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Bluetoothでブロックが自在に連携。STEM教育を変える「SAM Labs」の日本上陸発表会 in 英国大使館

2017.10.10 12:00 更新

2017.10.10 取材

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株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)は2017年10月10日、STEM教材を手がけるSAM LABS LTD.(本社:イギリス)との国内総代理店契約の締結を発表した。ユニークな「SAMブロック」と秀逸なビジュアルプログラミングの組み合わせは、日本のSTEM教育をどう変えるのだろうか?

STEM教育黎明期の日本に進出する、イギリスの新興メーカー「SAM LABS」

SAM_LABS_1024x768c
STEM教育の先進国・イギリスからやってきた、新進気鋭のSTEM教材メーカー・SAM LABSが日本上陸。情報解禁に先立つ発表会は、なんと駐日英国大使館のホールを貸し切って開催された

日本でも初等中等教育におけるプログラミング教育が2020年から必修化されることに伴い、にわかにSTEM(Science・Technology・Engineering・Mathematics)教育への取り組みがクローズアップされている。そのタイミングで本格的な日本上陸が発表されたのが、イギリス・ロンドンに拠点を構えるSTEM教材の専門メーカー・SAM LABS LTD.だ。

2014年にメーカー立ち上げと同時にクラウドファンディングを成功させ、その名も「SAM Labs」を開発。立ち上げ当初は20人のチームにすぎなかった新興メーカーながら、すでに世界80ヶ国に展開するなど、STEM教材分野で急成長を遂げている。

SAM_LABS_1024x768d SAM LABS LTD. CEOのJoachim Horn氏も今回の発表に合わせ来日、製品の解説を行った。弱冠26歳の俊英で、SAM構想中は東工大に留学していたというから、日本との縁も深い。ちなみに当時は、キャンパス近くの蒲田に住んでいたとか
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発表会に先立ち登壇した、駐日英国大使館 一等書記官のEsther Williams氏。国際通商部の貿易担当で、日本への輸出促進を手がけている 株式会社リンクスインターナショナル 代表取締役の川島義之氏も挨拶。不足するIT人材の育成には、STEM教育や効果的な教材が欠かせないと語る

 

ブロックモジュールを直感操作で連携、誰でも習熟できる新感覚のSTEM教材

SAM_LABS_1024x768g
「SAM Labs」の核となるのが、この小さなキューブ型のブロックモジュール「SAMブロック」。コーディング不要のビジュアルソフトを使用し、複数のブロックを組み合わせた、多彩な連携を手軽に実現する

今回日本での発売が決定した「SAM Labs」とは、ズバリBluetoothで繋がるブロックモジュールタイプのSTEM教材だ。ボタンやスライダー、モーター、LED、傾きセンサーといった、それぞれ機能が異なる全16種類のモジュール「SAMブロック」と、独自のビジュアルプログラムソフトで構成される。

「SAMブロック」は、指先でつまめるキューブ型のコンパクトボディにBluetoothとバッテリーを内蔵。電源を入れるだけで、ソフトウェア上で自動的にペアリングが完了し、制御ができる。

SAM_LABS_1024x768h SAM_LABS_1024x768i
Bluetoothモジュールとバッテリーをパッケージング。ボタンやスライダーなど、全16種類ものブロックをラインナップする。なお、教育現場からのフィードバックを積極的に開発に反映、外周のシリコンカバーも後から追加されたものだ
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「SAM Labs」最大の特徴ともいえる、専用のビジュアルプログラムソフトは完成度高し。ドラッグアンドドロップなどのシンプルなマウス操作で、簡単にモジュール間を連携させることができる。この画像では、ボタンを押すとLEDが点灯する状態になっている

そしてこの「SAMブロック」を制御する、専用のビジュアルプログラムソフト「SAM Space app」が秀逸。面倒なコーディングは一切不要、ドラッグアンドドロップでフィールドにSAMブロックを配置して、ブロック同士を線で繋げるだけで紐付けが完了する。

これにより、ボタンを押してLEDを点灯させたり、スライダーを動かしてモーターを搭載した車を動かしたり、傾きセンサーで指定した音を鳴らすといった、複雑な動作を直感的な操作で実現可能。キーボードやカメラの動作にブロックを連携させたり、Twitterのツイートに連動させることもできるなど、設定できるアクションは多彩だ。

その点で「SAM Labs」は、単に組んだプログラムを走らせて終わりという従来型のSTEM教材とは異なる。より難解なソフトウェアブロックの組み合わせを追求することで、想像力や独創性を駆使した、新しい遊び方に発展させることができるというワケだ。

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モジュール間を条件付けで連携させるコマンドも豊富に用意。発光モードを変えたり、ボタンを任意の回数押した際にモーターを駆動させるといった、高度な連携が手軽に実現できる
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Twitterを条件に加えたり、キーボード操作やカメラとの連携も可能。どのモジュールが連携しているかは、LEDカラーで視覚的に把握できる
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これら「SAMブロック」とアクセサリを組み合わせた、「SAM Labs」製品は全3モデル。こちらは車を作って学ぶ「SAM Labs Curious Cars Kit」だ

「SAM Labs」を使った製品は3タイプを用意。車を作りながら学べる入門キット「SAM Labs Curious Cars Kit」(税抜22,980円)と、より創意工夫が試される“発明者向け”キットの「SAM Labs Inventor Kit」(税抜15,800円)、2~6名のグループでカリキュラムが学べる教育キット「SAM Labs STEAM Kit」(要問い合わせ)が、それぞれ11月に発売される。

なお「SAM Labs STEAM Kit」は多人数向けとあって、学校や塾、ワークショップなどの法人向けで、リテール販売は行われない予定。また、「SAMブロック」の単体販売については、現在検討中とのことだ。

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発表会では、実際に「SAM Labs Curious Cars Kit」をデモ。簡単なゲームをクリアしつつ「SAMブロック」の機能を学び、その知識を活かして課題を達成、様々なパターンの車を作り上げていく
SAM_LABS_1024x768r なお、各製品はレゴに対応。レゴブロックと「SAMブロック」を組み合わせ、レベルの高い遊び方で習熟を深めることができる
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発明者向けを謳う「SAM Labs Inventor Kit」。ボタンやスライダーなどの基本モジュールは同梱されず、限られたモジュールを使って創意工夫を引き出すことが期待されている こちらは学校などで大人数が囲むことを想定した、2~6人向けの教育キット。ほとんどの種類の「SAMブロック」を網羅したセットパッケージだが、法人向けのみの販売を予定している

文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
株式会社リンクスインターナショナル: http://www.links.co.jp/
SAM LABS LTD.: https://www.samlabs.com/

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