エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1659
2026.05.01 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
ここからは、Vision 330 CR ARGBのストレージ収納力をチェックしていこう。主役となるのは、電源ユニットマウントスペース上部に設けられたシャドウベイブラケットだ。スチール製ブラケットは後方から4本のネジで固定されており、ドライブを増設する際は、まずこのブラケットを取り外す必要がある。
このシャドウベイブラケットには、2.5インチSSDを1台、3.5インチHDDを2台まで搭載可能。限られたスペースへ3台を同時に収めるには少々手順があり、まず底面4点で2.5インチSSDを固定し、その後ブラケット内部に3.5インチHDDを底面4点で固定。さらに、もう1台の3.5インチHDDをブラケット外側から側面4点で固定すれば完成となる。なかなかの知恵の輪感だが、コンパクトなスペースへ3台をまとめて収容できるのは、なんとも実用的だ。
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| 3台フル装備状態のシャドウベイブラケット。コネクタ向きに注意してネジ留めしよう | |
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| ブラケット外側に固定する3.5インチHDDは前方にスライドした格好でマウントすることになる |
なお、検証で使用したSSDとHDD 2台を満載した状態で、ブラケット総重量は1,557gとなった。固定は前述の通り後方4本のネジのみで、下側を支える構造は持たないため、取り外しや再装着時は落下や傾きに少し注意しておきたい。特にネジが斜めに入りやすく、無理にトルクを掛けるとネジ山は破損してしまう恐れがある。
もうひとつ用意されているストレージ搭載スペースが、後方ボトム面だ。底面を確認すると、バーリング加工によって円筒状に立ち上げられた4点の固定部が設けられており、ここへ2.5インチSSDを底面ベタ置きに近いスタイルでマウントできる。
専用ブラケットを使わず、空きスペースをそのまま活用するシンプルな設計だが、追加のSSDを1台増設したい場面ではこうしたシャドウベイが意外と重宝するのではないだろうか。
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| 2.5インチSSD搭載後の様子。比較的前後には余裕があった |
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| 2.5インチSSDは、底面側から4本のネジで固定。組み込み後は電源ケーブルや各種配線が集まりやすいスペースだけに、後から増設するよりも、できれば初期組み込みの段階で搭載しておいたほうが作業はスムーズだろう |
拡張スロットは全6段仕様だ。一般的なATX規格ミドルタワーでは7段、MicroATX規格ミニタワーでは5段が平均的なだけに、その中間に位置する構成と言える。Vision 330 CR ARGBは全高388mmのコンパクトな設計だけに、6段に留められているようだ。
拡張スロット金具を確認すると、円形に打ち抜かれたパンチング加工による通気孔を備える仕様。さらに細かく見ると、再利用不可の打ち抜き式(ブレークオフ式)拡張スロットカバーを採用していた。これはエントリークラスのPCケースで見かける構造で、必要な箇所だけを折り取って使用する。独立式に比べて高級感や再利用性では譲るものの、価格帯を考えれば妥当だろう。
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| 各用スロットカバーの構造上、外枠は流行のフレームレスではなく、枠付きフレームが採用されている。 |

