2026.09.16 10:00 更新
2026.09.16 配信
MediaTek(本社:台湾・新竹市)は2026年9月15日(現地時間)、フラッグシップスマートフォン向けSoC「Dimensity 9600 Pro」を発表した。2nmプロセスを採用し、最新のLPDDR6メモリやUFS 5.0ストレージにも対応。搭載スマートフォンは2026年第3四半期中に登場する予定。
CPUは第4世代のAll Big Coreアーキテクチャを採用。最大4.55GHzのArm C2-Ultra×2、最大4.35GHzのC2-Pro×3、最大3.1GHzのC2-Pro×3による2+3+3構成で、L2キャッシュ容量は従来比21%増加した。前世代と比較してシングルコア性能は最大17%、マルチコア性能は最大15%向上し、それぞれ37%、61%の消費電力削減を実現したとしている。
メモリはLPDDR6、ストレージはUFS 5.0に対応。LPDDR6は同一クロック時の実効メモリ帯域幅を33%向上させ、UFS 5.0ではデュアルチャネルUFS 4と比較して読み書き速度を2倍に高めたという。CPUやNPU、キャッシュ、メモリ、ストレージを結ぶ高帯域幅アーキテクチャにより、オンデバイスAIを含むデータ処理性能を強化している。
GPUには「G2-Ultra NX」を採用し、最大185fpsのゲーム表示に対応。ピーク性能は最大27%向上しながら消費電力を最大24%削減し、レイトレーシング性能も最大18%高速化した。またGPUとNPUをリアルタイムに連携させるニューラルレンダリングアーキテクチャを導入し、超解像処理などにも活用する。
画像処理エンジンには「Imagiq 1290 ISP」を搭載。ISPとNPUを連携させるAI画像処理に加え、4K/120fpsのLOG動画撮影や4K/240fpsのスローモーション撮影などに対応する。またAI機能ではデュアルNPU構成を採用し、最大300億パラメータ規模のAIモデルをデバイス上で処理できる。
同社はあわせて、フラッグシップ市場向けSoC「Dimensity 9600M」も発表。Dimensity 9600 ProおよびDimensity 9600Mを搭載する最初のスマートフォンは、2026年第3四半期中に市場投入される予定。
文: 編集部 松枝 清顕
MediaTek: https://www.mediatek.com/

