Ryzen 7 9800X3Dで冷却性能をチェック
ここからは「ROG Strix SLC IV 360 ARGB LCD White Edition」を実際のPCに組み込み、その冷却性能を検証していく。まずは、TDPこそ120Wと控えめながら、CCDが1基のため熱密度が高く、Ryzen 9000シリーズの中でも冷却のハードルが高いRyzen 7 9800X3Dによるテストからだ。
ストレステストには「OCCT 17.0.12:CPU」と「Cinebench 2026:30 minutes(Test Stability)」を使用し、CPU温度は「CPU (Tctl/Tdie) 」の値を採用した。騒音値はデータログ機能を備えたアズワン製騒音計「TM-103」をPCから30cmの位置に設置して計測を行っている。
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「AIO Q-Connector」対応マザーボードとの組み合わせなら完全ケーブルレスでの運用ができる
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「AIO Q-Connector」で接続した場合でも、マザーボードからは「CPU_FAN」や「W_PUMP」の4pin PWMコネクタに接続した場合と同様に認識されるため、設定に戸惑うことはないだろう
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8コア/16スレッドのRyzen 7 9800X3D。TDPは120Wで、96MBの大容量L3キャッシュを搭載する
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Package PowerがTDP通りの約120Wで推移する「Cinebench 2026」実行時は、平均温度が約73.9℃、最大温度が75.5℃。Package Powerが140W前後まで上昇する「OCCT 17.0.12」でも平均温度は約79.0℃、最高温度は82.0℃にとどまり、CPUの許容最高温度(Tjmax)に対して10℃以上のマージンを残している。いずれのテストでもPackage Powerは、ほぼフラットに推移しており、「ROG Strix SLC IV 360 ARGB LCD White Edition」であれば、Ryzen 7 9800X3Dのブースト動作時でも冷却性能が不足することはないだろう。
ファン回転数が2,000rpm前後の「Cinebench 2026」では40dBA前半で推移。「OCCT 17.0.12:CPU」でもテストの前半~中盤まではファン回転数は2,200rpm前後、ノイズレベルは45dBAで、不快に感じるほどではなかった。ただし、「OCCT 17.0.12:CPU」の後半になるとファンの回転数は公称最大値の2,500rpm前後、ノイズレベルも49dBA前後まで上昇し、動作音が気になった。とは言え、最大負荷時でも50dBA未満に抑えられており、50dBAを超えるものもあるハイエンドオールインワン型水冷ユニットとは明らかに異なる。