【COMPUTEX】元祖・煙突構造。SilverStone「LD03」はTonyのイチオシMini-ITXケース

2018.06.09 14:58 更新

2018.06.09 取材

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SilverStone Technology(本社:台湾)は「LD」シリーズを公開した。3機種あるうちの「LD03」は、2010年にデビューを果たした"あのモデル”のDNAを継承するMini-ITXケース。担当者イチオシの実機を早速見ていこう。

エルミタお馴染みのTony Ou氏が推す「LD03」

煙突構造の元祖といえば、SilverStoneだ。そのスタイルから”ごみ箱”と揶揄された「FORTRESS SST-FT03」は、2010年末にデビュー。シリーズ3作目は四角柱の縦長スタイル(ごみ箱たるゆえん)で、天板の通気孔から内部の熱を排出するエアフローレイアウトを元に、内部設計が最適化されている。

後にMini-ITXフォームファクタ「FORTRESS SST-FT03-MINI」が2012年に投入され、このスタイルは完成した。内部正圧と煙突構造は、未だSilverStoneの代名詞として認知されている。

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そして今年の「COMPUTEX TAIPEI 2018」では、そのDNAを受け継いだ現代版「LD03」が投入された。エルミタではお馴染みの”ミスターSilverStone”、Tony Ou氏が最も推す自信作だ。

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“ミスターSilverStone”、Tony Ou氏。「LD03」のサイズ感がお分かり頂けるだろう

初代登場から7年以上が経過しても、内部構造の基礎的な部分は変わらない。ボトム面には120mm口径ファンがマウント可能で、内部の熱を排出するトップ面にも120mm口径ファン搭載スペースを用意。デモ機にはいずれも簡易水冷のラジエターが装備されており、デュアル水冷構築が可能である点がアピールされていた。

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デモ機はデュアル水冷仕様。ボトムからトップへ向かう一直線のエアフローレイアウトは分かりやすい

トップカバーはジュラコンキャッチによる固定で、容易に着脱が可能。スチール製シャーシ面を確認すると、マザーボードのバックパネルI/Oがあり、Mini-ITXマザーボードのレイアウトが見て取れる。そして気が付くのは120mm口径ファンの横にある新設された80mm口径ファン。これは真下に搭載されるグラフィックスカードの熱を排出する補助の役割を担うという。

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新たに設置された80mm口径ファン。弱点だったハイエンドなグラフィックスカードの冷却をサポート

ドライブベイは2.5または3.5インチx1台、2.5インチx1台。デモ機の内部は整然としており、かなりブラッシュアップされた印象がある。

ちなみに「FORTRESS SST-FT03-MINI」の外形寸法は幅188.9mm、奥行き235.1mm、高さ397mmに対し、「LD03」は幅277mm、奥行き230mm、高さ415mmで、幅サイズが大きく見直されている事が分かる。

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素材はフロントと左右両サイドパネルが強化ガラス製。左サイドパネルからはグラフィックスカード、右サイドパネルからは2.5インチSSDがそれぞれ魅せるレイアウト。電源ユニットはスチール製の背面にマウントし、できるかぎり配線部分を隠すことができるという。

ミニPCマニアだけでなく、”あの頃”自作した「FORTRESS」シリーズ所有者の組み替え用途としても注目の製品になり得るのではないか。

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ボトムマウントの電源ユニットは冷却ファンを背面に向けて設置 2.5インチSSDも”魅せる化”により「ドレスアップ要員」のひとつになる

文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
SilverStone Technology: http://www.silverstonetek.com/
COMPUTEX TAIPEI 2018 記事一覧: http://www.gdm.or.jp/computex2018/

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