RichlandとRadeon HD 8970M採用のウルトラゲーミングノートも登場したMSI新作ノートPC発表会

2013.03.29 22:00 更新

2013.03.29 取材

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エムエスアイコンピュータージャパン株式会社(本社:東京都台東区)は2013年3月29日、秋葉原UDX(所在地:東京都千代田区)においてメディア向け「新作ノートPC発表会」を開催。よりハイエンド志向へと生まれ変わった新作ノートPCを中心に、見どころ満載の発表会の様子をお伝えしていくことにしよう。

よりハイエンド志向へとシフトするMSIのノートPC

冒頭の挨拶は、MSI本社のノート部門トップManager NB Channel APECのGrant Huang氏が壇上に 製品解説は、同じくMSI本社から来日したNB Marketing DeptのGeorge Kao氏が担当した

MSIのノートPCといえば、昨年11月に行われた新ノートPC発表会でもハイエンド志向の製品が中心だったが、製品解説を担当したGeorge Kao氏によると今後もこの流れは継続されるとのこと。その言葉通り、会場にはRichlandことAMDの新世代APUとRadeon HD 8970Mを搭載したゲーミングノートや、Core i7とQuadroシリーズを組み合わせたワークステーションモデルなど、デスクトップに匹敵する高性能モデルがずらりと展示されていた。

最高レベルのスペックを実現したハイエンドゲーミングノート「GX70」

最高レベルの性能を謳うハイエンドゲーミングノート「GX70」。Crysis 3を使った3画面出力でもヌルヌル動作する様は圧巻だ

展示機の中でもとりわけ目を引く存在なのが、Richland世代の新型APU A10-5750M(4コア/定格2.50GHz/TC時3.50GHz/L2キャッシュ4MB/Radeon HD 8650G)とRadeon HD 8970Mを搭載したゲーミングノートPC「GX70」だ。APUの変更により、A10-4600Mを搭載した「GX60」から、CPUパフォーマンスは約2割向上。さらに、モバイル向けGPUでは最高スペックのRADEON HD 8970Mを採用したことで、ゲーミングノートでは世界最高レベルのパフォーマンスを実現させた。

Radeon HD 8970Mでは、NVIDIA GeForce GTX 680Mより7.5%パフォーマンスが向上。ノートPC向けGPUでは最高の性能を実現する A10-5750Mの採用により、プロセッサ性能も大幅に向上している

液晶ディスプレイは17.3インチノングレアで、対応解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。ストレージは最大900MB/secのmSATA 64GB×2(RAID 0)を起動ドライブに、750GB HDDをデータドライブに標準装備し、ネットワークにはおなじみのKiller Gaming LANを搭載する。また、ディスプレイ出力はMini DisplayPort、HDMI、D-Subの3系統が用意され、AMDのEyefinityテクノロジにより3画面までの同時出力がサポートされる。なお、国内発売は5月を予定しており、価格については現在未定とのこと。

「GX70」がサポートするのは最大3画面まで。Mini DisplayPort、HDMI、D-Subの3系統のディスプレイ出力を行った場合、本体ディスプレイはオフになる
APUをA10-4600MからA10-5750Mヘと変更した「GX60」のリファインモデルも登場予定。APU以外はまったく同じ構成ながら、パフォーマンスは大幅に向上している。こちらは「GX70」よりも前に発売が開始されるとのこと

4画面表示も可能な持ち運べるワークステーション「GT70/60 Mobile Workstation」

グラフィックスチップにQuadroシリーズを搭載し、4画面同時出力に対応するMobile Workstationモデル

今回の発表会もう一つの目玉がQuadroを搭載したワークステーションノートPC「GT Mobile Workstation」シリーズ。いずれも、本体にはMini DisplayPort、HDMI、D-Subの3系統のディスプレイ出力を搭載し、内蔵ディスプレイと合わせて4画面の同時出力に対応するのが特徴だ。

製品ラインナップは17.3インチノングレア液晶を搭載した上位モデル「GT70」と15.6インチノングレア液晶を搭載した下位モデル「GT60」の2機種で、前者はQuadro K3000M/K2000M、後者はQuadro K2000M/K1000Mを標準装備する。

17.3インチノングレア液晶を採用した上位モデル「GT70」

NVIDIAコントロールパネルを確認すると4画面出力のうち2画面はIntel HD Graphics 4000、残り2画面がQuadro K2000Mで出力されていた
ディスプレイ出力以外のインターフェイスは側面にまとめて配置。USBポートは、USB3.0×3、USB2.0×2と豊富に用意される
一回り小さな15.6インチノングレア液晶を搭載する「GT60」。こちらは、NTSCカバー率95%を実現し、実際の映像に限りなく近い表示を行うことができる

CPUはいずれもCore i7シリーズが採用され、ストレージは128GBのmSATA SSDを2台搭載した「Super RAID」(RAID 0/1を選択可能)と750GB HDDを標準装備。また、ネットワークチップはゲーマー向けにも採用されるKiller Gaming LANで、長時間のレンダリングでも安定動作を可能にする「Cooler Boost」ボタンが用意される。なお、いずれも発売は5月を予定しており、価格や詳細スペックについては現在検討中とのこと。

48時間のレンダリング後でも、優れた冷却機構により安定動作を実現。「Cooler Boost」ボタンを押せばシステム温度をさらに下げることができる ネットワークチップには優れたパフォーマンスが特徴のKiller Gaming LANを採用する

ビジネスもゲームもこれ一台。GeForce GT 730M搭載のスタンダードモデル「CX61」

15.6インチHD液晶を搭載したスタンダードモデル「CX61」。NVIDIA GeForce GT 730Mを搭載し、ビジネスからライトゲーミングまで幅広く対応する 天板はブラッシュ加工済みで、縁をラウンド加工とするなど外観にもこだわった

スタンダードモデルの新製品として登場したのは15.6インチHD液晶を搭載した「CX61」。グラフィックスチップに、NVIDIA GeForce GT 730Mを搭載し、ビジネス用途だけでなくライトゲーミングPCとしても利用できる。また、独自ラバー素材を採用した「Rock Solid」キーボードにより、標準的なノートPCより快適なタイピングフィーリングを実現している。

CPUはCore i5-3230M、メモリはDDR3 4GBで、ストレージは1TB HDDとDVDスーパーマルチドライブを標準装備。解像度は1,366×768ドット、インターフェイスはUSB3.0、Bluetooth 4.0、HDMI1.4等を搭載する。こちらは5月発売予定で、市場想定売価は79,800円前後。

タブレットに変形するUltrabook「S20」やネットブックの限界に挑戦した「U270DX」などモバイル向け製品も

会場には明日より発売が開始されるタブレット変形型Ultrabook「S20」や、ネットブックの限界パフォーマンスに挑戦したという「U270DX」といったモバイル向け製品も展示されていた。最後にこれらについてまとめて紹介しておこう。

スライド式液晶により、タブレットスタイルとノートPCスタイルを切り替えて利用できるUltrabook「S20」。明日3月30日より発売が開始され、市場想定売価は税込109,800円。なお、詳細についてはこちらのリリースを参照してほしい
AMD C70を搭載したハイエンドネットブック「U270DX」。ネットブックの限界に挑戦した意欲作で、Atom搭載モデルとの比較では約3倍性能が向上しているとのこと
今年1月に販売が開始されたスリムノートPC「S30」。重量1.4kg、厚さ23mmのコンパクトボディながら、10時間の長時間駆動が可能 先月発売された、7インチIPS液晶採用Androidタブレット「Enjoy 71」も展示されていた

文: GDM編集部 池西 樹
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社: http://jp.msi.com/

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