エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1690
2026.09.11 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
|
|
ASUS「ROG Strix SLC IV 360 ARGB LCD White Edition」 市場想定売価税込39,980円(2026年9月4日発売) 製品情報(ASUS) |
ARGB LEDイルミネーションやウォーターブロックへのディスプレイ搭載が一般化し、差別化が難しくなっているオールインワン型水冷ユニット。各社から新モデルが相次いで投入され、製品ごとの違いも見えにくくなってきた。そんな市場へ投入されたのが、ASUSの「ROG Strix LC/SLC IV 360 ARGB LCD」シリーズだ。
2024年7月に国内発売が開始された「ROG Strix LC III 360 ARGB LCD」シリーズの後継モデルで、ウォーターブロックに実装されているIPSディスプレイのサイズは2.1インチ(480×480ドット / 60Hz)から、フラットタイプのLCD搭載オールインワン型水冷ユニットとしては最大級となる5.08インチ(720×720ドット)へと2倍以上に大型化された。もちろんソフトウェアのカスタマイズにも対応しており、システム情報のリアルタイムモニタリングのほか、お気に入りの画像や動画を再生することも可能で、ケース内を彩るドレスアップパーツとしての魅力も高められている。
|
そして、PCパーツを幅広く展開するASUSならではの特徴として、独自コネクタ「AIO Q-Connector」を採用している点も見逃せない。対応マザーボードとの組み合わせにより、ウォーターブロックや冷却ファンから伸びる制御ケーブルを不要にした。配線の取り回しや接続にかかる手間を減らし、PC内部の美観と組み立てやすさを両立している。
|
また、ポンプユニットには、耐久性に優れるセラミックベアリングと、高剛性なPPS製ハウジングを採用。内部の銅製ベースプレートには熱交換効率を高めた精密なマイクロチャネル構造が施されており、ハイエンドCPUの熱を効率よくクーラント液へ伝達する。
さらにラジエーターには、高い風量と静音性を両立した一体型360mm ARGBファンを標準装備。この新型ポンプユニットと冷却ファンの相乗効果により、前世代から冷却性能は約7%向上し、ノイズレベルは3dBA低下したという。
|
|
| 先代モデルとの比較。冷却性能は「ROG Strix SLC IV 360 ARGB LCD」で約7%、ウォーターチューブが長い「ROG Strix LC IV 360 ARGB LCD」では10%向上。一方で、騒音値は3dBA低下している |
ここで「ROG Strix LC/SLC IV 360 ARGB LCD」シリーズの製品ラインナップを確認しておこう。今回取り上げるのは長さ250mmの短いウォーターチューブを採用するホワイトモデルだが、カラーバリエーションとしてブラックモデル「ROG Strix SLC IV 360 ARGB LCD」も用意。さらに400mmの標準的なウォーターチューブを採用する「ROG Strix LC IV 360 ARGB LCD」と「ROG Strix LC IV 360 ARGB LCD White Edition」を合わせた、計4モデルがラインナップされている。
|
|
ASUS「ROG Strix SLC IV 360 ARGB LCD」 市場想定売価税込36,980円(2026年9月4日発売) 製品情報(ASUS) |
|
|
|
ASUS「ROG Strix LC IV 360 ARGB LCD 市場想定売価税込36,980円 (2026年7月10日発売) 製品情報(ASUS) |
ASUS「ROG STRIX LC IV 360 ARGB LCD White Edition」 市場想定売価税込39,980円 (2026年7月10日発売) 製品情報(ASUS) |
「ROG Strix SLC IV 360 ARGB LCD White Edition」のスペック表から、まずは製品概要を把握しておこう。
ラジエーターは120mmファンを3基搭載する、いわゆる“360mmサイズラジエーター”で、厚さは27mmの標準的なものを採用している。また、ポンプはウォーターブロック側に内蔵され、トップには着脱式の5.08インチディスプレイを標準装備。冷却ファンにはARGB LEDを内蔵した360mm一体型ファンを採用する。
|
|
本体カラーと同じ、ホワイトを基調にしたパッケージ。背面には製品の特徴が、側面には付属品やスペックが記載されている |
|
| 冷却ファン搭載済みのラジエーターや、ウォーターブロックは、厚手の紙製ボックスにしっかりと保護された状態で収納されていた |
対応ソケットはIntel LGA1851 / 1700、AMD Socket AM5 / AM4で、製品には6年間の長期保証が提供される。なお、執筆時点(2026年8月)で「AIO Q-Connector」に対応する国内発売済みのマザーボードは、「ROG CROSSHAIR X870E GLACIAL」「ROG CROSSHAIR X870E DARK HERO」「ROG CROSSHAIR 2006」のハイエンド向け3モデル。また、「ROG Strix SLC IV 360 ARGB LCD White Edition」と同時に「ROG STRIX X870E-E GAMING WIFI NEO」「ROG STRIX X870E-A GAMING WIFI NEO」の発売が開始される。
|

