8G GAMING TRIO OC」な…

CLOSE UP

  • 2025年5月23日
    GIGABYTE、薄型・軽量の16型AIノート「AERO X16」シリーズ順次発売
  • 2025年5月23日
    サイコム「モンスターハンターワイルズ動作確認済PC」SFFゲーミングモデル
  • 2025年5月23日
    Ryzen 5 7545U搭載のミニPC、MINISFORUM「UM750L」発売中
  • 2025年5月23日
    ホワイト色トリプルファン搭載、玄人志向「GK-RTX5070Ti-E16GB/WHITE/TP2」
  • 2025年5月23日
    (お買い得中古品情報) デンソーの定置式QRスキャナ「QK30-U」(ジャンク品)が税込1,480円で販売中
WHAT'S NEWを見る

CLOSE UP

  • 2025年5月23日
    COMPUTEX:SAPPHIREが国内マザーボード市場へ参入。PhantomLink対応の「NITRO+」など投入予定の製品を画像でチェック
  • 2025年5月23日
    COMPUTEX:ラジエーターを外付けにしたDeepCool「CL6600」の全貌とメリット
  • 2025年5月22日
    COMPUTEX:ZALMANのLCD付きVGAカードサポーター(仮称)が発売未確定なのにもう人気
  • 2025年5月22日
    COMPUTEX:この夏登場!? ワンカーブ強化ガラス採用のThermaltake「View 390 Air」が話題の予感
  • 2025年5月22日
    COMPUTEX:新たに発表されたAMD最新ミドルGPU「Radeon RX 9060 XT」搭載グラフィックスカードが続々登場

LANGUAGE

RANKING

  • 1

    秋葉原PCパーツ系STAFFに聞きました。「リフレッシュレートはいくつですか?」

  • 2

    日本AMD、Ryzen 7 5700Xなど新CPU計5モデルの国内発売日と市場想定売価をアナウンス

  • 3

    最高5.50GHz駆動の”SPECIAL EDITION”、Intel「Core i9-12900KS」の実力検証

  • 4

    パソコン工房「超 新生活スタートセール」が本日よりスタート

  • 5

    RAPID IPSと37.5型曲面の豪華仕様ゲーミング液晶、MSI「Optix MEG381CQR Plus」を試す

BACK NUMBER

  • 2025年5月
  • 2025年4月
  • 2025年3月
  • 2025年2月
  • 2025年1月
  • 2024年12月
  • 2024年11月
  • 2024年10月
  • 2024年9月
  • 2024年8月
  • 2024年7月
  • 2024年6月
  • 2024年5月
  • 2024年4月
  • 2024年3月
  • 2024年2月
  • 2024年1月
  • 2023年12月
  • 2023年11月
  • 2023年10月
  • 2023年9月
  • 2023年8月
  • 2023年7月
  • 2023年6月
  • 2023年5月
  • 2023年4月
  • 2023年3月
  • 2023年2月
  • 2023年1月
  • 2022年12月
  • 2022年11月
  • 2022年10月
  • 2022年9月
  • 2022年8月
  • 2022年7月
  • 2022年6月
  • 2022年5月
  • 2022年4月
  • 2022年3月
  • 2022年2月
  • 2022年1月
  • 2021年12月
  • 2021年11月
  • 2021年10月
  • 2021年9月
  • 2021年8月
  • 2021年7月
  • 2021年6月
  • 2021年5月
  • 2021年4月
  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月
  • 2016年12月
  • 2016年11月
  • 2016年10月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年9月
  • 2015年8月
  • 2015年7月
  • 2015年6月
  • 2015年5月
  • 2015年4月
  • 2015年3月
  • 2015年2月
  • 2015年1月
  • 2014年12月
  • 2014年11月
  • 2014年10月
  • 2014年9月
  • 2014年8月
  • 2014年7月
  • 2014年6月
  • 2014年5月
  • 2014年4月
  • 2014年3月
  • 2014年2月
  • 2014年1月
  • 2013年12月
  • 2013年11月
  • 2013年10月
  • 2013年9月
  • 2013年8月
  • 2013年7月
  • 2013年6月
  • 2013年5月
  • 2013年4月
  • 2013年3月
  • 2013年2月
  • 2013年1月
  • 2012年12月
  • 2012年11月
  • 2012年10月
  • 2012年9月
  • 2012年8月
  • 2012年7月
  • 2012年6月
  • 2012年5月
  • 2012年4月
  • 2012年3月
  • 2012年2月
  • 2012年1月
  • 2011年12月
  • 2011年11月
  • 2011年10月
  • 2011年9月
  • 2011年8月
  • 2011年7月
  • 2011年6月
  • 2011年5月
  • 2011年4月
  • 2011年3月
  • 2011年2月
  • 2011年1月
  • 2010年12月
  • 2010年11月
  • 2010年10月
  • 2010年9月
  • 2010年8月
  • 2010年7月
  • 2010年6月
  • 2010年5月
  • 2010年4月
  • 2010年3月
  • 2010年2月
  • 2010年1月
  • 2009年12月
  • 2009年11月
  • 2009年10月
  • 2009年9月
  • 2009年8月
  • 2009年7月
  • 2009年6月
  • 2009年5月
  • 2009年4月
  • 2009年3月
  • 2009年2月
  • 2009年1月
  • 2008年12月
  • 2008年11月
  • 2008年10月
  • 2008年9月
  • 2008年8月
  • 2008年7月
totop

hermitage akihabara

https://www.gdm.or.jp

  • twitter
  • facebook
  • RSS
GdM
  • レビュー
    • インタビュー
    • 一点突破
    • 使ってみた
    • 撮って出し
    • 特別企画
  • ニュース
    • リリース 国内
    • リリース 海外
    • BTO
    • モバイル
    • 募集
    • イベント
    • 業界動向
    • 価格改定
    • 見出し斜め読み
    • キャンペーン
    • 障害情報
    • BTO
    • オーディオ
    • ガジェット
    • ディスプレイ
    • デスクトップPC
    • ノートPC
    • 入力デバイス
    • 携帯端末
    • その他
  • エルミタ取材班
    • その他
    • イベント 取材
    • コレオシ
    • ボイス
    • 取材ネタ
    • 展示会
  • 特価品情報
  • アキバ価格表
  • データベース
  • ショップリスト
  • エルミタージュ秋葉原とは
  • 情報・リリース窓口
  • 広告掲載希望のお客様へ
  • お問い合わせ
  • 制作物一覧
Copyright © 1997-2025 GDM All rights reserved.