「Toolless Multi-Layer M.2 Heatsink」の冷却性能をチェック
10,000MB/sを超える圧倒的な転送速度の一方で、発熱も大きいPCI Express 5.0対応NVMe M.2 SSDを安定して動作させるため、「X870E Challenger WiFi White」では、「M.2 Bottom Heatsink」を備えたオリジナルヒートシンク「Toolless Multi-Layer M.2 Heatsink」を搭載する。その冷却性能をチェックするため、Team「T-FORCE Z540」シリーズの2TBモデル「TM8FF1002T0C129」を用意した。なおストレステストは「CrystalDiskMark 9.0.2」をデータサイズ64GiB、テスト回数5回にして、3回連続で実行している。
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1回目の「CrystalDiskMark 9.0.2」の結果
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3回目の「CrystalDiskMark 9.0.2」の結果
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アイドル時のサーモグラフィ結果
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高負荷時のサーモグラフィ結果
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約15分間SSDに負荷が掛かり続けるヘビーなテストだが、「Toolless Multi-Layer M.2 Heatsink」の高い冷却性能と、「Steel Legend 360 LCD」のウォーターブロックに実装されている小型ファンのおかげもあり、SSDの温度は最大でも67℃で頭打ちになった。当然ながらサーマルスロットリングによる速度低下もなく、常に安定したパフォーマンスが期待できる。さらにSSDの温度を低く保つことで、寿命を延長する効果も期待できるだろう。
DDR5-8000駆動のオーバークロックメモリを試す
「X870E Challenger WiFi White」では、高クロック時でも安定した信号伝達ができる「サーバーグレード8層PCB」や回路設計の最適化により、DDR5-8200までの高クロックメモリに対応する。そこで今回はDDR5-8000に対応するKLEVV「KD5AGUA80-80D380G」を使い、安定動作が可能かチェックしてみることにした。
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インタラクティブUEFIから「EXPO-8000」のプロファイルを読み込むだけでDDR5-8000動作が可能だった
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「KD5AGUA80-80D380G」にはAMD EXPOとIntel XMPの2種類のプロファイルが用意されているが、インタラクティブUEFIからAMD EXPOのメモリプロファイルを読み込むだけで、DDR5-8000の動作が可能だった。OSの起動はもちろん、各種ベンチマークも問題なく完走しており、テスト中に不安定な挙動を示すことは一度もなかった。
また「AIDA64」のメモリベンチマークを確認したところ、メモリ帯域はDDR5-4800と比較して約28~35%向上。レイテンシも約18%削減されており、メモリ関連のベンチマークでは、高クロックメモリの影響が非常に大きいことがわかる。
ベンチマークテスト:CINEBENCH
CINEBENCH系ベンチマークでもメモリクロックの影響を確認したところ、「CINEBENCH R15」から「CINEBENCH R23」までの設計が古めのテストでは、シングルテストでは誤差の範囲、マルチコアでも最大約1.5%でほとんど違いはなかった。ただし、内部設計が刷新された「Cinebench 2024」や「Cinebench 2026」では、シングルコア(スレッド)でも約3%、マルチコアでは約6~7%スコアが向上している。キャッシュ容量が多いX3Dシリーズはメモリクロックの影響が小さいとされているが、それでもオーバークロックメモリを使用するメリットは確実にある。
ベンチマークテスト:Procyon
実アプリケーションを使用してクリエイティブ性能を計測する「UL Procyon」の結果も確認しておこう。なお今回は「Adobe Photoshop」「Adobe Lightroom Classic」を使用する「Photo Editing Benchmark」と、「Adobe Premiere Pro」を使用する「Video Editing Benchmark」で計測を行った。
まず「Photo Editing Benchmark」の結果を確認すると、「Adobe Photoshop」を使用する「Image Retouching score」では約16%、「Adobe Lightroom Classic」によるバッチ処理「Batch Processing score」でもDDR5-8000のほうは約7%高い結果になった。さらにグラフィックスカードの影響が大きい「Video Editing Benchmark」でも約4%上回るスコアをマークしており、画像や動画の編集をメインで行う場合はメモリもできるだけ高クロックなものを用意したい。