トランクケースでモバイル!?デタッチャブル水冷搭載、ASUSから巨大なモンスターノートが今週デビュー

2016.02.17 15:46 更新

2016.02.17 取材

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 ASUS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区)は2016年2月17日、都内にてR.O.G.ブランドの新型ゲーミングノートPCを発表した。目玉はなんといっても、世界初の脱着式水冷ユニットを搭載した「ROG GX700VO」。早くも今週に上陸を果たす、巨大なモンスターマシンの威容をひと目見ておこう。

世界初の脱着式水冷採用。“PC版の性能怪獣”的な巨大ゲーミングノート

もはやノートPCというサイズではない、脱着式水冷採用のモンスターノート「ROG GX700VO」がASUSからデビュー。ウルトラハイエンドのデスクトップPCをノート型に凝縮したような製品で、とにかくその巨大な冷却ソリューションが目を引く

ASUSのゲーミングブランドR.O.G.から、およそノートPCとは思えない巨大なモデル「ROG GX700VO」が登場した。世界初の取り外しできる水冷ユニット「ハイドロオーバークロックシステム」を搭載するのが最大のトピックで、ノートPCながらCPU&GPUの強力なオーバークロックを可能にしている。

大手水冷ベンダーと2年間極秘で開発したオンリーワンの冷却ソリューションで、特に「水漏れなく、ワンプッシュで脱着できる」点は実現に苦労したという。ユニット内部にはデュアルラジエターを搭載し、CPU温度を33%、GPU温度を33%低下させることが可能。その圧倒的な冷却性能を生かして、最高性能時にはCPU 48%、GPU 43%、メモリ31%までオーバークロックすることができる。

取り外し可能な水冷ユニット「ハイドロオーバークロックシステム」。ノートPC向けではもちろん世界初の機構で、装着状態ではかなりの設置面積が必要になる
水冷機構採用は、強力なオーバークロック性能のため。圧倒的な冷却性能により、CPU・GPU・メモリのパフォーマンスも大幅に向上する
カバーを取り外した状態の「ハイドロオーバークロックシステム」。大手水冷メーカーとのタッグで開発した自慢の機構で、デュアルラジエターを内蔵している

装着はノートPC底面の凹凸に水冷ユニットのツメを合わせ、背中のレバーを押し下げるだけ。装着が完了するとビープ音が鳴り、その瞬間から冷却が水冷ユニットに切り替わる仕様だ。また、装着状態では付属ユーティリティ「ROG Gaming Center」でオーバークロック仕様の“最高”モードが使用可能になり、パフォーマンスが最大限に発揮できる。

特に苦労したのは、水漏れなしに手軽な装着を実現する点。左右がクーラントの通るパイプで、中央はACアダプタに繋がる電源コネクタだ
誰でも簡単に装着できる仕様で、ユニットのツメにノート底面の凹凸を合わせてレバーを下げるだけ。ちなみに水冷ユニット使用時には330W出力が可能な巨大なACアダプタが必要で、ノートPC単体利用の場合は小ぶりなACアダプタを使用する。
グラフィックスにはデスクトップ版のGTX 980を搭載。CPUやメモリ、ストレージも最高峰の構成で、ほとんどデスクトップPCと同じように使用できる

グラフィックスにはデスクトップ向けのNVIDIA GeForce GTX 980を搭載。水冷機構採用により、TDP180Wのパフォーマンスを実現する。CPUはCore i7-6820HK、メモリはDDR4-2133 32GBで、ストレージはNVMe対応SSDをRAID 0で動作させた512GBを実装。ディスプレイはNVIDIA G-SYNCに対応する17.3インチのフルHD液晶を採用、ゲーム画面をカクツキやチラつきなしでプレイできる。

またオーディオ回路には、32bit / 384kHzに対応するESS TechnologyのヘッドホンDAC・アンプを内蔵。一般的なノートPCより大幅にクリアかつ迫力あるサウンドが楽しめるとともに、ゲーム内における敵の銃声や足音を視覚的に表示してくれる「Sonic Radar」のような、ゲーミング向け機能も備える。

キーボードは、30キー同時押しに対応するアンチゴースト対応のバックライト機能付き英語キーボードを搭載。キーボード上にはカスタマイズ可能なマクロキー、「ROG Gaming Center」の呼び出しボタンなども備える。

主なスペックは、G-SYNC対応のフルHDディスプレイにCore i7-6820HK、DDR4 32GBメモリ、RAID構成の512GB SSDなど。付属のOCツール「ROG Gaming Center」では、手軽なモード選択のほか手動でのチューニングにも対応している
バックライト機能を搭載した、ゲーミンググレードのアイソレーションキーボードを採用。英語配列ベースにマクロキーなどを実装、OCツールの呼び出しボタンも備えている

巨大な脱着式水冷ユニットやデスクトップ版GTX 980など豪華仕様とあって、価格も税抜549,800円と超弩級だ。担当者いわく「PC版の性能怪獣」を目指したモデルで、単なるゲーマーではなく、オーバークロックを極めたい一部のエンスー向けということになる。

技術的なチャレンジの意味もあったという「ROG GX700VO」、発売は今週の2月19日(金)。基本は量販店での販売ながら、アキバではツクモDOS/Vパソコン館内の「ASUSフラッグシップ・ストア」でも展示・販売が行われるという。その目で直に確かめてみたい人は、店頭に足を運んでみよう。

なんと製品は、実際にこのトランクケースに入れて出荷される。もし水冷ユニットごとどこかに持ち運ぶ場合も安心(?)だ
製品には、解像度5,000dpiの光学式ゲーミングマウス「ROG Sica」も付属する

文: GDM編集部 絵踏 一
ASUS JAPAN株式会社: http://www.asus.com/jp/

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